福岡などで発売されており、ウェブ通販でも爆発的なセールスを記録したらしい、水を一切使わず、博多自慢の豚骨スープをベースにしたという「バカカカレー」、290円。福岡県内では、スーパーやコンビニ等でも入手できるようだ。“バカカ”というのは、“ばかうまい”と、博多弁の“バカか”といった言い回しから名づけたそうだ。
封を開けて出てくるのは、若干とろみのあるカレーと、ゴロンと飛び出してくる骨付きチキンレッグ。豚骨スープを使ったという謳い文句から、匂いなどに身構えてしまいがちだが、見た目はごく普通の家庭的なカレーだ。
一口いただくと、意外と上品でクセのない味付けに少し驚く。確かに、チキンベースのカレーよりも豚骨っぽい骨太な旨味があり、そのスープの旨味をしっかり味わうためか、スパイスなどは控えめで、甘味もそれほど強くない。スープ自体も、豚骨ラーメンにあるような、クセのあるこってり感は抑えてあり、全体として、豚骨の主張はありながらもとても上品にまとまっている。
チキンもとても柔らかく、その甘みは豚骨スープとは違ったコントラストになっていて美味。
大胆なアプローチながら誰にも食べやすそうな出来で、ヒットしたというのもうなずける。カレーなんて、いつもの普通のカレーで十分、なんて人も、ぜひ一度お試しあれ。
「Bacaca CURRY(バカカカレー)」
サンフラッグ
200g
290円
★★★