GOVAP便り

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九月の雨

2007-09-02 02:07:12 | 天気
昨夜に続き今晩も雨です。昨夜はダラダラと降り続く雨でしたが、きょうは雷鳴を轟かせながら雨音も激しく、それでいてやっと静かになったかと思えば再び土砂降り。日が暮れてから降り続ける雨の日が多くなると「秋の長雨」という言葉を思い出します。はたしてサイゴンでもそうなのかどうかは知りません。毎年、月毎の降雨量の統計を見てもバラツキが多いようですから。それでもこの季節になると、「september rain 九月の雨はひつこくてー」と70年代の歌謡曲を口ずさんでしまうので、やはり雨期と言っても月によって雨の降り方に違いがあることは確かです。

雨音が大きいので屋根の上を飛ぶ航空機の騒音も聞こえません。雨音に打ち消されているのか、それとも余りの悪天候に着陸を見合わせているのかは分りません。もっとも、何時間も上空で待機してるわけにはいかないでしょうから、雨が吹き込まないようにと窓を閉めているせいかも知れません。

このところ一週間、一ヶ月が過ぎるのがやたら早く、とうとう九月を迎えてしまいました。前回K君に会った時に「もう月餅の季節かよ」と言われても「販売シーズンは1ヶ月半もあるんだから中秋祭はまだまだ先だぜ」と思っていた余裕も消え失せました。未だに八月だからというだけで何処かに夏休みの気分が染み付いてたみたいです。

昨日は月末で、会計の処理も確認するつもりでしたが、人の採用や営業準備に意識を割かれてしまい、帰りがけに気が付くと新人の子は何もしてないことが判明。「明日でいいから買掛金と売掛金をチェックして請求書送って電話しといて」と言ってあったのに、今日の12時になってもたった4枚の請求書が作れません。幾ら慣れてないからと言っても10分で終わる仕事に4時間もかけられては堪りません。このペースに3週間も付き合わされて来たわけですから八月があっという間に過ぎ去ったと感じるのも当然。

怒りを堪えて「もう12時だから連休明けで良いよ」と諦めたところ、彼女に「田舎に帰るので少し給料ください」と言われました。「はぁ~?」と不機嫌に聞き返すしかありません。「何で帰り間際にそういうことを言うんだよ」と言っても仕方なく、50万ドンを渡しました。

子供の頃、夏休みが終わることが寂しくても九月が始まることが憂鬱だったわけではありませんでした。夏休みを取らずに過ごして迎えた今年の九月、わが心象に相応しい雨音がまだ続いています。


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