イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

パンデミックの憂さ晴らし?クリスマス・ジャンパーの季節がやってきた;それでも着る機会は例年よりは限られているのかも

2020年12月14日 08時00分00秒 | 気になる製品、気になるデザイン

例年、ストックポート日報で熱心にお伝えする、クリスマス・ジャンパー Christmas jumper の話題です。


今回は先週、大型スーパーマーケット、セインズベリーに行った時に見た男性用のごく一部、これだけの紹介です。


ジャンパーというのはイギリス英語で「セーター」のことなのですが、クリスマス・モチーフの衣料品すべて(特にティーシャツ)を「クリスマス・ジャンパー」と呼んでもいいようです。

他にも、女性用、子供用、赤ちゃん用、エプロン、よだれかけ、パジャマなどセインズベリーの衣料品売り場だけでも種類は数限りなく見当たりました。

いっしょに買い物に来た夫のティーシャツを何枚か買い込む予定で寄ってみたのです。
普段家で着てくたびれてきた数年物のティーシャツを処分してクリスマスを機に新品と新規交代、もちろんみみっちくクリスマスプレゼントとしてラッピングしてクリスマスツリーの下に並べるつもりです。

目当ての無地の厚手のティーシャツはありませんでした。

「何の罰だ?」といぶかるような恥ずかしいデザインのセーターがずらり。


いちばん重い罰はどれか夫と密談していたら女性が「コカ・コーラ・サンタ」を取ってトロリー(手押し車)に入れて立ち去りました。
いちばん重い罰として夫が選んだ品です。
私の選択は「チュバカ」(上段中央)です。

....罰として着せられるとしか思えないほど屈辱的にハズカシイ....と思うかどうかは主観の問題ですね。
「カッコイイ」「おしゃれ!」と思って着る人はやはりほとんどいないはずです。

ウケねらい、それとなんと言ってもまわりの雰囲気を盛り上げる効果はかなり期待できます。

今年はクリスマス・ジャンパーの最も顕著な出番の職場のクリスマスパーティーはどこも自粛、ではなくて禁止のはずです。
(まあ、どうせ職場や学校があいていて人が集まっているのですからオフィスに飲み物を持ち寄って控えめに仕事納めの会を開いたってばれないのかもしれません;公休日は25日、26日と1月1日だけですが、多くの人が一斉に休暇を取ります)

この人の夫か恋人はいつこれを着るのかしら。
親戚の子供がおおぜい集まるクリスマス当日のディナーに着せられるのかもしれません。
子供にはウケるかもしれませんね。

クリスマス前の最後の週には町中の働く人々がクリスマス・ジャンパーを着て出勤します。
今年はよっぽどの用がない限り町の人込みには出ないつもりなので見られないのが残念です。

クリスマスプレゼントをオンラインで購入する人が多い今年、クリスマス・ショッピングに出てくる人は少ないのではないでしょうか。

自宅勤務の人も多い今年、クリスマス・ジャンパーが町にあふれる例年の盛り上がりは期待できないかもしれません。
いえ、こんな時だからこそせめてクリスマス・ジャンパーで気分を高揚させよう!という意識が高まることもありうる?!


この日セインズベリーの棚に商品を黙々と補充していた年配の男性スタッフがピッグス・イン・ア・ブランケット(小さなカクテルソーセージをベーコンで巻いてローストしたターキーに添えるクリスマス定番の食べ物)の特大写真にニコニコ顔を描き込んだ斬新なイメージがプリントされたティーシャツを着ていました。


衣料品売り場には見当たらなかったのでセインズベリーの商品ではないようです。
どこで買ったのか聞きたい気持ちをグッと抑えました。
クリスマス・ジャンパーは罰だと決めつける夫に買うわけにはいきません。(ベジタリアンですし)

以前ストックポート日報に載せたピッグス・イン・ア・ブランケットの写真です。


以下、以前ストックポート日報に載せたクリスマス・ジャンパーに関する記事のごく一部のリンクです。

クリスマスシーズン恒例のクリスマス・モチーフの衣料品、見ごたえのあるスーパーの品ぞろえ、おなじみのクリスマス・ジャンパー

バー・ハンバグ、みんながはしゃぎまくるクリスマスのこの時期にクールにしらけポーズを決める反クリスマス・ジャンパー!

イギリスのクリスマス、クリスマス・ジャンパーにみる商業主義と快楽主義、とにかく堅いこと言わない!!


かわいい!クリスマスにおなじみの動物モチーフ、おなじみでない動物や空想の動物や太古の生物や.....要するにウケれば何でも良いクリスマスジャンパーの美学

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4 コメント

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Unknown (はる)
2020-12-14 15:41:57
こんにちは!
クリスマス・ジャンパーと言うのですね。
知りませんでした!
外に来ていくのは恥ずかしいですが、いかにもクリスマスという感じでテンション上がります!
返信する
夫婦喧嘩は存在しない (浅井洋)
2020-12-14 17:32:02
江里様

blogの中に
「何の罰だ?」といぶかるような恥ずかしいデザインのセーターがずらり。 と あります

僕の 日本語の理解が 悪いので なぜ 罰になるのか 教えてくれませんか? 英語で sin でしょうか

罰ゲームとして 着させられるのでしょうか?

それとも あんなの 着てちゃ「恥ずかしい」自分で バカ=罪人 と 言ってるような 物だ なのでしょうか?
 ご免なさいね 揚げ足を取ってるのでないくて
本当に 分からないのです
返信する
浅井さんへ (江里)
2020-12-15 08:06:06
そうですね、すごい数のクリスマスジャンパーが売れてるんですから私ととくにうちの夫の!主観で「着せられるのは何か悪いことをして罰せられてるてるぐらい屈辱的で恥ずかしい」と決めつけるのは無理があったかもしれませんね。もちろん皮肉のつもりです。ほんの少し書き直します。
大半はウケねらいで、カッコイイと思って着ている人はあまりいないのでは。
罰はとにかく言いすぎですね。
返信する
はるさんへ (江里)
2020-12-15 08:10:09
そう、いかにもクリスマスです。
テンション上げるために着るというより、むしろすでにテンション上がっていないと着られないシロモノです。
職場のクリスマス会に参加するとかクリスマス前で大混雑、興奮のるつぼ状態の店のスタッフだったらハードルが低いでしょう。もう十分上がってる状況ですから!
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