Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

音楽療法でクリスマス

2006-12-20 19:06:12 | 音楽療法
今週は恒例の <音楽療法 クリスマス週間>

クリスマスはなんと言っても音楽が重宝される。音楽療法士は人気者。
午前は老健(介護老人保健施設)のデイケアで、午後は車で移動して系列クリニックのデイケアで、それぞれ1時間半程度行なっている。老健は午後のプログラムもあるので、もう1人の音楽療法士のMさんも私のカバーで走り回っている。1週間毎日あるので、とにかく今週は大忙し。



そんな1週間も半分終わった。音楽療法から提案して始まったプログラム、もう6年になる。毎年のこととはいえ、気持ちはいつも新鮮。 12月に入ると クリスマス飾り の製作、 「クリスマス歌集」 の準備、 「クリスマス音楽体操」 の考案。

歌集は16曲用意、毎年少しずつ歌える曲がふえて利用者さんも嬉しそう。体操は ♪ジングルベル をバックにミュージックベルを使った15分の音楽体操、その日の利用者さんによって難度をかえるので、即興アレンジで行なう。

会の終わりにはスタッフ扮するサンタクロースとトナカイが登場。これもかなり板についてきたようで、工夫されている。今年はキックボート(ケリンコ)で登場。






毎日が本当に楽しい時間、一日中大好きなクリスマスソングを歌っていられる幸せを、私は独り占めしている。でもクリスマス会全体のテンションあげるためには、私は朝からその3倍できあがっていないとむずかしい。意識していないが周りによると、9時には私自身がかなりできあがっているらしい・・・

「ここで気を抜いてはいけない」と今日もMさんと確認。日常のセッションではコンサートはしないが、クリスマスは特別。私は音楽療法士からオペラ歌手にもどって歌う。いつもと違う姿と声に皆さんびっくり! 声帯もすっかりその気になっているようで、ヒラヒラと気持ちよい高い声で歌う。「先生、こんなところにいたらもったいないよ」と言われることも・・・。 

服装もちょっとおしゃれに。赤・白・黒をテーマに、毎日衣装を変えている。
実はこれがひそかな楽しみ・・・


今年新調した、スパンコールの赤いスカート

デイケアは23日まで、その夜は系列グループホームのクリスマス会、24日は老健全体の大きなクリスマス会、その夜は夕食のBGM生演奏、そこまで走り続ける。プライベートはおあずけで、ひたすら仕事に励む。でも楽しい仕事だから疲れも感じない(ウーン、そのあとは?) 忙しくなると焼肉に行きガンガン食べる私たち、今回は24日夜が終わるまでおあずけ。