日本には昔から「水に流す」という言葉があります。
古き良き和解の精神とでも言うのか。
いろいろあったけどとりあえずここは水に流して・・・
といって手を握り合うあの先人の知恵です。
それ自体は古き良き「美徳の精神」ではありますが。
ご存じ福島第一原発ををめぐる処理水の問題です。
政府は昨日、漁業関係者との会合で24日にも海洋投棄を決めました。
理解を得るためにはいかなる処分もしない・・・
と約束していたのにそれを一方的に反故にするような決定です。
最近こうした結論ありきの強引なやり方ばかりが目立つ岸田内閣ですが
本当にl理解が得られたのか、風評被害は大丈夫なのか。
私にはとてもとてもそうは思えません。
一旦海上投機を始めれば30年は続くと言う長い期間ですし
いくら水で薄めても汚染範囲は逆に広がるばかりです。
まさしく「水には流せない」大問題です。
政府はこれ以上タンクを増やすのはう限界だと言いますが。
よく見ればまだまだスぺースはあります。
この土地にタンクを増設すればまだまだ汚染水を貯められます。
それで時間稼ぎをしている間に廃炉への道筋を明確にし
日本中のあらゆる科学技術を結集し
原発の後処理に全力を傾けて欲しい思うのです。
間違っても安易に「水に流す」だけはやめてもらいたいと思います。