まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

ヤマボウシの郷愁

2019年05月10日 | 日記

最近はやたらと郷愁を覚えます。
何を見ても懐かしくて目頭が熱くなったりします。
身も心もノスタルジーに染まっています。
老耄の兆しいよいよ激しく
ああ、俺もいよいよヤキが回って来たかなあなどと
ちょっと落ち込んだりします。

もうヤマボウシの花が咲き始めていました。
確か6月か7月ころの開花だったと記憶しているのですが
初夏のような陽気に誘われたのでしょうか。
ハナミズキによく似た花で
クルりんとねじれた白い花弁がとても可愛らしいです。
公園でもどこでも咲いていますが
新緑のすがすがしい空気を胸いっぱいに吸い込みながら
山歩きを楽しんでいると、せせらぎが間近に聴こえる谷筋あたりに
この白い花が一面に咲いていて
その鮮烈な出会いに思わず声をあげたくなったりします。



秋には赤い実をつけるんです。
シャリシャリとした砂糖菓子のような食感で
口に含むともうノスタルジー全開状態になってしまいます。
懐かしさで胸が思わず涙ぐんだりします。(笑)
郷愁と言うと陳腐に聞こえますが
文字通り「故郷」につながるかけがえのない思い出があって
忘れてはいけない自分の原点があるんですねえ。
新しいものばかりが持て囃される時代には反駁を覚えます。
薄っぺらな流行なんかより
もっともっと大事なものが世の中にはあるんですよ。
郷愁で生きていて何が悪い!
スマホばかり覗いて思考停止状態のバカ者たちを
思わず怒鳴りつけたくなってしまいます。