GOVAP便り

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Vi Thanh 砂糖黍畑

2010-05-04 13:44:49 | 旅行
日曜日は一日中走り回っても結局砂糖黍畑は見つけられませんでした。一日中と言っても走行距離は120kmほど。限られた道を走ってもメコンデルタを知ることはできそうもなく、やはりボートに乗って縦横無尽に張り巡らされた水路を行くべきのようです。しかし、宝くじに当たってボートを一台買ったとしてもディーゼルエンジンの音は騒々しいし、速度もせいぜい20km/hほどでしかなく、長距離走行には向かないようです。

Long Myの町からも南に下ってみましたが所々に養殖池があり魚が飛び跳ねているのが他の景色とは異なる程度でした。この町で昨年11月に来た時に公園でcheを食べたのを思い出し、また食べたくなったので寄ってみました。木陰でcheを食べてると、昼過ぎの気温とは思えぬ涼しさでした。売店のオネイさんは昨年のことを覚えていたようで他の客に「この人、子供の物乞いが来て、パンを買うので5000ドン頂戴、というとバックからパンを取り出してそれを上げてたのよ、」などと面白がって喋っていました。

砂糖黍畑は見ることができなかったわけですが、田園風景にそこそこ癒され、それ以上に暑さに疲れ果てて日曜日が終わりました。

月曜の朝ホテルをチェックアウトし、市場近くの店で卵焼きサンドとコーヒーの朝食をとってからキエンザン方向からロンスエンに帰ることにしました。

カントー製糖工場の先に左折する道があり、製糖工場の近くには砂糖黍畑があるはず、と思いその道を進んでみました。すると10分も走らない内に道沿いに砂糖黍が植えられているのが見えました。

バイクを止め、じっくりと観察。砂糖黍は既に2mを超える高さに成長してますが、まだ幹は青く、町で売られているような紫色にはなっていませんでした。畑に足を踏み入れると、畑というよりは田圃のようで、池のようになった太い水路が畑部分を取り囲んでいます。植わっている土の部分は水面より一段高くなっているわけですが、水路の水の多さは、これほどまでに砂糖黍は水を必要とするものなのかと驚くほどでした。

その隣にはパイナップル畑があり、こちらも周囲を水に囲まれています。そしてその隣には田圃が広がっていました。焼け付くような熱帯の太陽と無数の水路、それがこの地の豊かな農業を作り出している、ということなんでしょうけど。

田圃の向こう側の林の上には白い見事な積乱雲が見えました。この綺麗な形の雲が鮮やかに見えるのはこの季節ならではです。



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