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GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

北部で洪水、死者行方不明31名

2009-07-07 01:11:25 | 天気
『この数日間、洪水はバック・カン省、カオ・バン省、ハザン省に大きな影響を与えた。7月5日の夜まで、少なくとも、31人が死亡と行く不明となった。
写真:カオ・バン町においての洪水』
http://vietnam.vnanet.vn/Internet/ja-JP/55/114/Default.aspx

豪雨で75人死亡=中国南部
7月6日5時55分配信 時事通信

 【北京6日時事】新華社電によると、中国南部で先月末から続く豪雨による水害で、5日夕までに計75人が死亡、13人が行方不明となった。倒壊家屋は10万戸を超え、約94万人が避難した。
 広西チワン族自治区の代表的観光地の桂林も、記録的な豪雨に見舞われた。

北部山岳地帯のハザン省、カオバン省は中国国境と接してます。しかし桂林まではかなりの距離。94万人が避難というのもちょっと想像を超える数(ベトナムのカオバン省の全人口は50万)なのでかなりの広範囲に豪雨が襲ったようです。

ハザン省やカオバン省にはまだ行ったことがありません。バッカンへも以前仕事でコンタクトはありましたが成約ならずで訪問の機会はありませんでした。

カオバン(Cao Bang)はベトナムの歴史に度々登場する地名です。かつて唐の時代に雲南の地を支配した南詔国に始まり、その地理的な位置ゆえに中国やベトナムの中央権力の混乱し弱体化する度に支配の及ばぬ地となったように記憶します。

それだけに何処となく混乱と無秩序、アナーキーなイメージを抱いてしまい、一度実際に訪れてみようとは思っていましたが機会がありません。90年代のNHKとの共同制作てつくられたベトナム映画『ニャム』(原題、Thuong nho dong Que)にも出てきた地名ですが、確かカオバンに出稼ぎに行った兄が帰らず、義姉が一人で探しに行こうとするバスターミナルのシーンだったような。

ここ三日ほどここサイゴンでも夜になると雨が降ってます。外に追い出した猫が恨めしげな鳴き声を上げ、仕方なく部屋に入れました。

エルニーニョ

2009-07-04 02:08:31 | 天気
ベトナムに来てから「El Nino」という単語を何度も見聞きしましたが、先月の新聞にも今年はエルニーニョ現象発生の可能性が高いとの記事がありました。気象現象がもたらす農業への影響や自然災害が与える打撃が日本と比べれば遥かに多くの人々の生活を脅かすものであるだけに、「傘の心配」よりも異常気象への関心のほうが高いものがあります。

エルニーニョは、貿易風が弱まりペルー沖の海水面温度が上昇して気圧が変化し、世界各地に異常気象をもたらすとのことのようです。異常気象が大雨洪水であったり旱魃だったりするわけですが、日本では概ねエルニーニョの時は冷夏暖冬の傾向があるようです。1993年の日本での稲作の不作・コメ不足、タイ米を急遽輸入して不味い不味いと大騒ぎだったのもエルニーニョの年でした。

既に今年は中国東北部での旱魃による小麦の被害、ペルーの旱魃による大豆・小麦生産の減少が伝えられ、またインドでは雨期入りが遅れて旱魃被害が心配されています。金融危機による世界不況に豚インフルエンザ、更に異常気象の追い討ちを掛けられては堪ったものではありません。穀物価格は昨年の高騰後、下がったとは言え依然として高水準にあり、とりわけ大豆粕は昨年と変わらぬ高さです。などと思いながら日本の気象庁のサイトを開くと「世界の天候」に週や月単位の異常気象分布図が載っていました。

6月下旬のハノイの暑さや昨年のベトナムの雨の多さを確認して納得。日本の気象庁はてっきり日本の天候しか対象としてないと思っていただけに少々嬉しくなりました。昨年は雨が多かったせいで北部の大豆栽培が打撃を受け、元々生産量は多くないのですが、その上に対前年比41%減少して73,800トンの収穫しかありませんでした。大豆の9割以上を輸入している日本ですら23万トンほどの生産量です。



雨続き

2009-05-28 23:23:17 | 天気
日曜日にバイクのくたびれた部品を交換しました。大した故障もせず10年も走ってくれたので多少修理代が掛かっても無駄とは思えません。ついでにオイル交換と洗車をすると、どことなく風呂上りの爽快感に近いものがありました。

すると履いていた擦り切れた靴が気になり、タイ資本の百貨店パークソンに行って靴を買いました。イタリア製やフランス製の輸入靴が並んでいて、20%OFFとか40%OFFの表示もありました。そう言えば革靴は定価の65%が仕入れ値だったなどと随分古いことを思い出し、どうせサイズが合わないの残り物バーゲンとは思いつつ40%OFFの商品でサイズの合う物を探してもらうと一足だけありました。しかしデザインが気に入りません。 

しかし、フランスのSledgersというメーカのこの靴、皮の質も履き心地も今まで履いていたベトナム製とは大違い。勿論40%OFFでもベトナム製の靴の四足分の値段です。それだけの価値があるかどうかは分かりませんが、日本円換算で1万円に満たないのだから、と自分を納得させてしまいました。

バイクの修理と洗車、靴を買い、一週間分のYシャツにアイロンも掛けて迎えた月曜日の朝。未明から降り出した雨は目覚ましの鳴った6時半にも上がらず、しかし洗車したばかりのバイクを1日で泥まみれにはしたくないと暫く待っても降り止みません。とうとう9時を過ぎ仕方なく合羽を着て出掛けました。

洗車した翌日に雨、というのは珍しくはありませんが、身分不相応な靴を買ったせいか、火曜日も雨。水曜日も昼近くから雨。そしてやっと木曜日の今日は夕方まで降らずで、さすがに4日間は続かないと思っていたら夜から降り始めてしまいました。

5月下旬。雨量の一番多い時期かも知れませんが、雨期の始まりは5月。本格的に降るのは6月になってから、という年の方が多かったようにも記憶します。

雨の国道1号線

2009-04-22 01:48:16 | 天気
伸ばせなかった左腕もどうにかだいぶ回復して来ました。まっすぐ上には伸びないもののまぁまぁ日常生活には問題ありません。それでも力が入らず左手でバイクを支えようとすした時はあれれという間に倒してしまいブレーキレバーを折ってしまいました。前ブレーキの利かないバイクで修理屋まで走って行くというのも日本的安全観からすれば問題ありですが、この炎天下に押して歩くなどとという方が却って危ないかも。

一昨日はメコンデルタ、といっても80km程しか離れてないミトーですから一人で気軽にバイクで出掛けました。「お役所のお偉いさんに会うんだから、あなたのベトナム語じゃ失礼よ」などと僕に対して失礼なことを言われてもいたわけですが、結局誰も同行してくれる人間が居らず、これ幸いと早々に事務所を経ちました。ミトーには何度も足を運んではいるもののバイクで出掛けたのは初めてのことで、他人の運転する車に同乗してる時とは感覚が異なり、2時間前に着いてのんびり市内見学などと思っていたのに目的地すら探すのに大苦労でした。

何よりもこの時期の昼前後の気温と陽射しの中を走るとそれだけで十分体中が熱っ
せられます。吹き出た汗に排気ガスと埃がこびり付くし、ズボンも砂埃に覆われてしまいました。やはりバイクで来たのは間違いだった、とは思いませんでしたが、次回はアポイントを午前中にして前日にバイクで走り、一泊して翌朝着替えて仕事をすることにしようと思います。

明るいうちにHCM市に戻れる時間に仕事が終わり、雨雲が出てきて昼の暑さも和らいだのでその日の内に帰ることにしました。途中で雨に降られることは間違いなさそうな空でしたが、やはり1時間も走らぬうちに降りだし、国道沿いのカフェで雨宿りしました。同じような雨宿りのバイクが他に2台続けて入って来ました。雨期のスコールというか夕立と呼ぶべきか、茅葺の屋根から雨漏がりがする激しい雨は40分ほどで上がりました。この無駄とも思える40分間を惜しんで雨の中を走り抜けるバイクも少なくありません。しかし雨に滲んだ眼鏡越しに走るリスクを負いたくはないし、何よりこのボケーと過ごせる時間が好きです。

埃も流された雨上がりの冷たい空気の中を走るのは気持ちの良いもの、などと思ったのも束の間。国道沿いに排水抗がないため片側3車線の外側2車線が冠水している場所も少なくありません。安全運転を心掛けて速度を落とせば走り抜ける車やバイクに水しぶきを掛けられます。ゆっくり走るには水溜りの多い路肩に追いやられてしまうし、この状況で如何なる判断が安全運転と呼べるのかはわかりません。

最近読んだ毎日新聞の社説「3人乗り自転車・・・安全か」を思い出しました。そもそも二輪車や三輪車とういうのははじめから安全性に問題があるわけで「安全か」などという問いかけ自体がアホだと思いました。酔っ払って公園で裸になったくらいで逮捕され大騒ぎになる国のことは何だかよく分りません。



猫もぐったりする暑さ

2009-04-19 18:00:30 | 天気
雨期入り直前のこの時期、暑くて当たり前のことなのでしょうけど、そう思ってもやはり暑い。昨夜に増してきょうも息苦しい暑さです。こんな日は狭い長屋に帰らず日が落ちるまでオフィスで過ごした方が快適と思い、弁当を買ってもらって食べたのですが、このオフィスビルは土曜の午後と日曜日は冷房を停めてしまうケチビルのため3時を過ぎる頃には結構な温度になってしまいました。

家に帰って暑さの中で昼寝をするのも勘弁だし、近所のホテルで週末を過ごしてみるのはどうだろうか、と思いつきました。この前カツトシさんが来た時に泊まったホテルが確か17万ドンだから1000円弱。日本食を食べに行くより安上がりです。入り口にはWiFiの看板も出てたしケーブルTVも観られるしお湯のシャワーもあるわけで、そう考えると久々にgood ideaという気になりました。

暑い最中の午後3時、家にノートPCを取りに戻るといつものように給水タンクに上がっていた猫が下りてきて足元にすり寄りって来ました。夜などはよく見えずに何度も蹴飛ばしてしまうのですが、それにも懲りずにまとわり付きます。早々に猫に餌をやりホテルで涼むつもりでしたが、持ち帰った弁当の残りものの魚に見向きもせずベットの下に隠れてぐったりしています。食い意地が悪く常に全神経が食欲に支配されているこの猫のこんな姿には驚きました。

舌を出してハァハァと暑さに喘ぎ、腹をぺったりと床に付けている犬と違い、猫は随分と暑さに強いものだと思っていましたが、そんなことはありません。食欲を完全に奪い去るほどの暑さ、数値にするばせいぜい2・3度の違いなのでしょうが、毛皮をまとっている分だけ人間よりもぐったりしてしまうようです。

洗濯機を回し、ぐったりした猫を外に追いやるのも気がとがめたので部屋の中にそのままにして冷房を求めてホテルに歩いて向かいました。ところがレセプションでは無慈悲に満室と断られてしまい、再びバイクを取りに家に戻りました。

いままで近所のホテルに泊まるなどということは考えたこともなかったのでどの辺りに適当なホテルがあるのか見当が付かず、炎天下をウロチョロし、最初に入った所は一泊22万ドンで価格に不満。次はWiFiが故障中でインターネットが使えないので不可。こういう時だから知らない道を行ってみようとCay Tram通りを走り、最初に見つけたホテルに入りました。

まだ新しいホテルでそこそこ清潔でベトナム暮らしの中では特に不満というべきこともさほど多くはありませんでした。

乾期の雨

2009-02-11 00:38:34 | 天気
先週の土曜日に続ききょうもメコンデルタまで行って来ました。が、またまた前回と同じで目的を果たすことが出来ずにガックリ。長い人生、こんな日もあるさ、などと気分転換できれば良い訳ですが、まだ旧正月休みが明けてから日も浅いわけで憂さ晴らしに何かをするという気にもなれません。

そんな滅入った気分に浸っていると暗くなった空から雨が降って来ました。12月まで雨が降り、やっと乾期になったはずがこ2月も中旬になる前の雨です。この時期合羽をバイクに積んでる人間はそうそういないはず。「CO2排出による温暖化」が間違いであろうがなかろうが、昨年来のベトナムの天気は異常と呼ぶ他ありません。熱帯気候の雨量にしても毎年バラつきと偏りがあることは当然ですが、それを差し引いても今年は例年にない数値になっているのでは?

雨が降れば埃っぽさからは解放されるし、インフルエンザの流行も抑えられるわけですが。そう言えばよく分らなかった記事が2日ほど前にありました。「パナソニック、駐在員家族に帰国命令=新型インフル対策で-先進国除き5地域対象」
「新型インフルエンザ流行の危険性がこれまでになく高まっている」とはどういうことなのでしょう。90年前のスペイン風邪のような危険性があるということなのでしょうか。


雨のクリスマス

2008-12-25 23:41:15 | 天気
年末の人出でバイクの通行量も一段と増えたクアンチュン通りの騒々しさに付き合うにはいささか歳を重ねすぎてしまったかと感じるこの頃です。左腕を不意に上や後ろに伸ばしてしまうと激痛が走るようになって4ヶ月ほど経ち、昨日はバイクで走行中に背中が痒くなり、腕を背中に回そうといてイテテテテ。この間シャワーを浴びても身体を満足に洗っていないので痒くなるのも当然。右手はアクセルを握っているので離すことができず、文字通り痒いところに手が届かず。

昨夜はクリスマスイブの混雑も加わり、更にサッカーの東南アジアカップ(今年からスズキ・カップの名称)の対タイ戦にベトナムが勝利してしまい、国旗を掲げた暴走バイクも登場する有様でした。年明けに日本に一時帰国する航空券を予約したところですから、こんな時に渋滞や事故に巻き込まれるのは真っ平御免の心境で、ひたすら安全第一を心掛けてノロノロ走りました。

ファンバンチー通りでは警察車両が何台か留まっていて周りに人だかり。「増大する組織暴力か風俗営業の手入れなのか」と覗くとバイクが3台倒れていて単なる交通事故。先週の土曜日も同じような事故があったばかりです。

クリスマスイブをどう過ごすのか。などということはたぶん人生で一度も考えたことはなかったように思います。きょうの朝、体調イマイチで1時間ほど遅れて仕事に行くと事務所に着くなり「昨夜は何処に行ったのか」とニタニタ顔で聞かれ、「相手の歳考えて喋れよこの糞っタレ」という気分でした。

シンガポールのカレンダーを見ると今日は休日になっています。欧米やシンガポール系の事務所が多いとも思えないオフィスビルですが、バイクの駐輪場もエレベータもきょうは通常の8割以下ほどの密度でした。
同じフロアーの隣と向かいの事務所がいつの間にか引っ越して空室となっています。一社は韓国系でしたから、もしかしたら経営不振で撤退ということなのかもと思っています。

サイゴンの気温は冬至前後のこの時期が一番低くなるようで、それだけに20度近くまで下がった夜の空気に年の瀬の雰囲気を感るようになって来ました。30度を超える日中の気温とて陽射しの強さは兎も角、蒸し暑さはありません。

ところが、きょうはオフィスを出て帰ろうとすると雨。それも合羽を着なければバイクを運転できないほどの雨です。頻度こそ少ないものの12月に入ってからも毎週のように降っています。家に着く頃には雨足はまるで雨期のスコールと同じほどに強くなり、断続的に8時過ぎまで降り続きました。

雨続きのサイゴン

2008-11-27 02:18:30 | 天気
ここ一週間ほど夕方になると毎日雨です。昨日は6時に一区で待ち合わせをしたので5時前に事務所を出たましたが、雨上がり渋滞も重なって15分も遅刻してしまいました。たぶんこれからテト前までの2ヶ月間、通勤時間帯の渋滞は増すばかりと覚悟しなければならないようです。これだから一日でも早くサイゴンを離れようとしたのに、との思いがこみ上げますが、もう1年だけ、と決めたのも自分自身です。

たぶん2年振りでHさんから電話がありました。ちょうど一昨日ふと思い出して電話をしてみたところ通ぜず、Kさんに聞くと日本に帰ったらしいとのことでしたが。Hさんからの電話はいつもろくな事がなく、つまらぬ仕事を只働きさせられるだけで飽き飽きの10数年の付き合いです。そうと解っていてもサイゴンでは数少ない古い付き合いですからきょうも一区までバイクを走らせました。

弟のNさんはどうしてますか?と聞くと、「死んじゃったよ」といつものとぼけた顔で言うので「また、何でいつもそういうつまらない冗談ばかり言うの」?と呆れていると一緒にいたIさんが、「否、、本当なんだよ」とのこと。「6月に張り切ってテニスをしていて、張り切りすぎて心臓が爆発した」んだそうです。享年57歳。

熱帯気候が心臓や脳血管に負担をかけるのだろうか、などと思ってもしまうほどここではあっけなく逝ってしまうことが多いように感じます。にも拘わらずHさんは相変わらずの調子で「みんなでチーム組んで、これぶんどらなくっちゃ」と指を丸めて見せています。金を稼ぐことが至上の目的としつつ今だに同じことを言い続けているのでたぶん目的への実現には程遠いようです。自分の脳血管や心臓も何時クラッシュするかも分らない、それだけに充実した生き方を・・・などと思ってしまうわけですが、HさんにとってはNさんの分も稼がなくっちゃ、ということの様子。

帰りにレライ通りの家に寄り、Nさんの遺影に手を合わせて来ました。

ハノイ大雨洪水

2008-11-02 01:53:00 | 天気
週末はプノンペンからラオス南部へ旅行するか、あるいは歯の治療と考えたりもしてましたが、夜更かし朝寝坊を続けて結局なにもせずに終わってしまいそうです。陽当たりの悪いこの家は狭いこともあって湿気が充満してジメジメ。折角大事に取っておいたソーメンもカビがびっしり。気温28度湿度80%という数字は以前の家と変わらないわけですが、風通しを良くするために扇風機を回し続けると身体は冷えてしまい少々風気味。

今朝は家を出ようとすると雨が降り、ネットでVN語の新聞社サイトを開くとハノイの洪水の記事がありました。30日から31日にかけて降り続いた大雨がハノイの町を水浸しにしているようです。
>航空、鉄道、バス停滞
>死者行方不明17名
>大雨止まず、すべて活動停滞

こちらの雨は長くは続かず、新書を片手に近くのカフェに出掛けました。大通りを少しだけ入った路地ですが普通の客は来ないようで外国人の溜まり場になっていました。オレも外国人だしまぁいいか、と席に着きました。しかし相手からはVN人に見えるらしく「Chao」などと挨拶されます。もちろんこんな場所柄ですから外国人と言っても旅行客ではありません。アフリカから来ている人々で、とにかく身体がでかい。アフリカ-貧困-飢餓との先入観のためもあるのでしょうけど。

ライターを借りに来た隣の席の人と少し世間話をしました。彼はアフリカから来た、とは言うものの国名は語りたがりませんでした。ナイジェリア、コンゴ、ジンバブエ・・・と知ってる名前を連ねてみましたが。韓国人かと聞かれたので日本人だと答えると、「オレは日本に行きたい。連れてってくれ」とのことなので「その前にオレをマダガスカルに連れてってくれ」と言ったのですがマダガスカルは知らないようでした。発音が良くなかったのかも知れません。

入れ替わり立ち代り彼等の仲間が店に出入りしてました。仕事か何かを斡旋しているVN人のオバサンと一人がやや興奮気味に話している声が届いて来ます。「誰も何処でもアフリカ、アフリカ、道でもポリスがアフリカ、アフリカ・・・何なんだよ一体、そんなんで何が出来るって言うんだ・・・」というようなことを一方的にまくし立ててました。



台風ラッシュ

2008-10-01 03:13:22 | 天気
8月に北部を襲った台風9号はラオカイなど11省に被害をもたらし、死者行方不明146名。田畑2万7200ヘクタールが浸水し家畜1万300頭が流されるという惨憺たるものでしたが、先週末は台風14号が再び北部を直撃し、死者行方不明46名。中国国境の町ランソンが水に浸かった写真が新聞に載りました。

続いて発生した台風15号は進路を変え、台湾を襲って九州方向に向かっているようですが、きょうの朝は16号がベトナム北中部に上陸し、6名死亡15名行方不明と報道されています。たぶん今回も被害は日を追って増えるのでしょうけど。既に台風はラオスに抜け、熱帯性低気圧に変わりましたが、予想速度よりも早い上陸のため漁船の被害が大きかったようです。

フィリピン沖で発生した台風が日本に到達するまでは数日を要しますが、ベトナムの場合発生から到来するまでの時間がより短いのが被害を大きくしてしまう理由かも知れません。特に中部沿岸を襲う台風の場合、毎回漁船の被害があり、きょうもクアンチ省3艘、クアンビン省14艘沈没。

養殖ワニや養殖魚にとってはラッキーな運命となることもあるようですが、家畜・家禽は溺死となるわけで哀れです。ベトナムの農民はおそらく数千年にわたってこの台風の被害を経験してきたのでしょうけど、米の二期作が可能なことがせめてもの救いなのかも知れません。

しかし、肥料や農薬に依拠しコストが高くなる農業、集約化され輸入飼料に依存した養殖が進む今日、台風被害金額も年々増大する傾向にあるようです。

既にまた台風17号が発生し、海南島方向へ進んでいるようです。直進すれば中国、左折すればベトナム、右折すれば台湾・日本方向。