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まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

葡萄が書けない・・・

2023年09月07日 | 日記
 
私はこの齢になっても
残念ながら「葡萄」という字が書けません。
最近は目もすっかり遠くなって
葡萄という字の細かい形状もよく見えません。
このまま葡萄という字には縁がないまま死んでいくのでしょうか。


でも、ぶどうは大好きな果物です。
巨峰、デラウエア、ピオーネ、シャインマスカット・・・
スーパーの店先でピカピカのぶどうの房を見ると
ワクワクして覗き込んだりします。

先日、古い画集を引っ張り出して整理していたら
懐かしい「ぶどうの絵」が出てきました。
日本画家・近藤浩一郎氏の葡萄皿です。
最初はこれが「水墨画」と知って本当に驚きました。
色と黒の濃淡だけで事物をこれだけリアルを描けるなんて
しかも、宝石のような葡萄のたたずまいは
甘酸っぱい味まで彷彿とさせてまさに練達の技です。
画家は東京美術学校の西洋画科に学び
その後、水墨画に転じたと言う変わり種ですが
出身は山梨県です。
山梨と言えばもちろん葡萄の本場ですよねえ。



ついでに拙作のスケッチも載せておきます。
何年前かはもう忘れましたが
山梨県の勝沼ぶどう園で描いたスケッチです。
もちろん画家の珠玉の絵とは比べるべくもありませんが
ぶどう畑の雰囲気だけはよく出てませんか?
もぎたての葡萄を頬張ったり
ワイナリーでついついワインを飲みすぎたり
じつに愉しい旅でした。
コロナ騒ぎが明けたらまた行ってみたいなあ。
それまでに「葡萄」の字が書けるようにしたいものです。

9月になりました。

2023年09月01日 | 日記

勤め先は40年以上の老朽マンション。
働き始めてかれこれ10年になるでしょうか。
私にふさわしいオンボロぶりです。(笑)
屋上の物干し場に登ると容赦なく照りつける陽射しに
思わずクラクラとしてしまいます。

吹き抜ける風にはどこか涼しさも・・・
気のせいか空がいつになく高く見えます。
上空に広がるのはアンテナ越しの秋らしい雲です。
カメラには撮れませんでしたが
ついさっきシオカラトンボが群れ飛ぶのを見ました。
暑い暑いとボヤいて間にも秋は確実にやって来てるのだなあ。
と強がりを言いながらも屋上の掃除が終わると
エアコンの利いた事務所に逃げるように飛び込んでいました。
待ちに待ったす9月です。


虫すだく

2023年08月30日 | 日記

もう夏休みも終わりである。
それなのに今日もまた猛暑日に熱帯夜。
今年の夏はいったいどうなってるんだと嘆きたくなる。
ところが嘆きつつ仕事に行こうと階段を下りると
自転車置き場の草むらですずやかな虫の声。
そうかそうか、秋は来ているのだなと嬉しくなって来た。

昨日はベランダの網戸にセミがやってきた。
「ツクツクホウシ鳴く新学期始はじまれり」なんて句があったが
こいつはツクツク法師ではなくアブラゼミのようだ。
猛暑日の日盛りも蒸し暑い熱帯夜もカップルを求めて鳴きづめに鳴いて
彼は首尾よくパートナーに出逢えたのだろうか。
この分だとまだかも知れないなあ・・・
思わず「セミの一生」」などとという言葉が浮かんで瞑目する。
秋の虫も鳴き始めたから夏ももう終わりである。
そう思えばこの猛暑日も「名残り」のように思えて来る。
もうふと少しである、そう思いたい。(笑)


交尾の季節

2023年08月26日 | 日記
夏休みも残りわずか、もう新学期が始まった学校もあるらしい。
だからでもないが図書館で久しぶりに本を借りて来た。
岩波科学ライブラリーの中に並んでいたこの本。
自然科学系の本を借りることなどめったにないのだが
面白くて夢中で読んでしまった。
 


タイトルは「昆虫の交尾は味わい深い」である。
公園を歩いているとごくたまに
昆虫たちの交尾の瞬間を目撃することはあるが
何やら気恥ずかしいような気がしてつい直視するのがはばかられる。
それを「味わい深い」と感じたことなど一度もなかったが
研究者である著者は徹底した観察と実験を通して
昆虫の交尾という奇想天外で摩訶不思議な世界の謎を
長年見続け来た結論が「味わい深い」なのである。
交尾とは言うまでもなくオスとメスのセックスことで
種の保存には欠かすことのできない行為である。
昆虫は世界に1000万種とも言われ
それぞれが独自の進化と種の保存方法を持っていて
交尾のスタイルも千差万別である。
本にはさまざまな写真やイラストも掲載されているが
そのリアルであられもない姿態が
あまりに刺激的過ぎてとても見せられないのが残念である。
いずれにしても交尾をめぐるオスとメスの攻防は
実に凄まじいものがあって圧倒されてしまう。
オスがメスを求めメスがオスを誘う行為は永遠不変の真理で
人間世界の男女も全く同じだなと痛感した。
そして交尾の主導権はつねにメスにあって
うーん、それも人間世界の真理だなあと感服してしまった。
公園もそろそろ交尾の季節である。
 

ドングリな秋

2023年08月24日 | 日記

汗を拭き拭き帰り道を歩いていると・・・
前方の木立の間にドングリが顔を覗かせていました。
連日の猛暑日にウンザリしながらも
暦の上ではもうとっくに立秋も過ぎていますから
秋は確実に近づいているのですねえ。

よく見ればまだまだ青いドングリです。
人間に例えると「青二才」と言ったところでしょうか。
経験の浅い若者をよく青二才とか言いますねえ。
この青二才が何を言うか!とか
まだ青二才の私ですが・・などと言います、
私も若い頃はよく言われたものです。
時ながれ星めぐり分別臭い爺さんになったいまも
あんまり変わってませんねえ。
物事を知らないし経験がちっとも身につかないし
うーん、どうしようもありません。(笑)

  ドングリを 見つけて嬉し 古希の夏 (杉作)

かつての青二才も古希になりました。