まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

産めないからだ

2022年02月23日 | 日記
私は何が嫌いかと言って
人を「優劣」で判断するのが大嫌いである。
何が優っているのか、どこが劣っているのかなんて
誰にも分らないし分かりたくもないと思う。
しかし、人間を優劣で差別する風潮は依然根強くあって
まことに唾棄すべきことではないかと思う。


東京新聞の一面には「強制不妊」の衝撃的な文字。
私も勉強不足でつい最近まで知らなかったが
かつて日本には信じられない非人道的で差別的な法律があって
知的障害や精神障害をもつ女性を中心に
遺伝を防ぐために国が強制的に不妊や中絶手術を行った。
健全な社会を築くためという美名のもと
国が率先して女性を子供が産めない体にするという
信じがたい法律で「優勢保護法」と呼ばれた。
これは誰が見ても明らかに憲法違反で
つい三十年ほど前まで法律の効力はあったと言う。
日本が恥ずべき非人権国家であった証である。
その後は裁判でも「違憲」の判断がされるようにはなったが
被害者の救済や補償にはずっと頬かむりであった。
なにせ古いことですからご勘弁を・・・という身勝手な理由だ。
ところが今回の大阪高裁の判決は
それまでの前例を覆して被害者への賠償命令を出した、
まことに画期的で喜ばしい英断である。
これが被害者救済の一歩になって欲しいものだが
さて、さて、聞き上手がウりの岸田総理はどうするのか
まさか控訴なんてことはないと思うが・・・


青春スターの訃報

2022年02月23日 | 日記
SNSにたまたまこんなポスターが投稿されていて
あれ?と思ったのがきっかけだった。
そうそう、昔の映画のポスターは写真ではなく
みんなこういう極彩色の絵だったんだよなあと思いつつ
初めて西郷さんの訃報を知ったのだった。


歌手で俳優の西郷輝彦さんが亡くなった。
西郷さんと言えば何かにつけて「星のフラメンコ」だが
私はこの「十七歳のこの胸に」の方が好きで
まだ中学生になったばかかりのハナタレ小僧だったが
当時の流行歌をよく口ずさんだものだった。
この初の主演映画も観たような気がするが定かではない。
青春歌謡を代表するスターだった。
舟木一夫、橋幸夫とともに「御三家」などと呼ばれ
いつも若い女性の黄色い声につつまれていた。
その後、映画やドラマの世界に転身され
いつの間にかいい役者になったなあ、というのが印象だった。
最近はガンを発病しておられたとかで
最新医療を求めてオーストラリア渡られたニュースも知った。
現役続行への意欲は誰よりも強かった聞くが
それだけに75歳は若すぎたと思う。

そんな西郷さんの思い出話を熱く語ってみるが
家族の誰一人として知らないのが寂しい・・・