Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

10弦カンテレを楽しむ

2008-03-16 18:39:40 | カンテレ
日本フィンランド協会 カンテレ倶楽部・10弦レッスン日。出席メンバーがフィンランド通ばかりだったので、大いに盛り上がった。



今日の練習曲は、軽快な踊りの曲<おじいさんのポルカ>。ペリマンニ音楽(伝承農民音楽)の曲を、今日のためにアレンジした。もともとの楽譜はメロディのみ、28弦以上の大型カンテレの曲で、弾き手が自由に伴奏をつけたり即興でアレンジする。10本という弦の制約の中、ペリマンニ独特の和声伴奏手法を用い、さらにメロディと伴奏両方をいかすのは大変ではあるが、「そこをなんとか・・・」が腕のみせどころ? それなりに満足のいく編曲に仕上がった。「おじいさんのポルカだから、足がもつれないようゆっくり弾こう」とAさんの提案、「むずかしい、でも弾けたら楽しいかも」とじっくり取り組む。

10弦クラスは始めて7年、「エ~ッ、もうそんなに?」と驚きつつ、初心に立ち返って楽しむ日々。

新じゃがの季節

2008-03-15 22:14:41 | グルメ


新じゃがをいただいた。早速大好きレシピの夕食、<じゃがいものガレット>

表面はカリカリで中はしっかりモチモチ、それで簡単! 私はワインのおつまみに、夫は日本酒で、息子はおかずに、それぞれ最高のメニュー。
厚切りじゃがいも+薄切りたまねぎ+ベーコンをオリーブオイルを熱したフライパンでいため塩、こしょうする。耐熱容器に入れ、パルメザンチーズをたっぷりふりかけ、220℃のオーブンで15分。分量は適当、じゃがいも多い日、ベーコンたっぷりの日、どんな風にでもアレンジできるから楽しい。

今日はホワイトデー

2008-03-14 22:47:34 | 季節
3月14日、今日はホワイトデー。
お返しをいただき、ルンルンいい気分。

早めのホワイトデーは、夜景がすてきな青山のレストランで、とびきり美味しいワイン+イタリアンをご馳走になった。仕事場 ではハロッズの紅茶、チョコレート、キャンディー、ハンカチ、ワイン、そしてかわいいディズニーランドの紅茶とティーメジャーのセットをいただいた。感謝チョコの運転手さんたちからは「毎年皆でお返しを考えて買いに行くのも楽しみ」と、ホワイトチョコレート。

そういえば今朝の電車は、ちょっと名の知れたケーキショップの袋をもった男性たちが多かった。きっとホワイトデーのプレゼントにちがいない!

フィンランドに売春婦!

2008-03-13 21:32:38 | フィンランド
週刊誌で見つけた小さな記事。フィンランドの社会学者の研究では、「人口530万人のフィンランドに8000人の売春婦、そのうちフィンランド人が半数で、残りは東欧諸国、タイ、中南米出身者。バルト三国やロシアからの労働者流入により、学費稼ぎのアルバイト職場を奪われた女子学生も多い。組織的売春は法律で禁止されているが、個人経営は合法で、その道のプロは200人で税金も支払っている」とのこと。

フィンランドと売春婦はおよそ結びつかないし、イメージではなかった。もちろん今までこんな話題を耳にしたこともなかった。びっくりと同時に、なんだか、がっかり・・・。


フィンランドの響き~カンテレコンサート

2008-03-12 20:46:26 | カンテレ
北海道在住のカンテレ奏者・あらひろこさんのコンサートが開催される。

とき:5月26日(月)19時開演
ところ:大倉山記念館ホール(東急東横線大倉山駅下車5分)
入場料:3000円
5弦、10弦、15弦、コンサートカンテレによるフィンランドの曲やオリジナル曲を演奏。どんな<フィンランドの香り>を聴かせてくださるのか、今から楽しみにしている。

なおホールの定員が少ないので、早めのご予約をおすすめする。
問い合わせ:オフィスフーガ
EMAIL:music-fuga@n07.itscom.net
FAX:044-722-6062


春、はる。

2008-03-11 22:01:00 | 季節
ほわっとあったかい。
今日は4月中旬の気候、私もすっかり春の装い。
水仙、チューリップ、菫、沈丁花・・・
食事に入ったお店は、せせらぎに鶯の鳴き声。
今日はどこもかしこも、
み~んな、すっかり春。

はまってま~す、キラキラ・ラメ

2008-03-10 19:59:13 | お勧めの・・・
キラキラ光るものが大好き。
最近はまっているのが、ラメ入りコスメ。

<マニキュア>
マニキュアは毎日必ずぬる。
まず、その日の洋服の色に合わせて色もの、
そして、ネイルアートふうに先端に大粒ラメ、
最後に、控えめ小粒ラメ入りトップコートで仕上げ。

<ラメ入りアイライナー>
仲良しMさんが捜してきた大人のラメ色。
いつもの黒のライナー上から、目頭と目尻にさりげなくトントンとのせる。

<リップ>
元気な日に、その日の服装に合わせた口紅の上に薄く重ね塗り。
ツヤツヤしていい気分。

<マスカラ> <フェイスパウダー>
これは女で勝負したい日のとっておきコスメ。

コスメだけではなく、身につけるものはラメ入りが多い。
とにかく大好き、キラキラ・ラメ!

生徒の気持ち

2008-03-09 20:21:31 | 音楽
明日はサックスレッスンの日。今日日曜日の夕方になってやっと練習、「今週は忙しかったから・・・」と自分に言い訳。音楽を教える立場からすると「練習なしでレッスンに行くなんてありえない」。そしていくら初心者とはいえ音楽家のプライドがあるから、ひどい状態でレッスンを受けたくない。そんなわけで今日は必死で練習、前回からのむずかしいジャズと、新しい長い曲の宿題。

「あんまり練習してない」と言いながらレッスンに通ってくる生徒たちに、「1日30分でいいから練習してね」とにこやかに言っている先生の私。ところが1日30分どころか前日に慌てている生徒の私は、練習不足が続くと「先生に失礼だから」と自主休講。先生は「ここでふくだけでもいいですよ」とおっしゃるし、私も生徒に同じことを言っているが、やっぱり充分な練習なしでは行きにくい。

とりあえず明日は行かれるまでに練習した。
でもよくわかる、
言い訳したくなる生徒の気持ち!


ストロベリークリーム

2008-03-08 22:38:18 | グルメ
毎日通るスーパーは苺盛り。
仕事の帰り道、お弁当で話題になった <ストロベリークリーム>  の材料を買い早速作る。

①苺・1パック(小粒でよ~く熟しているものがおすすめ)をミキサーにかけてピューレにする。
②生クリーム(こってり好きは動物性を)1カップ+砂糖大さじ5を、角がたつまでしっかり泡立てる。
③②に①を加え、さっと混ぜ合わせる。香りづけにブランデー少々も。

家にあるのは、パン、カステラ、クラッカー。どれにつけても美味しかったので、
パンケーキを焼いてはさんで食べる。


職業病、らしい。

2008-03-06 23:19:02 | 音楽療法
数日前から腕のつけねあたりに違和感を感じる。もしやいよいよ乳癌かしら? と一瞬不安に・・・。でも触診してもその兆候はないので、お気楽私は「?」のままだった。今日は朝からピアノを弾きっぱなし、午後になり手から腕の筋がピーンと張って痛い。同僚のPT(理学療法士)に相談すると、おそらく腱鞘炎。学生時代から年に数回悩まされる痛さだが、今回は猛烈に痛い。皆さんにしっかり歌ってもらうのにはメロディを浮き立たせるように右手を強調して弾くから、その分左手とのバランスが悪い。それが負担になって、年に数回この症状が現れる。<音楽療法・歌の会>は1時間×3回はあるので、毎日3時間の無理が相当たまっているらしい。

帰りがけPTにほぐしてもらい、湿布をはる。なんだか大げさかしらと思いながらも、この痛さには勝てないし、明日もピアノを弾くから何としても治したい。夜一緒に食事した友人は、私を見るなり「手どうしたの?」 これこれこうで・・・と説明したら「職業病だね」 ウーン、そのとおり!


大人気の<音楽療法・歌の会>だが・・・

音楽療法士のひとりごと-音楽の魔力?

2008-03-05 22:01:33 | 音楽療法
その1
療養型通所施設に通うAさんは、リクライニング車椅子使用、経管栄養、傾眠、意思疎通・アイコンタクト困難、要介護度5。ところがあるとき音楽療法に参加し、ピクっと身体が反応した。家族に話すと「母は音楽が好きだったんです」とのこと、早速元気な頃に聴いていた音楽を持ってきてもらった。歌謡曲、唱歌、演歌、クラシックと様々なジャンルを聴いていたらしい。BGMにその音楽をかけると、顔つきもよく心地よさそうにしているとナースから報告を受ける。

再び音楽療法の日、私が「北国の春」と言ったら、Aさんも「北国の春」と言っている。ナースも私も「エッ~」、お互い目で合図しながら歌を進めると、「かえろかな、か~えろ~かな」と歌っているではないか! 目もあいている、握っているナースの手を握り返している、足でリズムをとっている・・・。「すごい。Aさん聴こえてる? もっと大きな声で歌って」と声かけしたら、「はい、歌いましょう」と返事。そしてもう1曲、<早春賦>を一緒に歌った。

今まで音楽療法にあまり縁の(興味も)なかったナースたちが、「音楽ってすごい!」を実感。それ以後送迎車では行きに帰りに添乗ナースが歌いかけているようで、日に日にAさんの発語はふえ、歌声も大きくなり、覚醒がよくなっている。


その2
重度認知症のBさんは小グループのメンバー。言葉をもたないし、音楽にもほとんど反応しない。ところが<雪>を歌い終わり、隣のCさんが「うちの猫はチャチャマル」と叫んだら、「ハハハ、面白い」と声を上げて笑った。アシスタントの介護スタッフも私もびっくり。「Bさんちは犬か猫がいたの?」と聞くと、「猫、チャチャマル」と繰り返す。声が出ただけでもすごいこと、もう一度<雪>を歌い始めたら、今度は一緒に歌っている。音楽のスイッチが入ったかしらと、次々歌を提示。<湯島の白梅><黒田節>のそれぞれ1番を完璧に歌い、<夕焼け小焼け>では「懐かしいわね」と涙ぐむ。

後日、面会にきた息子さんに話すと、「母は元気な頃は歌ばかり歌っていたんです。一瞬でも取り戻してくれたなら、本当に嬉しいです」。それからBさんは、私の顔を見るとニコニコした表情で手をふっている。Bさんの反応は音楽療法では持続しているので、それを何とか日常につなげようと、フロアスタッフと連携しながら1日10分の《生活リハビリ・音楽編》を行なっている。


その3
Dさんは老健施設・認知症フロアから、系列の認知症グループホームへ移ったばかり。徘徊がひどく、誰もが落ち着いた生活ができるのかと心配していた。Dさんが移動してすぐの<音楽療法・歌の会>、「先生、ご無沙汰しております。わたくしこちらにまいりました。またよろしくお願いいたします」とすっかりマダム。そして1時間着席してずっと歌っていた。今までの様子をよく知っている私は信じられない光景! Dさんは「歌が好きで好きでたまらない。こんなに歌えて幸せ」との感想、老健施設では皆さんの歌声を伴奏に元気よく歩き回っていたから、ほとんど歌う暇はなかったはずだが・・・。入所して1か月たつが、少人数のグループホーム生活があっているようで、顔つきもよく落ち着いている。音楽療法の日は楽しみにしてくれて、歌集を配ったりキーボードの用意をして待っていてくれるDさん。


音楽療法士の私は、《音楽の力》 に敬服している。演奏家だった頃には感じなかった<音楽の魔力&威力>を毎日、それも何度も実感している。

フィンランドは教育大国?

2008-03-04 21:49:15 | フィンランド
新聞記事で、書店で、TV特集で、<フィンランド=教育>をよくみかける。本屋さんの教育コーナーでは、フィンランド関連の書籍が何種類も紹介されている。友人たちも「フィンランドの教育ってすごいのね」と私の顔を見ると絶賛している。フィンランドの教育が取り沙汰されるようになったのは、この数年。世界レベルでの学習到達度調査・PISA(経済協力開発機構OECDが開発)の結果がいちばんだったことが、日本人の競争意識に火をつけたような気がする。日本は教育を誇っていた(いる)から。結果だけ評価するとフィンランドは日本よりずっと上になるが、私は一概にそうでもないと思っている。

30年以上フィンランドと関わり、留学経験もある。フィンランドをこよなく愛し、第2の故郷と思って毎年出かけているほど大好きな国。「でもそれとこれとは別」と思っているのが、特にこの大騒ぎしている教育問題。誰かに褒められるともちろん手放しで嬉しいが、「日本とフィンランドは社会制度も、人口も違う」がとりあえず私のひとこと目。「税金も高いし、夫婦で働かないととても生活できないし、人口は日本と同じ広さで530万人だし、資源はないし・・・」。

フィンランドの義務教育にあたる学校は9年。95%が公立学校で、国や地方自治体の方針が浸透している。特にこれといった資源がないフィンランドでは、人材育成が国の大きな目的とされ、それが実を結んだ結果がこの世界一の学力を誇る教育でもある。義務教育の後は、それぞれの希望と能力にあわせて、高校でさらに勉強を続けるか職業専門学校へ進む。いわゆる高校を卒業すると、アカデミックな勉強をしたければ大学へ、何かを専門的に勉強したければ専科大学か専門の上級学校ということになる。日本のように、「とりあえず大学へ」とは考え方が違う。

フィンランドの教育は「答えではなく考え方を教える教育」と言われているが、確かに知識重視で答えを求める日本の教育とは違う。でもクラス編成は20人以下、教師は全員修士号をもつ環境である。でもそのフィンランドでも教師の暴力、不登校、学究崩壊、銃社会が広まりつつある。また日本のようないわゆる塾はないが、教育熱心な親は多く、例えば英語を習得するために中学生から海外研修に行かせたり、幼少時から早期教育を受けさせているし、都市部では「いい学校へ」意識が高まっているのも現状。私にしてみれば「いよいよフィンランドもそうなったか」なのだが、フィンランドの一面だけではなく、様々な面も紹介しながら参考にしてほしいと思う。フィンランドだって日本の教育制度に大いに関心があり、参考にしているのも事実だから。



まだまだ寒いフィンランド!

今日はひなまつり

2008-03-03 19:51:40 | 音楽療法
今日は3月3日、雛祭り・桃の節句。
音楽療法では、まさに旬の歌<♪あかりをつけましょ、ぼんぼりに>と《うれしいひなまつり》を歌う。近頃の音楽の教科書は、「歌詞がむずかしい」という理由で1番しか載ってないそう。五人囃子だけで三人官女や甘酒の認識は全くなくなっていると聞いて、本当に残念。

老健施設のお雛さま

これは女の子の雛飾り。
施設長のドクターの家に代々伝わるお飾り。


こちらは男の子の雛飾り。

そして今日のランチメニューは雛ちらし、おやつは甘酒+桜餅。音楽療法だけではなく、栄養科も季節を大切にしている。管理栄養士のAさんは、昼食時にアチコチのフロアを回って手ごたえを確かめていた。

私もお雛さまを飾る。

太陽の行方

2008-03-02 17:42:09 | 季節
我が家の東側一帯が高層タワーマンション群。すっかり日が長くなったはずなのに、日の出が遅い。というのは、高層タワーの真後ろから日が昇るので、街全体に太陽が当るのはちょうどいい切れ目まできてからということになるらしい。

日の出
向かい合わせのビルに反射している。


日の入り
日の入りは反対側の富士山の方角。
2週間前は富士山の真上 に、
10日前 はすぐ横に、
そして今日はもうこんなに遠くに沈む。


日没直前の太陽がビルに映っている。