夢職で 高貴高齢者の 叫び

          

田舎すいとん

2014年09月22日 | 俺の女房は- - -

 今日もまた女房は友達と昼食会だそうだ。

イタリアンレストランというから、さぞ高価な食事をするのだろうなあ。

俺は今日の昼食を一人で作らなければならない。

女房が留守でも、俺は昼食を作れるのだが、何となくつまらないのだ。

女房がイタリアン料理を食べているときに、俺は独りで、ご飯とみそ汁と漬物だけの食事と思うと気が沈むのだ。

女房は出かけに俺の昼食の準備をしていた。

カレーライスのカレーだけをタッパーに入れて、お昼の用意ができたというのだ。

しかも、カレーはゆうべの残り物ではないか。

女房と俺の食事は女王様と召使の差ではないか。

  

俺は外食することにした。気晴らしにドライブして那須まで行った。

そして四足門のある田舎風の食堂へ入った。

造り酒屋を移築したという古風な建物で田舎料理の店だ。

俺は田舎すいとんを頼んだ。

なんと出てきたのは、人参、大根、芋、青菜など味噌汁の中にすいとんが入っている。

釜で炊いたおこげのついたご飯。 おかずは小皿で8品もあるのだ。

なす、きのこ、切り干し大根、大粒の豆、寒天などだ。

いずれも懐かしい味だ。 俺は満腹満足だ。

 


     (おこげご飯)

 


     (具だくさんのすいとん)

  

敷地内に水車小屋があった。

小屋の中では水車で米を突いていた。


     (水車小屋)


     (水車小屋の中)


     (水車で米を突く)

 奥の小屋にはとうみや足踏み脱穀機や縄ない機などが展示してある。

昔、農家で使った道具である。懐かしいものが見られた。
     (とうみ)


     (足踏み脱穀機)

 


     (縄ない機)

 

家へ帰って俺は女房に1400円もする

すいとんを食べて来たと自慢した。

 

すると女房はクルマでレストランへ行ったが、

残念ながら臨時休業だったそうだ。