GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

スヌウルのカシューナッツ

2014-01-23 22:28:21 | 農業・食品

ロクニンの町に着いたのは12時過ぎで銀行は昼休み。時間を持て余したので近くにあった市場を見て回りました。ロクニン県だけで人口が11.5万人とモンドルキリ州の2倍近くもあるためか市場の品揃えはサエンモノロムの市場よりかなり豊富でした。それに物価も安めで、定食は1ドル弱で内容も充実。

    

米の種類も多く、もち米だけで黒米はじめ4種ほどありました。プノンペンのスーパーで売られていたもち米は2ドル/kg。ここでは26,000ドン(1.2ドル)/kg。ロクニンでの主要農産物は、ゴム、胡椒、コーヒー、キャッサバだとここで聞きましたが、「ビンフック省特産カシュウ―ナッツ」と書かれたものを見つけたので買ってみました。

    

加工所がロクニン県Loc Thien村にあるようです。たぶん近隣で収穫したカシューナッツをローストした国内向け製品だと思います。薄皮が付いているののですが、それが何故だかわかりません。10年前にラムドン省でカシューナッツの加工所を見学させてもらったことがありました。女工さんが実を一つずつ割る作業でした。殻を割っても薄皮が残るようには見えませんでしたが。

    

今ではもっと近代化されているのでしょうけど当時は随分使い古された足踏みの装置が使われてました。カンボジアでも昨年、コンポントム州に加工所が建設されたとのニュースがありました。その写真でも薄皮が残るようには見えません。個人的には薄皮を剥きながら食べる方が好みです。

モンドルキリへの帰る76号沿道の民家ではカシューナッツを干している家を見かけました。まだ花が咲いたばかりなのに・・・と不思議に思い何度もバイクを止めてカシューの木を眺めました。カシューは実の成長よりも先に種が大きく生るようです。花が多く残っている木でも早いものは種と実が姿を現していました。

    

民家のある場所ではカシューの木も多く、しかし民家が消えると新しく植えられたゴム林が続きます。クラチェ州スヌウルとモンドルキリ州との州境を越えるとKaev Seima地区。ここでもカシューが植えられているとのことですが、ベトナム同様に胡椒への転作が進んでいるそうです。



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