村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

一人餅つき

2018年12月18日 | Weblog
今年の年末年始は、義弟の忌服中と言うことで行事を控えている・・・
輪飾り、鏡餅、も無し・・
毎年正月には掛けていた、「旭日静波」の掛け軸も今年は出番がない・・・
静かな年末である・・・

お餅ぐらいは、喪中でも食べてもよかろうかと・・
昨年のもち米が2升ぐらい残っていたので・・・今日は、餅つきをする・・・

父や母が在世の頃には、正月前の餅つきと言えば家内中の一大行事だった・・・
朝早くから、もち米をお蒸す母の姿を見ながら、家中が活気に満ちた空気に包まれるのが、子供ながらに嬉しかった・・
土間の中央には、臼が据えられ・・餅を捏ねる板や、もろぶた、が準備され・・・
座敷には、搗き上がったお餅を並べるために、新しい筵が敷かれていた・・・・

今と違って・・・昔の正月餅は2~3斗は搗く農家がほとんどだった・・
正月が終わっても2月の終わりごろまでは、朝食は雑煮だったような記憶がある・・・
暖かくなると、晦日に搗いたお餅にもカビが生えるが・・・そんな時のお餅は水桶に移して保管されていた・・・

カビの生えたお餅は、さすがにあまり旨くない・・・
保管されたお餅が早く無くなることを、子供ながらに祈っていた( ^ω^)・・・

今日は一人餅つきである・・・
2升の餅米で、きっちりと80個の餅が出来た・・・
専業主夫もすっかりと板についたようである・・・
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