まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

大寒の日に

2023年01月19日 | 日記

福島第一原発の事故をめぐって
業務上過失致死罪で訴追されていた東電の旧経営陣に対し
東京高裁は地裁に続いて無罪を言い渡した。
あの大津波は「予測できなかった」と結論づけたのだが
津波の危険を再三にわたり指摘されても対策を先延ばしにして来たのは
どこの誰だったのか?オジサンはまったく納得できない。

新年恒例の「歌会始」が皇居で開かれた。
今年のお題は「友」だったと言う。
コロナ禍にもかかわらず国内外から
15000首もの応募があったそうだが
つらつら詠んでいて岡山県の藤井正子さん(73)の入選作が
とりわけ印象深く心に残った。

    温もりの残る手袋渡されて 君は友より夫となりぬ

若き日の恋愛時代だろうか
ふと手渡された彼の手袋の温もりを思いだしつつ
夫婦の長い年月を偲んでみる一首だ。
友と言われて私にもあれこれ浮かぶ顔があるけれど
なにせ歌に詠む技量がないのが無念だ。(笑)

作家の加賀乙彦さんが亡くなった。
日本を代表する精神科医であり長編小説の作家だが
長編が苦手で大作「宣告」はとうとう読み終えぬまま行方知らずになった。
93歳の大往生。一冊ぐらいは読みたかったと思う。

今日は「大寒」である。
一年で一番寒い日と聞いてたちまち震え上がる。

  一年にさしたる計も見つからず  雪も見ぬまま 大寒となりぬ (杉作)

 


ポチ

2023年01月19日 | 日記

両手に抱えきれぬほどのお土産をもって
政府専用機で米国へ渡った。
当然、現地では大歓迎を受けて称賛の嵐。
バイデン爺さんに肩を叩かれて実にご満悦であった。
異次元(?)の軍事費増強を勝手に決断して
まさに面目躍如の様子であった。

彼のことを米国のポチ(犬)と呼ぶ人がいる。
何でもハイハイと言うことを聞く忠実な飼い犬という意味である。
一国の首相に対して失礼な表現だとは思うが
そう言われても仕方がないのではないか。
国の方針の大転換にもかかわらず国会には何の相談もなく
閣議決定とやらでドンドン押し切る手法。
お得意だった「聞く耳」などすっかりかなぐり捨てて
ひたすら強引にことを運ぶ姿が目立つ。
前の首相も凶弾に斃れた前々首相も同様ではあったが
この人は特に独善的な印象が強い。
こんな人に日本を任せておいていいのか?
米国の言いなりのポチにこのまま日本をゆだねていいのか?
心底、心配になって来るのである。