まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

十三夜

2021年10月18日 | 日記
昨夜は十三夜でした。
有名な十五夜は中秋の名月のことで
もともとは中国から伝わったお月見の風習だそうですが
それに対して十三夜もあるんですねえ。
こちらは日本古来の伝統的なお月見だそうです。


よく見ると十三夜というだけあって
月がちょっと欠けて見えます。
満月にになる手前で十三夜ということでしょうか。
これはこれで風情がありますねえ。
何でもかんでも完璧がいいというわけではなく
ちょっと足らないところにも隠れた味わいを見出す
日本人らしい美意識なのかも知れません。
十三夜というと私は懐かしい昭和歌謡を思い出してしまいます。
藤島武夫の代表曲「月の法善寺横丁」です。

 ♬ 庖丁一本 晒(さらし)にまいて
   旅へ出るのも 板場の修業
   待ってて こいさん
   哀しいだろうが
   ああ 若い二人の
   思い出にじむ 法善寺
   月も未練な 十三夜

大阪・法善寺の料亭で働く板前修業の若い青年と
店のお嬢さんとの切ない恋を歌った曲で
よくカラオケで歌ったものです。

三年ぶりの再会を果たされた秋篠宮の眞子様と
小室圭さんの世紀の恋愛もいよいよクライマックスでしょうか。
人の恋路を邪魔する奴は 馬に蹴られて死んじまえ
なんて古い都都逸を思い出します。
口さがない人たちはいろいろと文句を言いますが
ここまで初心を貫くのは立派と言うしかありませんねえ。
二人も十三夜の月をどんな思いで見上げたのか・・・