イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

タットン・パークの動物農場、最終回 (ニワトリの種類の多さにおどろく)

2018年04月20日 09時00分00秒 | 英国の動物

チェシャーの、ナッツフォード Knutsford という小さい町のはずれにある、ナショナル・トラスト所有の大公園、タットン・パーク の農 Tatton Park Family Farm に行ったレポート、3回目です。



☟昨日までの記事を読んで下さい。タットン・パークの他の場所について書いた ずうっと以前の記事のリンクも貼ってあります。

広大なエステートの一角のイギリス伝統の再現農場、コヒツジが、ブタが、ウシが・・・・動物なんでもおさわりし放題
タットンパーク, イギリスの食生活に偉大な貢献をしてきた 今日はブタ!

タットン・パークの農場は、イギリス固有種のニワトリの飼育にも 力を入れているようです。

農場の敷地内を好き勝手にうろつきまわり、家畜の囲いの中にも出入り自由。



この農場で 一番お気楽に 楽しく過ごしているのはニワトリのようにみえます。

農園が開演中は ずっと扉をあけはなした鳥小屋もあるのですが 日中は ほっつき歩いているニワトリが ほとんど。




この場所は、日に何回か 来園した子供たちがニワトリにエサをやるスポットのようで、いつ通っても ニワトリが集まっています。


豚舎の外の干し草をいれたコンテナでくつろいでいた2羽。



農場の建物に孵化室があります。卵を温めるふ卵器と、孵化して2日、1週間、2週間目のヒヨコが成長の段階ごとに分けられたガラスケースの中でヒヨヒヨいっていました。

2日目のはふわふわで、目がくらくら するぐらいかわいい!

2週間もたつと、ニワトリとヒヨコの中間ぐらいの、「毛をむしられたニワトリ」に近いグロテスクな様態になります。それはそれで目が離せない面白さなのですが...


ちょうど入った時は、テーブルの前に座った子供たちのための、「ヒヨコおさわりタイム」でした!
子供がいっぱいで、写真が撮れませんでした。

息子とガールフレンドは、子供たちを優先的に座らせた後、末席でヒヨコおさわりに参加していました。



☝ふ卵器から出したばかりの生まれて3時間のひな!

写真ではよくわからないのですが、小さな脚にフワフワのうぶげがびっしり生えていました。

☟左手前の脚に羽がもしゃもしゃはえたオンドリが父親だと思います。


私はイギリスのブタ(とウシ)についてはかなり詳しいのですが、ニワトリについてはあまり知識がありません。
造形的に非常に興味があるのですが。

ふ卵器で温められていた卵は、母トリに見捨てられた捨て子だそうです。

ヤギも興味深いです。


ヤギの多くは、 ワキガのようなにおいがします。

ヤギはなぜか高いところに上りたがる習性があるようです。

勝手に入り込んでいるニワトリたちと仲良しです。

ヤギ舎の柵の上でえらそうにしている、シャモのような羽毛の美しいニワトリ。



話 変わって....

裏の放牧場です。
ガチョウと...


トナカイがいます。


角の1本抜けたオスとメスのつがいが飼われています。角は1年に1回抜けて、毎年生え変わるそうです。



トナカイは、もちろんイギリス固有のシカではありません。アイスランドやラップランドなどの寒いところに住んでいる、クリスマス伝説でイギリスの子供たちにはすっかりおなじみの動物です。



サンタクロースのそりを引っ張るトナカイはクリスマス前に子供たちがサンタクロースにプレゼントのリクエストをする、「サンタズ・グロットー」のマスコットとして活躍するのでしょう。

仕事は1年のうち3週間だけ、それ以外のあいだ気候の温暖なイギリスでのんびり草を食む生活、悪くなさそうです。(イギリスの伝統的な農場を体験してもらうという社会科学習施設の方針から少し外れますが)



タットン・パーク内、農場を出たところの放牧場の周りで、 新しく植えた白い花の咲く灌木を斜めに倒して柳の枝を編みこんでゆく、伝統のかご編み生垣造りプロジェクトが進んでいました。



きのう4月19日は記録破りの暑さで、日中最高気温が28度前後。


洗濯ものが一時間で乾きました。


↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。

コメント (12)
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