娘の誕生日に、リクエストの「ネコのケーキ」を焼きました。
...と言っても、ローフ・ティン loaf tin で「食パン loaf bread」型に焼いて、市販のフォンダン fondant (やわらかいアイシング)で作った顔と脚とシッポとアーモンドの目をくっつけただけですが。
私のオリジナルデザインです。
ケーキは、娘が4歳の時のお友達のお母さん...いわゆる「ママ友」ですね…の家に代々伝わる秘伝の「簡単ケーキ」、20年前に書き写させてもらった愛用のレシピです。
会う機会がいつの間にかなくなっていたそのお母さんとは、パンデミックのさなかに15年ぶりにばったり出会って、またお付き合いが再開しています。
モイラの全部いっぺんに混ぜる超絶簡単スポンジケーキ Moira's all-in-one method sponge のご紹介です。モイラというのはその友達の名前です。彼女のレシピ・ノートには「おばあちゃんの...」と書かれていたように記憶しています。
当時はインターネットでレシピを検索するなんて習慣はなく、雑誌のページを切り取ったり人に聞いて書き写したりしてレパートリーを増やしていましたね、懐かしい...
バターかマーガリン180g、砂糖180g、セルフ・レイジング・フラワー self raising flour *180g、大き目の卵3個と、小さじ1杯半(すりきり)のベーキングパウダーをなめらかになるまでよく混ぜ、ケーキ型か食パン型(loaf tin)に流しいれ、160℃のオーブンで40分焼くだけ。
(セルフ・レイジング・フラワーというのは小麦粉150gに対して小さじ2杯の割合でベーキングパウダーがすでに混ぜてある英国ではおなじみ、市販のベーキング用小麦粉です)
フォンダンで覆う前のケーキの写真を撮るのを忘れました。
...ブタみたいですね。
「スポンジ」とは言うものの、ずっしりしっとりしています。
ロウソクがなかったので、娘がオンラインゲーム仲間とこの家で集まった時に使うつもりだった花火を立ててみました。火をつける時に夫と娘は怖がったのですが、シューッと上がる白い火花に大喜び、娘はビデオに撮っていました。
来週、娘のお友達が集まってくれる誕生日のお祝いに色違いでまた作ろうと思っていたケーキですが、グループチャットにビデオを投稿してしまったようです。
「D&D(ダンジョンズ&ドラゴンズ)」という中世ファンタジーゲームの親睦会の集まりなので何かおどろおどろしい、それでいて簡単に作れるような形を考案します。ドラゴンはややこしすぎるので却下!
ちなみに...ネコが脚をおなかの下に畳み込んで四角く腹ばいになった姿を英語で「キャット・ローフ cat loaf (ネコの食パン!!!!)」と言います。いい得て妙!本当にパンのようです。
キャット・ローフでどっしりと決めた5年ぐらい前のリヴィー(前)です。ああ、子ネコだったティブがかわいい!
食パンのポーズは古い写真に多いですね。
子ネコのティブのキャット・ローフ!
お嬢様の誕生日に 猫のケーキ
楽しそう ですね