goo blog サービス終了のお知らせ 

GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

西日に照らされて34℃

2014-02-04 21:56:08 | 天気

昼頃ともなると気温も上がり、最近は喉が渇いて冷たいものが飲みたくなります。それで先日はクーラーBOXを買いました。10ドルか20ドルだろうと思っていたのがタイ製の20Lが何と37.5ドル。ベトナムに居た時にプラスチック製品は嘘のように安かったという記憶が残っていたのですが・・・。で、氷を1,500リエル(38円)ほど買うと一日持ちます。毎日買うと月に1,000円を超える出費となりますが冷蔵庫がないので仕方ありません。ところが、慣れないので氷を砕くのが案外面倒です。結局のところ冷蔵庫に比べたらクーラーBOXの利便性は気休め程度のものでした。

市場で小さなパイナップルを2つ買い、パイナップル・ジュースをミキサーで試してみました。パイナップルの皮を剥くのはこれが生まれて初めて。市場のオバサンが剥いているところを何度も目にしていますが、あんな風に上手くは剥けませんでした。結構皮の固いところがあり、手を切りかねません。面倒なので部分的に皮を残してミキサーに掛け、網で濾して飲むことに。

    

Vinamilkの加工乳110ccを入れましたが、味は満足。後1個半残っているので3回分飲めます。皮剥きの面倒を厭わなければ。庭にもパイナップルが一つ生っているもののまだ食べられるほどの大きさではありません。

    

ここ暫くは気温が高めで、午後2時過ぎともなると西日の当たるトイレ兼浴室の気温が上昇してます。温度計を置いてみたところ30度を超えてました。夕方に身体を洗う時に風が吹き込んで寒いので窓を障子紙で塞いだせいかも知れません。4時には34.6度でしたが、湿度が下がるので水浴びしたいと思うほどの熱さではありません。畑仕事をしても汗をかくこともなく、と言うか汗が出る前に息が上がってしまうので汗をかくまで働きません。

    

モンドルキリの乾期は前半のクールシーズンと後半のホットシーズンに別れるそうで、2・3・4月がホットシーズンのようです。ベトナムではテト休み明けに日本から戻るとやたら熱かった記憶があります。

    

夜の9時前ともなると12度ほど下がって22.7度でした。午前0時に20度を切り、朝の7時には18度位になるようです。


今年の寒さは記録的なもの

2013-12-29 11:30:04 | 天気

サイゴンでは最低気温が19度までさがり、ここ10年間の記録的寒さだそうです。ベトナムでは気温が15度まで下がると「ret dam」と呼び、凍えるような寒さを意味し、通常の寒いを意味する「Lanh」と単語を異にするようです。北からの寒気の影響のためのものだそうで、北部ベトナムは更に冷え、ハノイ市内の観測所では8度、7度を記録し、ニンビン省は5度、サパ2.7度、ランソン省Mau Sonでは1.6度とのこと。

ここモンドルキリに吹く風もベトナムから遣ってくるものなので、14・15度まで下がるこの寒さはベトナム語で言う「ret dam」、凍えるような寒さであるわけで自分一人が大げさに寒がっているのではなさそうです。

きょうも朝から強風が木々の枝を揺らしています。明日から2週間ばかり留守にするので、その前にアボカドなどの花の画像を残しておこうかと思っているところですが、枝の揺れは止まってくれそうもありません。ごみ溜めのアボカドは大半が開き終えてしまい、その代りに幾つか小さな実を付けるようになりました。午前中に雄花が咲き、午後に別の雌花が咲くタイプでその間2時間ほどは閉じているので受粉は難しいのかと思いましたが、そうでもなかったようす。

      

裏庭にある3本目のアボカドの木も開花するようになりました。国境を越えたベトナナムのダクノン、ダクラック省はアボカドの産地で4月から8月が収穫期。一本の木からは種から植えた種で70kg、接ぎ木で100kgほどの収穫になるそうです。化学肥料を投入た栽培数値なので、果たして庭のアボカドがそんなに多く採れるとは思えませんが。

草刈をしていて、そうとは知らずにターメリックをバサバサ切ってしまいました。

       

料理に必要な時に掘り起こして利用していたそうです。雑草の如き繁殖力を見せていました。煮た後で天日干ししてパウダーにし、何時かはカレー粉を作ってみようかと思ってます。

    

パイナップルも実が姿を現すまでそうとは気付きませんでした。7・8年経っても未だに花の咲かないレイチの生い茂る葉の日陰で肥料も遣らずに成長していたようです。パイナップルは今が収穫期にあたるみたいで市場でも売られてました。

      

風当たりが強く風の向きに大きく傾いて成長したミルクフルーツの木が一つだけ実を付けました。隣家の栄養が行き届いた実とは大違いの貧弱なものです。大家さんの話では今年になって初めて実ったものとのこと。

    

 


サエンモノロムの気温

2013-11-21 20:56:42 | 天気

きょうはバイクを走行中、目の前を縞模様のリスが横断しました。先日はイタチを見つけ、カメラを取りに動いた瞬間気付かれてしまい逃げられました。昨日の成果は野ねずみ。

昨夜は寒くて眠れず、夜中にトイレに起きてしまいました。風は一晩中吹き続け、木々の揺れる音や板壁の軋む音が聞こえます。バンガローの中は隙間だらけなので冷たい外気と変わらぬ温度のようです。

たぶん、ハノイの冬のように湿度の高い寒さのようで、すると布団の中が体温で温まるのに時間を要するのでは・・・などと感じています。マットレスは厚めで床からは50cmほどの高さがあり、地面から床までは170cmほどあります。あまりに寒いので掛布団を半分に折り、半分を敷布団代わりにしてみたところ、最初の日には効果ありでしたが、翌日からはそれでも寒い。結局、ズボンと靴下を身に着けて寝ることにしました。

冬の路上のテントで寝る寒さというのもかつては何度か経験したことがありました。20歳の頃だったので基礎代謝も活発で何とかなったのでしょうけど、気温19度程度の低さで布団に入っても寒くて眠れないというのは、余程熱帯の気温に慣れてしまったが故のことなのかも知れません。

バイクで長距離を走る時には多少天気予報を気にしましたが、プノンペン生活では殆ど気に掛けませんでした。モンドルキリに来てからは道路事情の悪さ故に雨が気になり、また夜の寒さが大きな問題です。今使っているHtcのスマートフォンにはAccu Weather.comのアプリがインストールされていて、これがなかなか便利。たぶんGPSで現在地を測定して天気状況や予報が表示されます。きょうの最高気温26度、最低気温19度だそうです。

昨年同月同日より3度ほど低いとのデータだったので、地元の人に「今年は普段より寒いみたいですね」などと言ったところ、「もっと寒い時もいっぱいあるよ」との返事にガックリ来ました。彼は多くの地元の人々と同じで温水シャワーも使わず、サンダル履きでバイクに乗っています。自分とて靴を履いてバイクに乗るようになったのは自転車と接触して足の指を酷く怪我したのが切欠でした。しかしサイゴンに居た時の話しで、この気温で素足で風を切る気にはなれません。最近はヘルメット着用の取り締まりをしないこの町で時に近場ではNONヘルでバイクを走らせるようにもなりました。それでも雨対策、土埃対策、寒さ対策にもヘルメットは有効かと。

モンドルキリ ツーリズム&ディベロプメントのサイトによると11月から3月中旬までのクールシーズンの気温は25度から15度となっています。今よりも5度ほど気温の低い日もあるということのようです。


雑草の種

2013-11-19 19:48:37 | 天気

最近はズボンの裾に雑草の種がビッシリと刺さるようになりました。草刈り作業をしているせいでもあり、またネイチャーロッジの庭を歩くだけでも結構刺さります。ズボンに付いたものは毎日抜いていますが、スニーカーの紐に付いたものは暫く放っておいたところ刺に満ち溢れる状態になってしまいました。

日没後の気温の低さも日本の秋を思い出すものがあり、またこの突き刺さる雑草の種には小中学校の頃の写生の時間を思い出させます。時間内に絵を描き終えたことなどなく、写生時間中はもっぱらオナモミの種を級友のセーターめがけて投げつけていたのでした。やはり、モンドルキリには間違いなく秋があるようです。

ここ数日、一日中強風が音を立てています。雲は東から西へ流れていますが、地上をふく風は様々で、激しく風に揺られる木もあれば風の当たらない木もあります。藪の中に隠れている野鳥は鳴き声だけで姿を見せません。しかし疾風と共に現れる鳥は「颯のように現れて颯のように去って」行きます。鮮やかな青色の鳥を二度見かけましたが、二度ともほんの一瞬のことで肉眼でも姿を捉えられませんでした。

    

雑草の枯れ具合は、もう晩秋との趣を感じます。それでも日中の最高気温は30度近くまで上がるためか、バナナやジャックフルーツ、パッションフルーツなどの実が生っています。

    

モンドルキリに来る前にプノンペンでヤマハ・セロー225のタイヤとシートは新品に交換しました。シートの破れたレンタルバイクで雨の後、シートの内部に溜った水でお尻を見事にパンツまで濡らしてしまい懲り懲りしたことがあったからです。ところが先週きが付くとシートに細かな穴がボツボツ開いてました。現地調達のシート材はこんなにも粗悪品なのか、或は悪意で故意に穴を開けられたのか、と・・・落胆。

その原因が遂にきょう、判明しました。いつもの定食屋で昼飯を食べてると店の猫がバイクのシートに飛び乗り、爪を立てて研ぎ始めたのです。急いでバイクまで行き、猫を追い払いました。すると猫は隣のバイクのシートに移り、記念撮影を終えると再びタイ製ホンダドリームのシートに爪を立て始めました。原因が判明し、疑問の一つが解けてやや満足。でも、もうこの猫にはおかずのお裾分けはしません。


高原の霧雨

2013-11-15 20:27:27 | 天気

きょうは雨でカメラを持たず、載せる画像がないので一昨日の朝の馬の画像です。ネイチャーロッジの馬も牛も放し飼い状態なので草を求めて敷地を出、道路を歩いて近くの藪まで出歩いています。特に馬は早朝に出歩くのが日課のようで、朝食に適した草は外食と決めているかのよう。

朝からどんよりとした雲空が、10時頃になると霧雨を降らし始めました。プノンペンでもこんな雨が降ったのかどうかは分かりません。HCM市にいる時もこんな静かに降る雨は記憶になく、ベトナム北部の冬の雨のような降り方です。

泥濘はじめた赤土の道路を走るのが面倒臭く感じられ、次第に強くなる雨を眺めながらハノイの雨を思い出しました。マーヴァンカーンの「夏の雨」は日本語で読んだ数少ないベトナム小説でしたが、個人的には北部ベトナムの夏は耐えがた糞暑さだけが印象に残り、冬の雨の方が遥かに抒情的です。もっとも、「夏の雨」の蟻との戦いは、ここカンボジアでも同じで、公共建築物も恐らく・・・と思わせるほど木造民家を悩ませています。

ふと、カンボジア人はどんな文学作品を残しているのだろうか・・・と思いました。プノンペン生活ではカンボジアの現代大衆文化―TVドラマやミュージックビデオの映像にウンザリするのみで、そんなことを考えることはありませんでした。急にベトナムの文学的世界がとても豊かなものに思えて来ました。もう一度ベトナムの小説を読んでみたい。

昼食には雨の中をバイクで町まで行きました。季節外れの雨だからか、合羽を着てバイクに乗る人は誰もおらず、ヘルメットも着けずに走っていました。傘を差して歩いている人も見当たりません。まるで雨が気にならないかのように濡れながら暇を持て余して立ちつくす人も見えました。フード付きの冬のコートを雨具代わりに着て歩く女性が居るくらいです。

5000リエルの定食を食べていると一人の革ジャンを着た青年が二人の少年を連れてバイクで店に来ました。少年二人は着古して汚れたtシャツを着ていました。近くで見ると青年の革ジャンも合成皮革で、ビニールのコーティングが見事に半分ほど剥がれていました。


サエンモノロムの夕焼け

2013-11-14 20:13:08 | 天気

渋谷のハチ公、上野の西郷さんよりもサエンモノロムの水牛像は「有名」です。それだけこの町には何もないからで、一度この町を訪れと、この町の名を忘れても水牛像があったことだけは忘れることはなさそうです。この水牛の前で記念写真を撮っている観光客の姿もありましたが、見かけた限りではアジア系の人々だけで、今日は中国人でした。この町を訪れる観光客の多くは欧米系の人々なのですが水牛像には興味ないみたいです。

    

ネイチャーロッジも乾期のこの時期、宿泊客の数は増え、お蔭で毎日あったバンガローの掃除も2日に一度。今週は3日も掃除なし、ミネラルウォーターもなしの日が続きました。

            

きょうは朝から風が強く、伸びすぎたキャッサバの茎は風に煽られて今にも折れそうなほど傾いていました。飛ばされた落ち葉が木の幹に張り付いたままになっていました。空を見上げると低い雲は流されるものの上空の雲は動いていません。

    

日中の最高気温は28度から30度ほど。十分水浴びが出来る暑さです。それでも日没と共に急に空気は冷え、最低気温は20度を切っています。夜になると湿度も上昇するため夜の冷え込みは時にシュラフが欲しくなるほどです。

町に夕食を買いに行った帰り、西の空には夕焼け空が広がっていました。高原で見る夕焼けは格別でした。


泥だらけの坂道

2013-11-07 20:05:52 | 天気

昨夜は一晩中雨音が聞こえました。フィリピンからベトナム南部に来た熱帯性低気圧がモンドルキリにも雨を運んだようです。きょうも一日中、降ったり止んだりでした。朝は雨が上がっていたのでネイチャーロッジから丘を下りました。

      

雨が降る前の昨日の朝はこんな感じで道路建設のダンプが土や石を運んでいました。この坂を上り右手の道を上り下り、そして再び上るとネイチャーロッジに着きます。バイクに乗ってるスレンダーな女性がネイチャーロッジのレセプショニスト。今まで会った官庁や銀行員、あるいはホテルの英語で対応できるスタッフは皆地元出身者ではありませんでした。地元出身の女性はもう少し肉付きが良い感じ。

      

雨上がりの坂道は土埃もなく、しかし水分をたっぷり含んだ赤土はドロドロでタイヤにこびり付き、泥のタイヤと泥の道で摩擦係数は著しく低下し、とてもよく滑ってくれました。

昼近くになると再び雨が降りはじめました。昼食に町に行こうかと思った時には赤土の泥濘状態は最悪で、バイクを置いて2kmほど歩くべきか迷いました。しかし、一台のバイクが通り抜けたのに勇気づけられ、一度止めたバイクを再び発進。

これが大間違いでした。モンドルキリの泥道ではヤマハ・セロー225はスーパーカブタイプに劣ります。滑る道ではシート高が低く地面に両足が簡単に着く方が遥かに安全。ロー・ギアよりもセカンドでゆっくり走った方が滑り難いと思ったところ、何故か下り坂なのに直ぐにエンスト。仕方なくロー・ギアで反クラッチを使いながらエンジンを吹かして走らせました。

これなら土埃を我慢するほうが遥かに気が楽です。たった一日の雨でこの状態なら、雨期の盛りはどうなるのでしょう。

やっとの思いでアスファルトに道に出ることができました。水溜りや草の上を走りタイヤの泥を落とそうとしたのですが、チェーンがスプロケットに上手く掛からない音がしました。慌ててバイクを止めるとバイクの後部は泥が何キロも詰まっている状態でした。チェーンも泥まみれでその形を見せていませんでした。エンストした原因はこの泥がタイヤとの間に挟まりブレーキを掛けていたからのようです。小枝を拾い、しばらく泥を掻き出しました。

それでもすべての泥を小枝で取り去ることができるわけでもなく、洗車屋に直行。帰りは4kmほど遠回りして泥濘の少ない道を選びました。

今、ベトナムに来ている熱低性低気圧の雨でこの状態。3日後には強さが「猛烈な」に格上げされた台風30号ハイエン(海燕)―何故かベトナムの新聞ではHai Au(カモメ)となっています―が遣って来る見込み。その時はネイチャーロッジに閉じ籠った方が無難のようです。


台風と牛の昼寝

2013-11-06 15:11:00 | 天気

きょうは珍しく曇り空。昨年プノンペンで買ったHTCのアンドロイド携帯には朝から「Mostry Cloudy winth Thunder」と表示せれていました。この二週間、青空の見えない日はなく、とても雨が降るとは思えませんでしたが、ベトナムのサイトを見るとHCM市では大雨で道路が冠水したとのニュースがありました。熱帯性低気圧がフィリピンから真直ぐ西に進みベトナム南部からカンボジア南部に向かっています。 

午後になってここでも雲が多くなりましたが、黒い雨雲は南の方向に見えるだけで、恐らくプノンペンには雨を降らせるのでしょうが、この頭上はまだ明るい曇り空です。サエンモノロムのベトナム人の経営するカフェに立ち寄った時、今年は日本も台風が多いようだね。などと話しかけられました。今年はべトナムに来る台風も多いようです。中部を直撃した台風は多くのゴムの木を回復不能に破壊したそうです。台風シーズンも終盤になると進路は次第に南下し、数年に一度、メコンデルタも被害を受けることがあります。

      

少しは雨でも降ってくれないと埃っぽくて堪らない、などと思ってしまう道路事情ですが、たぶんもうこのカンボジア北部に雨が降るのは来年の5月まで待たねばならないのでは、と思います。ところが、日本気象庁の台風情報を見ると熱帯低気圧の後ろから「非常に強い」台風30号がベトナム南部に向かっていました。9日か10日頃、進路によってはモンドルキリに雨を降らせるかも知れません。

      

昼過ぎにネイチャーロッジに戻ると、庭で牛が昼寝をしてました。前足を折って横たわる姿が何故か可愛らしく感じたのは、立っている時の威圧感がないからでしょうか。マスカラを着けた女性にはどうも好感を持てませんが、牛の密集して長い睫はチャーミングです。自生してる(たぶん)草を食べているだけなので昼間は食べている姿しか記憶になかったここの牛も昼寝をするようです。口を動かさずに目を閉じている牛や口だけ動かして反芻している牛もいます。

ふと、子供のころ祖母に「食べてすぐ寝ると牛になる」と叱られたことを思い出しました。そのせいでしょうか、かつて昼食後オフィスにゴザを敷いて寝るベトナム人スタッフの姿を見るとベトナム人のお行儀の悪さ、などと思うようになってしまいました。


メコン河の放水路

2013-10-04 16:49:39 | 天気

一昨年の雨期ほどではないようですが、カンボジアとベトナムの新聞には洪水のニュースが目立ちます。

ベトナムでは北中部ゲアンの洪水は線路が冠水してサイゴン発の南北統一鉄道が運休したとか。カンボジアではコンポンチャム他で小中学校513校が休校したそうです。

プノンペン周辺でも国道一号線の橋の上から見るバサック河の水位も高く、メコン河の河幅が所によっては一号線の直ぐ近くまで広がっていました。

メコン河右岸の放水路も水門が開かれ、激流となっていました。昨年12月には下の画像のように水門が閉ざされ干し上がっていたのですが。

           

水路沿いの道に折れて乾期に何度も訪れた畑に行こうとすると水溜りが多く、土がぬかるんでどうにもならず途中で引き返しました。強い日差しが続けば2・3時間でも多少は乾きそうですが、午後に再び雨が降れば尚更悲惨な状態になること必至。

            

水溜りにはカエルが跳びはねていて、それを避けようとしてハンドルを切るとタイヤが滑ってしまいズボンは泥だらけ。

            

バナナ畑は見事に水没していました。放水路から溢れ出た水がメコン河とバサック河の間の大地に大湿地帯を作りだしているわけですが、それでもメコン河のベトナム国境地点の水位は430cmほどとなり、警報3レベルまで20cmに迫っています。同地点の昨年のピークは9月下旬で320cmでしたから、昨年より1mも高くなっています。洪水被害の多かった一昨年は10月中旬がピークで480cmほど。

            

バイクを進められないので周りを見渡していると鳥の鳴き声が聞こえました。聞き覚えのない声も混ざっていました。画像の木の実を食べる鳥は見覚えがありますが、名前は忘れました。

            

国道まで引き返し、他の道を探したところ道は完全に水没状態。この辺の農家は雨期は農閑期のようです。それでも牛に食わせる草を集めねばならないのでしょうけど。

            


プノンペン着

2013-10-02 22:27:55 | 天気

久しぶりにブログを開きました。

初めてクアラルンプール経由でプノンペンに着きました。羽田からのアジアエアー便はクアラルンプールに朝6時頃着き、プノンペン行きの便は15時発のため空港で9時間ほど過ごしたことになります。空港のフリーWifiのお陰なのか然程苦になる待ち時間でもなかった、などと思えるのは年老いたせいなのでしょう。小学生の頃の45分だか50分の授業時間はとてつもなく長く感じられたのに。

10月のカンボジアは洪水シーズン、との記憶はあったものの上空から見たプノンペン周辺は予想以上の水面に囲まれていました。AK1474便は悪天候で何度も着陸を諦め2時間近く遅れました。

空港周辺の道路もバイクが水しぶきを上げて走っていました。天気予報を見ると今週は雨続きのようで、とても地方へバイクで出掛ける気にはなれません。