北品川の商店街の中にあるカレー屋さん「ロビンソンクルーソーカレーハウス」にて、「街道(みち)カレー」、Mサイズで600円。辛さは選択可能。トッピングメニューも豊富で、テイクアウトも可能。
国道15号線から1本入ったところにある商店街は、品川副都心のそばとは思えないほど穏やかで、下町の雰囲気が色濃く残る独特の佇まい。そんな商店街の中ほどに、夜遅くまで煌々と明かりをともすカレー屋さんはあった。
メニューは、おそらく基本メニューであろう、ビーフカレーの「街道カレー」のほか、鳥もも肉の乗った「高輪カレー」、シーフードの「江戸前カレー」など、ユニークな名前のカレーが揃う。
注文を済ませてカレーを待つ間、ご主人が新聞や雑誌を持ってきてくれたり、世間話をしたり。気さくでなかなか面白いご主人だなー、なんて思っているうちに、スタッフの方がカレーを用意してくれた。
カレーは、小麦粉たっぷりのスタンド風カレー。しかし、馨り立つスパイス感とフルーティーな酸味は、なかなか本格的で食欲をそそる。そして、直線的にビリビリとくる辛さもなかなか心地よい。ビーフの存在感もあり、お値段もお手頃なのは嬉しいところ。
ちなみに、本日は辛さを2倍にして、額にほんのり汗をかく刺激的な辛さを味わったが、辛さ50倍以上のカレーを完食すると、店内に名前入りで貼り出して表彰してもらえる。中には100倍以上のカレーを食べたツワモノもいるようだ。
「ロビンソンクルーソーカレーハウス」(北品川、新馬場)
東京都品川区北品川1-25-6
03-5479-8955
11:00~22:00
不定休
http://www.geocities.co.jp/Foodpia/9772/
★★★
中目黒の駅から数分、山手通り沿いにオープンした「鍋ぶん」は、年中無休、春夏秋冬いつでも鍋が楽しめる専門店。ゴマ坦々鍋、トマトスープのミルフィーユ鍋など、なんとも個性的な鍋メニューが揃うこのお店の目玉が「海老天と豚肉の赤カレー鍋」、1人前1800円。
まずは豊富な料理メニューから肴を選びつつ、ビールなどをいただきつつ。
ほどよくお酒もまわってきたところで、いよいよカレー鍋の登場。眩しい朱色をしたカレー鍋には、豚肉のほか、揚げナス、ニンジンなどが入っている。もう一つのメイン具材・海老天は、鍋とは別にやってきた。
カレースープは、ベースにしっかり出汁の旨味が効いていて、そこにスパイシーな香りが載っている。カレーの風味もしっかりあるが、主張はそれほど強くないという絶妙なバランスで、僕みたいなカレーマニアには物足りないかもしれないが、万人向けで食べやすい。お肉も野菜もしっかり煮込んでいただこう。
大きな海老天は、カレースープを衣にしっかり吸い込ませたところでいただくと、若干マイルドになったカレーと、とろけて独特の食感の衣が、なんとも面白く美味。
追加の具材やスープ、また締めにはうどんやライスなど、どれも食欲と興味をそそるものばかり。お酒も豊富で、楽しい鍋がいただけることだろう。
鍋、年中無休「鍋ぶん」(中目黒、代官山、池尻大橋)
東京都目黒区青葉台1-28-11 ブルックスビル1F
03-5724-6800
18:00~26:00(ラストオーダー 25:00)
年中無休
http://www.nabebun.jp/
★★★
都内を中心に数店舗を展開しているカレーうどんチェーン「千吉」渋谷店にて、辛吉カレーうどん、ご飯とお新香がついて730円。トッピングメニューも豊富。
カウンターとテーブルが3卓ほどの小さなお店だが、和のテイストが前面に出た落ち着いた雰囲気。看板の「千吉カレーうどん」を中心に、カレーうどんやカレー雑炊などのメニューが楽しめる。
辛吉カレーうどんが到着。こちらは、オリジナルの千吉カレーうどんに特製ラー油がかかった辛口のカレーうどん。
カレースープは、古奈屋のカレーうどんに似た、ほんのりとスパイシーなカレーの風味を、牛乳の風味が目立つスープで包み込んだような、独特のスープ。豚肉、油揚げ、ねぎなどがたっぷり入っており、それらの甘味も相まって、なんとも優しい味になっている。一方、ラー油はフレッシュな酸味と辛味がしっかり主張しており、スープにほどよい刺激を与えている。
また、お店では、うどんを食べきった後、残ったスープにごはんを入れて、雑炊風にして食べることを勧めている。すべてのメニューに基本的にごはんがセットになっているのも、このためだそうだ。もちろん、これが美味しくないわけがない。
カレーうどん「千吉」
http://www.yoshinoya-dc.com/senkichi/
★★★
群馬県にある「薬王園」は、日本最大級の薬草・ハーブのテーマパーク。ハーブガーデンや漢方薬局など、薬草にまつわるあらゆるものが揃っているこちらで売られているのが、この「薬膳カレー」、420円。
高麗人参、大棗、蓮の実、はとむぎなど、漢方薬か健康食品かと勘違いしそうな材料が入ったこのカレー、封を開けると、若干のとろみのある、ぱっと見はごくごく普通な家庭風のカレー。
その風味は、カレーの風味は控えめで、かと言って、薬膳という言葉から受けるような苦味や渋みなども無く、例えば漢方茶をいただいた時のような、それぞれの滋味がベースに効いている、穏やかで優しい味。ソースも入っているようで、奥深い旨みは、カレーとしてもしっかり成立している。
薬王園の「薬膳カレー」
沢田農業
200g
420円
★★★
日清より、赤いパッケージが眩しいローソン限定発売の新商品「赤極みカレーヌードル」、176円。
通常のカップヌードルより一回り大きなBIGヌードルサイズ。
お湯を注いで3分、大きめなジャガイモとアスパラがゴロゴロと転がった、サラサラとした赤いスープのカレーヌードルが現れる。なんだか、香りはカレーヌードル、見た目はチリトマトヌードルといった感じ(笑)。
スープは、チリの直線的な辛さに、フレッシュな酸味をともなった甘味が加わっている。これらの唐辛子系の味が中心になっていて、カレーの風味はやや控えめ。思ったほどのインパクトは無かったものの、全体的に、さすがカップヌードルという感じでレベルは高い。美味。
「赤極みカレーヌードル」
日清食品
176円
★★★