チェシャーの、ナッツフォード Knutsford という小さい町のはずれにある、ナショナル・トラスト所有の大公園、タットン・パーク の農 Tatton Park Family Farm に行ったレポート、3回目です。
☟昨日までの記事を読んで下さい。タットン・パークの他の場所について書いた ずうっと以前の記事のリンクも貼ってあります。
広大なエステートの一角のイギリス伝統の再現農場、コヒツジが、ブタが、ウシが・・・・動物なんでもおさわりし放題
タットンパーク, イギリスの食生活に偉大な貢献をしてきた 今日はブタ!
タットン・パークの農場は、イギリス固有種のニワトリの飼育にも 力を入れているようです。
農場の敷地内を好き勝手にうろつきまわり、家畜の囲いの中にも出入り自由。
この農場で 一番お気楽に 楽しく過ごしているのはニワトリのようにみえます。
農園が開演中は ずっと扉をあけはなした鳥小屋もあるのですが 日中は ほっつき歩いているニワトリが ほとんど。
この場所は、日に何回か 来園した子供たちがニワトリにエサをやるスポットのようで、いつ通っても ニワトリが集まっています。
豚舎の外の干し草をいれたコンテナでくつろいでいた2羽。
農場の建物に孵化室があります。卵を温めるふ卵器と、孵化して2日、1週間、2週間目のヒヨコが成長の段階ごとに分けられたガラスケースの中でヒヨヒヨいっていました。
2日目のはふわふわで、目がくらくら するぐらいかわいい!
2週間もたつと、ニワトリとヒヨコの中間ぐらいの、「毛をむしられたニワトリ」に近いグロテスクな様態になります。それはそれで目が離せない面白さなのですが...
ちょうど入った時は、テーブルの前に座った子供たちのための、「ヒヨコおさわりタイム」でした!
子供がいっぱいで、写真が撮れませんでした。
息子とガールフレンドは、子供たちを優先的に座らせた後、末席でヒヨコおさわりに参加していました。
☝ふ卵器から出したばかりの生まれて3時間のひな!
写真ではよくわからないのですが、小さな脚にフワフワのうぶげがびっしり生えていました。
☟左手前の脚に羽がもしゃもしゃはえたオンドリが父親だと思います。
私はイギリスのブタ(とウシ)についてはかなり詳しいのですが、ニワトリについてはあまり知識がありません。
造形的に非常に興味があるのですが。
ふ卵器で温められていた卵は、母トリに見捨てられた捨て子だそうです。
ヤギも興味深いです。
ヤギの多くは、 ワキガのようなにおいがします。
ヤギはなぜか高いところに上りたがる習性があるようです。
勝手に入り込んでいるニワトリたちと仲良しです。
ヤギ舎の柵の上でえらそうにしている、シャモのような羽毛の美しいニワトリ。
話 変わって....
裏の放牧場です。
ガチョウと...
トナカイがいます。
角の1本抜けたオスとメスのつがいが飼われています。角は1年に1回抜けて、毎年生え変わるそうです。
トナカイは、もちろんイギリス固有のシカではありません。アイスランドやラップランドなどの寒いところに住んでいる、クリスマス伝説でイギリスの子供たちにはすっかりおなじみの動物です。
サンタクロースのそりを引っ張るトナカイはクリスマス前に子供たちがサンタクロースにプレゼントのリクエストをする、「サンタズ・グロットー」のマスコットとして活躍するのでしょう。
仕事は1年のうち3週間だけ、それ以外のあいだ気候の温暖なイギリスでのんびり草を食む生活、悪くなさそうです。(イギリスの伝統的な農場を体験してもらうという社会科学習施設の方針から少し外れますが)
タットン・パーク内、農場を出たところの放牧場の周りで、 新しく植えた白い花の咲く灌木を斜めに倒して柳の枝を編みこんでゆく、伝統のかご編み生垣造りプロジェクトが進んでいました。
きのう4月19日は記録破りの暑さで、日中最高気温が28度前後。
洗濯ものが一時間で乾きました。
↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。
日本で農場や動物を公開して民間人にお見せするとなると、必ずそこの農場で製造されたもの、例えばバターや牛乳、チーズやプリン、アイスクリームなどの乳製品を販売するおみやげショップが併設されることが多く、なんでも商売っ気ムンムンです。動物のおさわりもありますが、あれをしちゃいけない、こうしてもいけないとたくさん規則もあります。
イギリスはお写真からしてとても敷地も広く、看板も注意書きより動物ちゃん達のお名前プレート。なんか~、自由でほとんどが自己責任で~いいですね!いいたいこと伝わるかしら(笑)。日本にいると、大丈夫、私マナー悪くないからそんなに書かなくても、と言いたくなるくらい指示?看板が多い!...気がします(笑)。
場リアルですね。
そうなるために作られた命だから仕方がない、で、到底納得のいく事実ではありません。
日本は今週末、真夏なみに暑くなると予報が出ています。マンチェスターも暑いんですね、異常気象。イギリスは家の外に洗濯物干しても良いのですよね??
日本やブラジルのように、身じろぎも出来ないカーゴに入れられてひたすら卵を産む機械のように扱われるのは、生命を冒涜しているように感じてしまいます。
ヤギは高いところが好きなんですね。
ヤギって山羊って書くのですよね?
そのせいでしょうか?
今はと殺は専門の施設が要るみたいです。さすがに子供に見せる農園では考えられませんが、タットンパーク全体のギフトショップでは、菜園や果樹園のジャムやハーブとともに、放し飼いにしているシカの冷凍肉とソーセージを売っています。数が増えると淘汰のため、射殺しているのです。
はい、マンチェスター好きさんのおっしゃる、日本の注意書き、決まりの多さは、おそらく日本に住んでいる多くの方は気が付いていない、あるいは普通だと思っていると思いますが特異です。夫と子供たちは、「これなんて書いてある?」と私に聞きまくって、あきれ、次第に飽きてました。プールで何分おきかに全員上がらなきゃいけないとか、異常です。「挨拶する町元気な子供が育つ町」とかって、あの標語なんなの?
イギリスでは、ケージ飼いのニワトリ飼育は禁止になって数年たちます。卵も肉もフリーレインジ(屋外放し飼い)かバーン(舎飼い)のチョイスがあります。
そう言えば、ヤギって山の羊って書きますね。野生のヤギは垂直に切り立った崖のくぼみに足をかけ、ひょいひょい上ります。
平地のヤギは木に登ります。
私が洗濯物干してるのは裏庭です。
ふらっとのベランダに干すのは、管理組合の方針によるみたいだけどダメなところがほとんどみたい。
個別住宅の前庭に干すのは、自宅なので、誰に文句を言われる筋合いもないのですが、ご近所の手前、やる人はほとんどいないみたいです。
洗濯物はアメリカも外には干せませんでした。アジアだけの習慣ですね、きっと。
常日頃不思議に思っているイギリスのフリーレンジ・エッグについて、ご意見を聞かせてください。。
田舎では通りがかりの農家でフリーレンジの卵を買います。イメージとしてはよく運動していて健康的な卵なんですが、日本のと比べて美味しくないんです。
日本の美味しい卵は、黄身がこんもり盛り上がっていて、色が濃い、ネットリした食感で味も濃い。黄身を箸で挟んでも壊れないものも多い。
でも、イギリスの卵は、色も味も薄い。黄身もデレ~ッとしている。どう考えても日本の卵の方が美味しんです。フリーレンジなのに、これはどういう訳なんでしょう?
日本の卵、どんなだったかおぼえてないな~。白い殻がほとんどですよね。白色レグホン、名古屋コーチンでしたっけ?イギリスのはオレンジ色のオーピントンだっけ???が多く、殻は普通に流通しているものは、ベージュか、茶色がほとんど。田舎でかわった種類の鶏をみかけて、卵を売っていたら試しに買ってみる価値ありかもしれません。味の違いを試すチャンスです。
種類って大事かも。
アメリカの古い高層アパート街や、イギリスの炭鉱町などのテラストハウス(連続住宅)が立ち並ぶ地域では、建物から建物へ物干し綱が張り巡らされ、晴天の日には通り中はためく洗濯物でいっぱい!なんてシーンをドラマや映画なんかでよく見ます。外干し禁止はそれこそ、ここ50年ぐらいの前の話なのではないでしょうか。イギリスでは裏庭のない、痛風の悪い、背後のくっついたバックトゥバック住宅が今世紀初頭まで労働者階級の住宅として一般的だったし。日本でもマンションの外干し禁止の地域がたくさんあるって聞きましたよ。ずーいぶん前の話です。
で、マンチェスター好きさん、マニのそんな情報どこで仕入れるんですか。 Vinyl Revival は「マンチェスターのストリート・アートカテゴリー」で毎回取り上げる、ノーザン・クオータ―にあります。周りにはヴァイニ―ルレコード屋がいっぱい。
私たちの頃からすでに音楽はカセットで聞いていたはずで、LPレコードなんて自分で買った覚えがありません。DJが買うんだってずっと思ってたんですが、レコードショップ、増えてるようなんです。プレイヤーも売られ始めてるし、ブームなんですね。一般の人も集めてるみたいです。疎くて恥ずかしい・・・
いーなー江里さん、このショップ知ってるのですね!見た感じは小さなお店に見えました。マンチェスターには昔、バンドを組んでいて今は解散した中の人が(クリントブーン)マンチェスター内をツアーしてくれる企画があって、ロックファン内では有名です。マンチェスター出身のバンド達の名所めぐりです。クリントブーンはもうけてますよ(笑)。
味は飼育方法ではなく鶏の種類による。長年の疑問が解けてスッキリしました。
命あるものに対する接し方、これについては日本はまだまだイギリスのレベルには達していません。
種類の違いとおいしさを結び付けたのは、あくまで私見です! 味なんてそもそも個人の感覚ですものね。実際、違いの理由が鶏の種類だったとしても、T子さんのお好みに、日本の卵のほうが合うだけだったのかも…。
合成飼料を使わない「オーガニック卵」を買って食べたこともありますが、白状すると普通の卵との違いがわかりませんでした!濃かったかもしれませんが、高い値段に見合う違いではなかったような…。(私はそういう微妙な味の違いに鈍いのかも!!)フリー飼育のものでしたが、舎飼いのオーガニックもあるはずです!飼い方より、飼料の種類のほうが味に反映されやすいと、私は思うのですが説得力のある味の違いが判らないとなると、消費者は身体に良いというだけで選んでいるとしかおもえません。
いずれにしても、「フリーだからオーガニックだから美味しい」とはどこにもうたわれていません。ケージ飼育が違法になる以前だったと思うけど、フリー卵の箱に「Happy hens, Happy eggs!」と印刷されていましたよ。誇大表現にならない、説得力あるコピーです。
私には飼い方、鶏の種類より新鮮かどうか、のほうがおいしいまずいを決めるうえで重要だと思うのです。
日本ではまだ鶏のウェルフェアに訴えるより「フリーのほうがおいしい」と言わないと高くて売れないということならおっしゃる通り、残念なことです。ところで、私が日本にいたころは、放し飼いの鶏の卵は「地卵」とか言ったと記憶していますが、とても高価でした。(今でもそうだと思います)倍の値段でも売れるということはやはり需要は30年前にもあったということですね。T子さん、めしあがったことがありますか。実際おいしく感じたかどうか、知りたいです。