荒田起こし

田圃の雪もようやくなくなりかけたので・・・今日から荒田起こしを始める・・・
近頃は、歩行型の耕耘機で荒田起こしをするところは無くなった・・・
トラクターがほとんどである・・・

耕耘に限らず、近年、農作業機械は乗用が当たり前になっている・・・
高齢者の自動車運転事故は、オートマのように運転操作を便利に簡略化した結果だそうだが・・・
農作業も、便利で身体を動かさずに乗用型になってから・・百姓は農業に魅力を感じなくなった様な気がする・・楽過ぎて面白みが無い・・・

コンバインで収穫する農家は、脱穀の際の稲藁を、秋の内にすき込む作業が待っている・・・
春に耕耘する農家はほとんどなくなった・・・

耕耘機を使うと・・健康のためには良だろう？

わざわざ歩数計を付けてウオーキングする人もいるのに・・・
耕耘機に掴まって広い田圃の中を幾度となく往復すれば・・・相当の歩数が稼げるはずだ・・・
運動を兼ねて、無駄が無い・・・
油断すると、車輪が溝に外れるので適度の緊張感もある・・・
高齢者にはこのくらいの緊張感は絶えず必要である・・・

ハンドルを握って、あまり考えることも無く・・緊張感もない作業をしていると・・・
ボケる・・・

わが家の荒田起こしは・・ボケ防止にもってこいだ、

毎年・・歩行型耕耘機で荒田起こしをする頃になると・・
やせ我慢の理屈をつけて、自分に良いように言い聞かせている・・・