Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

バッハいろいろ・・・

2006-12-26 21:39:03 | 音楽
12月になるとバッハを聴くことが多い。

まず ♪<マニフィカート> 初めて聴いたのは大学1年のとき。声楽科の学生だった私は静かな美しい音楽に感動したことを、今でも忘れない。アドベントを迎えると真っ先に聴くバッハ。それから ♪<クリスマスのオルガン曲> <クリスマスオラトリオ>  これは毎年同じ。今年はクリスマスコンサートで ♪<カンタータ> を歌うことになり、勉強のために聴く。ここまでが12月前半のこと。

そして12月も後半に入る日、キース・ジャレットの ♪<平均律クラヴィーア曲集> をいただいた。この平均律の演奏が面白くてすっかりはまってしまった。JAZZ風バッハ、でも歌っているというかとても声楽的なバッハ、もう感動の連続だった。平均律は4声や♯♭もたくさんつくので、むずかしいし、声楽科の私は全曲弾いていない。でもこの流れるような流暢なバッハは口ずさめるし、むずかしいイメージとはほど遠い。

「平均律ってこんな曲集だっけ?」と思い、シフのピアノとコープマンのチェンバロをもっているので、ひっぱりだして聴いてみる。「そうそう、やっぱりバッハはこんな感じ・・・」 でもあらためてきいてみるとコープマンの方が好きで、私のバッハにピタリと合う。息使いまで同じ感性のバッハ、歌える。それからもっとシンプルなバッハを聴きたくなって、インヴェンション(2声)とシンフォニア(3声)を聴く。私の得意技はインヴェンションの弾き歌い、いわゆる右手を歌い左手を弾く、その逆ももちろんできる。それを全曲やってみたら、なんとキース・ジャレットのバッハにつながった。面白すぎ!

今年は ♪<ゴールドベルグ> を聴こうと思っていたが、それは年末年始までおあずけ。新たに今日は ♪<無伴奏チェロ> を買った。

面白いほどバッハにはまっている12月。
でもよ~く考えたら、私の原点はバッハ。音楽の道を決めたのは偉大なるバッハ様だった。