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GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

鍵を持たずにドアを閉めた

2012-05-03 21:14:12 | 生活

多少暑さも和らいだかに感じないでもない今日ですが、それでも暑い。4月は半分以上プノンペンを離れていたのに20Lの飲料水ボトルは2週間で底をついてしまいました。

熱帯気候で生活するには水分の補給が大切だそうで、そう言われるまでもなく喉が渇くので水を飲んでいますが、ふと、暑さの中での食欲減退はこの水の飲み過ぎによる塩分不足が原因かと思うようになりました。と言うのは、水を飲んだ時に梅干しを食べると何とも爽快な感じがするからです。



中公新書「世界史」にも書いてありました。「人間が穀物を食糧にするとき、からだの体液のバランスをとるため塩が必要になった」。塩辛い汗をかいて水を飲むだけで塩分を補給しなければ体液のバランスがとれない―そう言えば数十年も前に真知子さんに言われたことも急に思い出しました。

特選越生梅干しは十分にありますが、水がなくなったので20Lの空ボトルを持って向の店に買いに行くことにし、ドアを閉めた瞬間、鍵を持ち忘れたことに気付きました。内側からボタンを押して閉まるタイプの鍵で外出する時は忘れないように下駄箱の上に掛けています。が、きょうは珍しくサンダル履きで出た気軽さが敗因でした。

隣りの部屋のドアを叩き、部屋に上がらせて貰いベランダ伝いに回ってみると、ベランダのドアの鍵も掛けてしまったことを思い出しました。窓の鍵は掛かっていないものの窓には鉄格子があってどうにもなりません。



幸い昼間のことなので鍵屋を読んで開けて貰うことはできそうです。しかしバイクの鍵も部屋の中に置いたまま。鍵といってもベランダの扉は中からの留め金なのでガラスを割れば開けられます。窓から扉の留め金までは1mほどなので、先端がL字型の長い棒があれば引っ張って何とかなるのでは・・・。隣室の若いお母さんが心配そうに見ているので、簡単に諦め再び部屋を通して貰って戻るわけにもいきません。すると隣りのベランダの箒が目に入りました。



プラスチック製のT字型なので、これで何とかなるかも。先端部がスポンと抜け落ちてしまうかと心配でしたが無事留め金は外れてくれて一件落着。

お陰でアパートの隣室の家族とも顔見知りになることに。


AX-1タイヤ交換

2012-05-02 00:30:10 | 生活

カンボジアはベトナムと同じで5月1日国際労働者デーは休日。昼過ぎの街は強い日差しの下で閑散としていました。

こんな休みの日に家で過ごすのも時間を持て余しますが、頼りのバイクはチェーンが伸びてヨレヨレ。後輪タイヤも接地面の溝がすり減ってツルツル状態。

修理店でタイヤ交換の値段を聞くと42ドル。後輪のスプロケットとチェーン交換は60ドルとのこと。「安いスプロケットもあるけど品質は・・・」と言われ、新車に買い替える予定もないし、遠出先で故障することを思えば然程高い値段でもありません。たぶん日本ならタイヤ交換だけでも1万円を超えることだろうし。

タイヤはタイ製のチューブレスで、交換前と同じ物でした。確か昨年7月に中古で買った時の走行距離メータは57,000km程度。それから12,000kmほど走ったことになります。その時のタイヤの状態は覚えていませんが、新品タイヤを見て溝の深さに驚きました。中古で買った時に既に溝は半分位にはなっていたのかも。

きょうを含め5月のカンボジア休日は6日間あります。来週は2日。再来週の国王誕生日は日曜日を含めて4連休。暑さの厳しい時期だけに5月の休みの多さは合理的のようにも思えます。もっとも労働力人口の大半を占める農民にとってはどうなのでしょう?

AX-1スプロケット交換

2012-03-28 08:35:30 | 生活

30日から議長国カンボジアで開催されるアセアン首脳会談の看板が交差点に掲げられていました。もう何日もありません。この看板、布製なので昼間は良いのですが、夜になると下にある元々のネオン看板が点灯して透けてしまい、まったく意味を為しません。そんなことに拘らないところがこの国の暮らし易いところですが。



開催中はプノンペンの道路規制も行われるのでしょうか?その期間はプノンペンを離れて地方に出掛けようかとも思い付きました。しかし問題は常にボロバイクが故障せずに走ってくれるかどうかです。前回は燃費が伸びず満タンで300kmも走らずにガス欠になり汗を流してバイクを押すことになりました。今まではもう少し走っていたので何処か調子が悪いようです。

ここ数日、発進時に「コキン」とチェーンの咬み合わせ不具合の音がするようになり、スプロケットを交換しに行きました。以前乗っていたスズキVIVAも8万キロほどで交換したことがあります。

   

店に持ち込んで、カバーを外して貰ったところビックリ。これで良くチェーンを回せたものだと思うほど磨滅していました。交換費用は10ドル-ベトナムの時はもっと安かった?かとも思いつつ、ついでにチェーンの張りも調整して貰いました。

「どう?試しに少し走ってみれば」とのことで店の前の道を走り、戻って10ドル支払うと、修理したまだ10代の少年が慌ててレンチを持って駆け寄り、ナットを締め始めました。チェーンを張るので車軸のナットを緩め、締め忘れていたようです。

遠出して1,000kmほど走ると必ずその後で調整や修理が必要になりますが、プノンペンに戻って来てからの修理でどうにか間に合っています。

引っ越し貧乏

2012-03-17 00:34:09 | 生活

プノンペンに来てから当初一か月を安ホテルで過ごし、その後部屋を借りることにしたものの引っ越しを重ね今のアパートで3軒目になります。予算の都合で何処も一長一短。最初は自分で探したりもしましたが、安い部屋だと外国人に貸した経験のない大家さんだったりして話がまとまりませんでした。

新聞広告や不動産仲介業者を頼む方が無駄な労力を払わずに上手く契約できるようですし、不動産屋が間に入った方が双方ともトラブル回避のために安心のようです。1LDKの相場は250~500ドル程度。それ以下の部屋もありましたが、バイクの駐輪場所がなかったり、家具を買い揃えねばならなかったりと、何かしら不便がありました。

不動産屋への手数料は貸し手負担なので借り手には有利です。その代り契約期限が来る前に契約を解除して退出する場合にはディポジットの一ヶ月分が返って来ません。外国人の多くは1年契約のようで、不動産屋が作って来た契約書は黙っていれば契約期間1年とタイプされていました。

最初に借りた部屋は必要以上に部屋数が多く、デポジットを惜しんで借り続けるのも無駄に思えて引っ越したわけですが、次に借りたアパートは隣のデェスコの騒音に我慢できませんでした。当初はその内慣れるだろう、と思っていたものの騒音のピークが深夜1時~2時、時に3時まで続き、睡眠のペースが乱されてしまい、再びディポジットを諦めることになりました。

一応どれも家具付きの部屋を借りてますが、電気製品などは扇風機があったりなかったり、細かな点では異なるのでその都度必要なものと不要なものが出来てしまいます。

今回のアパートはやや下町的な雰囲気の残る所でディスコやキャバレーは近所にありません。両隣も此処と同様にやや古いアパートです。それでも向いではビルの建設工事中。乾期であることも手伝って砂埃が舞っています。

ベトナムの住宅との大きな違いは、ここでは網戸が多く使われている点です。と、言うより何でベトナムの住宅では網戸が一般的ではないのでしょう?



数年前のサイゴンの道路でもしばしば見た看板に日の丸が描かれた下水道工事。しかし規模がだいぶ異なるようです。

中国製150cc水冷エンジン

2012-03-12 00:29:02 | 生活

5年前、中国の雲南に行った時に電動バイクと三輪車の多いのに驚きましたが、その翌年だったか、石油価格の高騰の後にベトナムでも電動バイクが急増、中国製三輪車も輸入が解禁さたようでその姿を多く見るようになりました。しかし、シクロ同様に三輪車は安定が悪く、ガソリンスタンドで芋を満載した車が運転手が降りた途端前輪が浮き上がってしまった姿もありました。

三輪車を見ると子供の頃に見た羽式のウィンカーを付けたマツダのトラックや、大村昆のミゼットのコマーシャルを思い出します。タイのトゥクトゥクの始まりは日本のミゼット輸入とも言われてるようで、ベトナムでもゴミ収集の車でその年代の形をしたものを見ることがあります。



中国とインドで現在どれだけの三輪車が生産されているのか気になるところで、2007年のインドでは年間1,100万台の自動車総数の内、二輪車が76%、三輪車は商用車と同様数値の5%となっているので55万台の生産ということになります。ダイハツミゼットの1957年から生産終了の72年までの累計は33万6534台でその約半数が東南アジアへの輸出だそうです。

カンボジアでは普通の110ccバイクが座席荷台を引っ張る形のトゥクトゥクが多く、時に客を7~8人も乗せた姿もありバイクのエンジンにはかなり負担のようです。

そのため多くはポリタンクに水を入れて車に取り付け、この水をエンジンに垂らして冷やしています。水の重量も決して軽いものではありませんが。

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フォルクスワーゲンのビートル、ホンダN360、トヨタパブリカも空冷エンジンでした。250ccバイクのエンジンを水冷にしてどれだけの違いがあるのだろう・・・とAX-1の中古を昨年買った時には思ったわけですが、近所に中国製三輪車が止めてあり、何と150ccながらラジエターが着いてました。ポリタンクに水を積んで走るよりは遙かに合理的、もっとも製造コストはその分高くなるのでしょうけど。

ヤマハのスクーター、マジェスティ125ccやホンダPCX125も水冷エンジン。中国製三輪車にラジエターが着いていても不思議はない時代になったようです。



因みに日本でダイハツミゼットが発売されたのは今から55年前の1957年。トヨタコロナや日産ダットサンもこの年で、5,000円札が発行された年だそうです。その翌年一万円札が発行された年にはにホンダのスパーカブやスバル360が発売されたそうです。

インフレ再燃懸念のベトナム

2012-03-03 00:11:34 | 生活

2月のベトナムのCPIは1.7%と発表され、1月の1%から上昇しました。たぶん、このCPI統計は15日が締め日で2月とは1月16日から2月15日の期間ではないかと思います。今年の旧正月は1月下旬だったため、今日正月商戦の食品価格上昇が2月のCPIを押し上げたという季節的要因なのかも。

対前月比で1%以上の上昇が続けば年間一桁の政府目標は達成困難ですが、2月のこの1.7%の数値について危機感を抱いているような記事はあまり見掛けませんでした。

ANZ銀行のレポートが「ベトナムのインフレリスク再び増大」というような内容で書かれているそうです。

http://cafef.vn/20120302054635934CA33/anz-da-lam-phat-cua-viet-nam-co-nguy-co-tang-tro-lai.chn

しかし、読む気力が起きません。ベトナムで5泊して戻って来たプノンペンは暑いのです。実際に5日前より気温が高いのか、それともサイゴンより気温が高いのでそう感じるのかは分かりません。部屋に戻ると即シャワーを浴びねばどうにもならないほどです。この時期日本から戻って来ればもっと暑いと感じるのでしょうけど。

ベトナムで過ごした日々は密輸煙草のHEROからCARAVENに換えてたせいか、喉の調子はだいぶ良くなりました。はやり安いからと言ってHEROを吸うのは止めよう、と思いCARAVENを2カートンほど買って帰るつもりがバス乗り場近くのファングーラオ通りでは一箱2万ドン(77円)と観光客プライス。日本に帰れば400円の煙草を買うのに躊躇しないくせにベトナムに居ると7円ほど高いからと不愉快に感じてしまうのは何故なのでしょう。

1997年頃この煙草は1箱1万ドンでした。たぶん当時から倍以上の価格になっていない消費商品はないわけで、煙草原料も値上がりしていると考えるべきかも知れません。穀物価格はこの10年で3~4倍。原油やコーヒー、砂糖、ゴム等も同様です。金価格だけが異常な値上がりをしているわけではなく、コモディティー価格が全体として値上がりし、金や原油もその一つと考えるべきのようです。

などと思いつつもやはり2万ドンのCARAVENを買うのは癪に障ります。意地を張って禁煙でもしようか・・・とすら思いました。



ところが、モクバイ国境の免税店に「JET」が売っていました。値段は5.7ドル/カートン。1箱当り12万ドンほどです。何処で製造されたものかは分かりませんが、バーコードは93124・・・と印刷されているのでオーストラリア製なのかも。免税店専用の製品と書かれています。

しかしこの「JET」の密輸煙草がサイゴンやメコンデルタで多く売られていることも事実で、これら密輸製品が関税収入と引き換えにベトナムの実質的な物価上昇を多少は抑制しているのではないでしょうか?

アボガド・ジュース

2012-02-27 23:23:53 | 生活

プノンペンからバスに乗り人混みのサイゴンに来ています。
日頃は、サイゴンに行ったら誰に会おう、とか何を買おうなどと思ってはいるのですが、いざその時が来るとそんな思いは何処へやら。

とりあえず、今回最初に立ち寄ったのは通り掛かったジュース屋。プノンペンでも日が暮れるとモニボン通りの歩道に幾つものジュースを売る店が出るのですが、大抵はミックス・ジュースで果物単品をミキサーに掛けて頂戴というリクエストには応えてくれません。砂糖抜きとかコンデンスミルクの増減量とかは可です。

言葉が通じないからかも知れませんが。

ベトナムのジュース屋も朝や昼よりは夜に店を開ける方が多いので、店を見た瞬間「ラッキー」と思い、値段も確認せずに注文してしまいました。久しぶりのアボガド・ジュース(Sinh tố bơ)です。

煙草も密輸HEROを止めてCRAVEN"A"に換えました。要するに胃や肺(か気管支)の調子が良くないので多少ヘルシーと思われることを選択したわけです。

アボガド・ジュースは一杯15,000ドン(58円)でプノンペンでも3,000リエルほどで変わりません。

道端ではマンゴーなど季節の果物が売られています。15,000ドン/1kgなどと書かれていました。たぶんプノンペンより安いのでは。



平壌冷面餐庁

2012-02-12 17:57:25 | 生活

プノンペンに来ていた知人に誘われてコリアン・レストランで食事することになりました。しかし指定されたのは再びモニボン通り400番の「平壌レストラン」。バイクは故障して修理を依頼しているところだし、日が暮れてからの時間でもあり、歩いて行くことにしました。30分ほど歩きましたが汗をかくこともなく、ちょうど良い散歩の距離でした。

店の前には車が所狭しと留められていて、店は空いてるテーブルがないほどの混雑ぶり。この店の雰囲気にはどうも馴染めないものがあるわけですが、プノンペンならではのことでもあるので楽しむことにしました。

客はやはり韓国人が多いようで、日本人客も2つのテーブルに居たようです。近くには女性だけの欧米人のテーブルがあり、見たところ盛り上がっている雰囲気ではありませんでした。

2・3人で来るものと思っていたところが、6人でやって来てわれらがテーブルは合計7名の円卓になりました。8時頃からは恒例の歌と演奏、踊りがステージで行われました。連日ケーブルTVに映し出される「少女時代」の映像との落差は南北の落差というよりは時代の落差のようにも思えます。それでも韓国人の中年の男性客などは結構この時代物のパフォーマンスに違和感がないかのようなノリで盛り上がっていました。

テーブルにはカンボジア人3名と外国人4人。初めて会う人が3人居て内2人はオランダとスペインの男性。もっともそうと気づいたのはかなり時間が経過してからのことで、たぶんそう紹介されたのでしょうけど英語が聞き取れてなかったわけです。



喫煙者がもう一人居たことは幸いでした。プノンペンでも禁煙のレストランが多く、小奇麗なカフェも殆どが入口に禁煙マークが貼ってあります。が、平壌レストランは喫煙可の様子。壁には撮影禁止の張り紙があるものの携帯電話のカメラで撮影してる姿があっても注意を受けてる気配はありません。

喫煙者のスペイン人の隣に座りました。彼が吸っていたのがスペインから持って来たNobelとかいうこの煙草。一本貰って吸ってみるとHEROよりかなり上品な味で気に入りました。使い捨てライターはスペインでは1つ1ユーロだそうで、ベトナムやカンボジアで10円か20円で買っている身には驚くべき物価高。労働者が通常食べるランチも12ユーロだそうです。ユーロに加盟してからスペインは物価高になった、と嘆いてました。

スペインと言えばピカソ、ガウディ、セルバンテス、無敵艦隊、レアルマドリード位しか記憶になく、しかも「無敵艦隊」の英語は知りません。思い浮かぶままの単語を口にしていると「僕はバルセロナ」だけどね、とのこと。バロセロナというとカタロニア?と古い記憶が蘇り、10代の頃に読んだ「カタロニア讃歌」を思い出しました。

彼の家はピレネー山脈の近くだそうで、家を出る時に写した雪の積もった家の画像をHTCのスマートフォンで見せてくれました。スペイン市民戦争の時には彼の祖父も銃を取って戦ったバスク人だそうです。

オランダ人とはそもそも日本語で話すとしても話題が思い付きません。ビールのハイネケン位しか。最近日本に行って「鶏の生肉料理」を食べて来た、と言ってこれまたスマートフォンの画像を見せてくれました。オランダは日本の徳川幕府をそそのかして鎖国させ、貿易利権を独り占めにしたんだろう。

みたいなことを言うつもりが上手く英語で表現できません。とりあえオランドと日本は長い間の関係がある、ということで誤魔化し、コロニアル時代のオランダの地図にはメコン河の河口近くはJapanese riverと記されていたりして、当時のオランダの航海日誌は日本人にとっても貴重な歴史資料であるなどとお世辞を言い、久しぶりに「南洋日本人町の形成」を思い出し、一人で盛り上がりました。「バタヴィア城日誌」を読んで次回は歴史好きなオランダ女性との会話に備えたいものです。

最近は下手な英会話能力の上に居直って生活しているわけですが、その割にクメール語の単語も覚えられず立場がありません。

もっとも平壌レストランの可愛いウエイトレスの英語も随分と意味が通じてませんでした。その分は愛嬌で十分カバーできてましたが。中国語や片言の日本語を話すウェイトレス兼エンターテイナーもいました。彼女は、3年ほどは北朝鮮には帰らずここで働くそうです。


LPGと扇風機とAX1修理代

2012-01-29 09:21:38 | 生活

先月、すぐ近くのアパートに引っ越しました。プノンペンに長居するするつもりはないのでまた家具付きの部屋です。それでも台所用品などは多少買わないわけにはいきませんでしたが。

プロパンのボンベが空になったので大家さんに頼んで入れ替えて貰うことにしました。請求金額は20ドル。ベトナムで買った時は12kgで20万ドン(10ドル)ほどとの記憶があり、随分ボラれたような思いも残りましたが、確か最近ベトナムでも5回続けてガス価格が上がったという記事があったことも確かです。たぶん使用頻度が少ないので半年以上持つ筈です。直ぐに騙されて高い物を買わさたなどと疑ってしまうのはベトナムで身に付いた悪い癖なのかも。

それにしてもこのガスボンベは随分と古く、ベトナムではこんな汚いボンベは見たことがありませんでした。



日本でLPGがどの程度の値段なのかを調べてみると、家庭用小売価格トン当たり4,148ドル。10kgで41.5ドルになる計算です。何で日本のプロパンガスはそんなにも高いのでしょう。カンボジアの倍以上です。

先週はまたバイクの修理とオイル交換もしたので、これまた思いがけない出費でした。ウィンカーのカバーだけでなく中も壊れていて交換することになり「ここで買って貰ったバイクだから10ドルで良いよ」と恩着せがましく言われてしまいましたが、ほっと一安心。最悪、パーツがない・・・などと言われることも覚悟してました。プノンペンは世界で一番ホンダAX-1が走っている町ではないかと思えるこの頃。それだけのことはあります。

オイル交換は1.6Lで7.5ドル。ベトナムで乗ってたバイクは1Lだったので5ドルほどでした。が、COSMIC Cambodia製という名のこのオイル、一つ0.8Lと無駄のない容量なので買ってしまいましたが、品質は疑問です。オイル交換した後で却って潤滑さに欠けるようなエンジンの動き。

以前の部屋は天井に扇風機が付いていて、羽に埃がこびりついてはいましたが、エアコンの世話になることも少なくて済みました。が今の部屋にはエアコンはあるものの扇風機がなく、電気代を考えるとやはり扇風機を買ったほうが安上がりのようです。

ベトナムの生活ではエアコンを夜にそこそこ使っても月10ドル程度の電気料金で20ドル払ったことはなかったのですが、今は1kwh0.27ドルの請求をされ、エアコンを使わなくても30ドルを越えます。

ベトナムの電気料金も今年から値上げと言われてますが、それでも1kwh 1,300ドン(0.06ドル)程度、ここではその4.5倍で日本より高い電気料金を払うことになります。年20%近くのインフレとは言うもののベトナム物価の安さを感じざるを得ないプノンペン生活です。

かつてはベトナム製のASIAというメーカーの扇風機を何度か買い、日本製と比べると半分以下(50ドル以下)の値段で品質もそこそこで気に入ってました。何故かカンボジアでは見付けられません。日本メーカー各社の扇風機はかなり多く見るのものの‐たかがモーター一つ回すだけの製品と思ってしまい‐高いので躊躇していました。


近所に電気店とは思えない家の造りの店があり、たまたま通り掛かって覗くと客が一人もおらず店員に付きまとわれてしまいました。服飾品のブティックなどではこのような民家風の店も多いのですが、そういったところはベトナムの町よりフランス風なのかも知れません。

電気製品というよりキッチン製品の店ながら、二階にはAKAIの音響機器も多少ありました。赤井電機倒産のニュースは知っていたので驚きました。段ボールに印刷されたカタカナも明らかにCosmicオイル同様日本のフォントではありません。それでも店員は「日本製のAKAI」と説明していました。

結局、長々と案内された揚句何も買わずに帰るのも気が引け、USAメーカーの中国製だとか言う扇風機を61ドルで買うことにしました。扇風機を組み立てるのにトライバーを買い、合計100ドルが先週の予定外出費ということに。
      
          

「Westinghouse」というブランド名の扇風機、これまた赤井電機と同じでかつて存在したアメリカのメーカーです。取説には英語の他にアラビア語らしき文字で書かれています。

うどんが食べたい

2012-01-27 00:32:58 | 生活

最近スーパーの買い物はペンシル・ストアに行くことが増えました。ラッキー・マーケットよりローカルっぽい感じで多少商品の価格も安い気がします。

先週、乾麺の「うどん」を見付けたので一番安い250gで1.65ドルの日清フーズ製のものを買いました。

麺つゆを探したところ見付けられず、取り敢えず「日本国エスビー食品」のわさびだけ1.4ドルで買うことに。「日本国」と書いてあることで日本で製造されたものでないか輸出用のどちらかであることを知りますが、パッケージは「美味佳品‐青芥辣」との表示。

麺つゆをどうするかが問題です。ラッキー・マッケットで見たような気もしたので、久し振りの行くことにしました。店の向いの通りはセンターラインの所にフェンスがあるので反対車線からは入れず、一度モニボン通りまで行ってUターンしないとなりません。しかしこの交差点はUターン禁止。一度交通警官に捕まり5ドルほど反則金名目で支払わねばならないことがありました。それ以来足が遠ざかっています。



ラッキー・マーケットは日本の食品は多いものの値段は信じられぬ高さ。サイゴンのレタントン通りの日本食材店も高かった記憶がありますが、その時以上の憤りを感じる価格です。しかも「スプーン印の白砂糖」なども置いてあり、何を考えて輸入しているのかはとっても不思議。メットフォンの次々送られて来る広告メール同様に。食品輸入に関わる輸入税の問題があるとしても関税の最高税率は35%、特別税も最高で45%と以前のベトナムの食品輸入より安い筈です。これらを輸入している業者には必要なものを如何に低価格で供給するかなどと考えたことはないようです。そのためか最近はだいぶ陳列された日本食品のスペースは小さくなっていました。

麺つゆはありましたが、500mlで10数ドルのもの。しかも「防腐剤を使っていないのでなるべく一回で使い切る」ようにとの但し書き。1.65ドルのうどんを食べるために10ドルを超える麺つゆを買うのは如何なものか、と思い麺つゆを作ることを考えました。みりんとダシがあれば・・・と思って棚を探してもダシの素みたいなものはありません。市場に行って煮干しを探すのも面倒なので、鰹削りのパックを買いました。3g×6袋、わずか18gで3.95ドル。みりんは300mlで6.7ドル。円高ドル安とは言え、日本では200円程度の商品です。

かつてタントアンの輸出加工区の酒造メーカーを訪れた時のことを思い出しました。焼酎などの各種OEM製品の中にみりんもありました。ベトナムで製造している鰹節やみりんといった製品が日本の市場にもある時代に、何でわざわざこんな高いみりんを買わねばならないのでしょうか・・・・

日本に帰った時に買ったコットンのスラックスにmade in Vietnamと書いてあったり、日本から持って来てくれた土産のスルメがベトナム製だった時なども複雑な心境でしたが。

結局、300mlのみりんと18gの鰹削りだけでも10ドルを超えてしまい。この日の買い物は50ドル紙幣で支払うことに。1ドルが80円を切る昨今ですが、1ドル110円~120円の感覚が抜けないのか、50ドル紙幣での支払は日本で5000円を使う時よりも無駄使いをしたような気になります。