暑苦しい夜が続く・・・
高齢者の常で、床に入るのが早い分・・夜中にトイレに行くのも早い・・・
熱帯夜では、一度真夜中に起きると・・・その後はなかなか寝付かれなくなる・・・漆黒の闇間で目を開いていると・・・
「これがあの世とやらの景色か・・・」と・・・・想像してしまう・・・
幸いと定期購読している、文芸春秋の9月号を枕元に置いている・・・
今月号には芥川賞受賞作品が全文掲載されているのを読む・・・
最初、題名の「ハンチバック」の意味が分からなかった・・・
車の話かと思ったが・・・「背むし男」と訳されるそうだ・・・
難病を患う作者市川女史の私小説かと思ったが・・・それだけではない・・・
不思議なメッセージを含んだ壮絶な小説である・・・
活字には必ず書き手が存在して対価を発生する云々には・・・なるほど・・・
以前から書くことが仕事だった彼女の文は読みやすく・・すんなりと私の読解力でも無理なく入って来る・・・
眠られない夜明け前に・・一気に読んでしまった・・・
