朝、妻と車で出かけようと門坂に出ると・・
「アラ! 山ツツヂ・・・」と・・川向うの山肌を指差す・・
気が付かなかったが・・今まで小藪の立っていたところが赤く色づいている・・・
山ツツヂは毎年のことだが、思いがけない時に突然姿を見せてくれる・・
川向うの山ツツヂが咲いている小山には、昔は弘法さんの祠があったそうだ・・・
4月21日の弘法さんの日には、向いの小山を尾根伝いにお参りする人が列をなしていたそうである・・・
その頃、弘法山と言っていた今、山ツツヂが咲いている小山一面・・
山ツツヂの花で赤く染まっていたそうだが・・・今残っている山ツツヂはほんの数坪の面積だ・・・弘法さんの祠もいつの頃からか朽ちてしまった・・・
真宗徒の我が家は、親鸞さんに義理立てして弘法講には入らなかったようである・・
山ツツヂの咲く、小山の参道を歩いた記憶はない・・・