山村に人が居なくなってから自生する山野草を見かける機会が無くなった・・・
薪炭用の木を切ることも・・焼き畑でそばを作ることも、牛舎の敷柴を刈ることも、山菜取りやキノコ採りに山に入ることも今頃はほとんど無い・・・
第一・・猪や熊が跋扈するようになってから恐ろしくて入れなくなった・・
タケノコ時期に竹山に入るのでも、携帯ラジヲ、熊鈴などを付けなければ危険である・・・
我が家の裏庭の満天星の株の下に、山から採種して来た山シャクヤクが・・
莟を付けている・・・
山に入れなくなった今は・・・貴重な山野草である・・・
もう故郷へ帰ることもかなわなくなった山シャクヤクは・・淋しかろうに・・・
律儀にも・・・毎年連休前には花を咲かせる・・・
ふるさと・・・とは何だろう・・?
何気なく辞典を引いてみると・・
最初に出てくるふるさとは・・・古里と出た・・・
古くなって荒れ果てた地・・・だそうである・・・・