彼岸に行きたいけど・・・

秋のお彼岸が近づいて来ました。
公園にも真っ赤なヒガンバナが咲き始めました。
黒アゲハかカラスアゲハか知りませんが
ちょうどうまい具合に飛んで来てくれて
絵になる写真が撮れました。

よく「暑さ寒さも彼岸まで」なんて言いますね。
あれは単なる慣用句なのか諺なのか・・・
実際、連日の残暑もやっと和らいで
朝晩はめっきり涼しくなって来ましたねえ。

彼岸とは仏教用語で言うところの「極楽浄土」のことで
遥か西方の彼方にあると考えられて来ました。
昔から全国各地に「浄土信仰」なる理想郷を求める運動があって
誰もが苦しみのない浄土に憧れたそうです。
但し、浄土のある彼岸に渡るには幾つものハードルがあって
悟りを得るには「迷い」や「煩悩」などの深い川を渡らねばならず
大抵の人はそこで挫折するんですねえ。
私も一日も早く現世の苦しみから解放されて
彼岸に行きたいものだと願うものの
人一倍、迷いも煩悩も強い方なので無理ですかねえ。
彼岸に行きたいという「悲願」はやっぱり叶わないのでしょうか。