まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

アンテナショップ

2020年08月17日 | 日記
世間はお盆の帰省シーズンです。
毎年、この時期になると故郷の味が懐かしく
郷里の名産品が並ぶアンテナショップを訪れるのが
すっかり恒例となってしまいました。
ハイ、私の田舎は島根県です。



以前は日本橋の三越前にありましたが
去年、日比谷のシャンテというビルに引っ越しました。
名前も「島根館」から「しまね館」へ。
雰囲気がすっかり変わってしまってガッカリでした。
以前は館内にふるさと匂いが横溢していて
中に入っただけで懐かしさと郷愁で涙がこぼれそうでしたが
小ぎれいでオシャレなビルに変わった途端
何か他人行儀なよそ行きのふるさとに変わってしまったようです。
前はお国訛りの残るオバチャンが気軽に接客してくれて
それもアンテナショップの魅力だったのですが
こちらは慇懃無礼な接客のプロらしい若いオネーチャンばかり。
うーん、ふるさとが遠くなる!



などとブツブツ言いながら
まずは名産「出雲そば」のコーナーへ。
そばの産地は全国に数多あれど
私は出雲の「割子そぱ」にとどめをさすと思っています。
そば殻も一緒にすりこんだ独特の黒い蕎麦は
味も風味もまさに絶品です。
ネギや紅葉おろしを薬味に何杯でも食べれます。



島根県は知る人ぞ知るお茶どころで
茶人・松平不昧公ゆかりの和茶菓子の産地でもあります。
お気に入りの「勾玉」茶と「薄小倉」を購入。
久しぶりの日本茶タイムをを愉しみました。



中央の巨大チクワ状のものは
私の大好物の出雲名物「野焼き」です。
トビウオのすり身を練りこんだ竹輪をこんがりと焼き上げた
独特の食感と風味がクセになる味です。
この野焼きがないと盆も正月も始まりません。
酒が何杯もいけますねえ。



ということでお酒もと思ったのですが
また飲みすぎて使い物にならなくなってもマズイので
ここは泣く泣く自粛。
今年は里帰りも自粛して「家飲み」となりました。
店は変わったけれどふるさとの味はそのままで満足満足大満足。
もう故郷へは何年帰ってないでしょうか。
♪ 帰りたい帰れない・・・
などとヤケクソで歌いながらお盆は過ぎていきます、