村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

サカゼイが来たぞ――

2019年01月02日 | Weblog
麹つくりが終わった・・・
毎年少しづつ工程を簡略化している・・・
今年は、出荷用の米袋と電気毛布だけで、ほとんどの工程を済ませた・・・
最後だけは諸蓋に移して、放冷、乾燥する・・・

湿気がひどいので、電気毛布の上に掛ける保温用の毛布は、使わなくなった古毛布を麹つくり専用にと家内からもらった・・・
電気毛布なら温度も安定するので、40時間ぐらいまでで、出麹まで行きそうだ・・・

夕方には、味噌用に用意してある大豆の量に合わせて、塩を投入・・・

さあ・・・いつでも手前味噌が出来るぞ・・・

味噌用麹だが・・・
量は余分にある・・・

あまがゆ、塩こうじ・・とこれからの楽しみだ・・・・
どぶろくまでは・・・造らない・・・

どぶろく・・・・まだ小学生の頃、山村の農家では税務署の目を盗んで、どこでもどぶろくを作っていた・・・

税務署の取り締まりがあると・・・家内総出で、いろいろな容器に移したどぶろくを山や谷奥へ隠すのに大わらわだった・・・

その頃、税務署と警察署の違いを子供ながらに学習できた・・・

「村の入り口まで「さかぜい」の車が来ているぞーーー」

(当時は、密造酒の取り締まりの税務署員の事を・・酒税・・と言っていた)

自転車に乗ったおまわりさんが、知らせに走って来られたのを覚えている・・・

貧しい農村のささやかな楽しみを、駐在所のおまわりさんも共有されていたのだろう・・・?

ほほえましくも、のどかな農村の生活は、それなりに幸せだった・・・
コメント (2)
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