まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

ヒロシマ

2021年08月06日 | 日記
夏空に高々と湧き上がる入道雲。
この日が来るとつい「原爆の日」を連想するのは
やはり不謹慎というものだろうか。
あの日も朝から照りつけるような日差しで
誰もがウンザリする思いで空を見上げたことだろう。


オリンピックの歓声にかき消されてしまいそうだが
76回目の「ヒロシマ」の日だと言う。
戦争を知らない戦後世代の私に
原爆資料館さえ一度も訪れたことのない私に
ヒロシマを語る資格などないけれど
この日が来るとやはり厳粛な思いになってしまうのである。
そんな私の数少ないヒロシマの知識は・・・
高校で詠んだ大江健三郎の「ヒロシマノート」であり
同じく井伏鱒二の「黒い雨」であり
画家の丸木位里・俊夫妻が描く「原爆の図」であり
いずれも衝撃的な作品であったけれど
一つ一つに込められていた反戦の思いに打たれた。
世界で唯一の被爆国でありながら
未だに核兵器禁止条約の批准さえできないこの国に
果たして反戦を語る資格はあるのか?
などとついつい愚痴になってしまうオジサンである。
ヒロシマに、そしてナガサキに
心から黙とうを捧げたい。