9月19日(金)
宇都宮のTOBUデパートで北海道物産展が開かれている。
いつかの物産展でアイヌの彫刻の「マキリ」が出品されたことを聞いた。
アイヌの人たちは小刀の鞘や柄を木で作り、彫刻で模様をつけている。
一つ一つが違う美術品だ。
もしかして、今年も出品されていれば欲しいと思って出かけた。
尋ねてみたら、それを作っている人は亡くなられたとのこと。
宇都宮で注文した人がおるので、遺族に頼まれて一本だけ持ってきたそうだ。
手に取ってもよいと、お店の方の許しを受けたので触ってみた。
これまでに博物館では幾度も見てきたが、指を触れることはできなかった。
高価な美術品なので、とても買うことはできそうもないが、マキリを手にして彫刻に触ることができたので胸がときめいた。
お昼は北海道の魚介類がぎっしり入った弁当を食べた。
蟹、アワビ、イクラ、ウニ、海藻などが弁当の上にまで盛り上げられている。
マキリは買えないけれど、弁当を食べて俺は満足。
家に帰った。そして今日の北海道弁当の写真を女房にみせた。
女房のお昼は、ご飯に鰹節をかけただけとのこと。
俺がいないと、お昼の用意をする気がしなくなるそうだ。
たまには、こんなこともあってよいだろう。
粗食で女房はダイエットできるから
【マキリ】
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