久しぶりのドシャ降りでした。
実際に都内でも土砂崩れの現場があったそうで
いつもはやさしい五月の雨も
この日ばかりは容赦のない豪雨でビショ濡れでした。
夕方近くにようやく雨があがって
深呼吸をすると「雨上がりの匂い」がしました。
草いきれにも似た懐かしい匂いで
木々の緑も雨に洗われて一段と鮮やかになったようです。
アヤメの花も風情たっぷりで
うーん、雨もなかなかいいもんだなあなどと
無責任なことを言っております。
雨上がりの夜空を見上げると
雲間にチカチカと星がまたたいていました。
夜空を見上げるのも久しぶりで
忌野清志郎の「雨上がりの夜空に」を口ずさんでしまいました。
あれはけだし名曲ですねえ。
こんな夜に お前に乗れないなんて
こんな夜に 発車できないなんて
聴きようによっては下品な歌なのに
聴きようによっては意味深で卑猥な歌なのに
泣きたくなるような名曲ですねえ。