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つぶよりのつぶやき The Twinkling Twitter

福井を愛するがゆえに、地域や身の回りのいろんなことに勝手にコメントしています。

はじめに

福井を中心に、地域や身の回りのことに勝手にコメントしています。話題はいろいろですが、基本は福井への愛です。福井とあまり関係ない話もありますが、それは福井人としての視点ということでご了承ください。 なお、当然ですが、このブログの内容については、stanzaが所属する組織(公表していませんが)の考え方とは無関係です。 ブログランキング参加中=いいね!と思っていただけたらクリックをお願いします

大雪と鉄道

2012-01-26 | 旅行・交通

今年もやはり結構な積雪量になってきた。つい先日までほとんど雪がなく、もしかして暖冬かもと思ったのだが、甘かったようだ。いつもながら雪と戦う仕事量は相当なもので、家の前の除雪、車庫の前の除雪、駐車場の除雪、道路の渋滞、電車の遅れ、このエネルギーをほかの生産に使えたら地域にとってどんなにかいいだろうかと思う。

ところで、昨年の1月末、JR今庄駅でサンダーバードが長時間立ち往生し、大騒ぎになったのは記憶に新しいと思うが、今朝の新聞に、「昨冬、立ち往生繰り返さぬ、JR今庄駅、夜徹し雪警戒」という記事が載っていた。読んでみると、どうやらJR今庄駅は通常夜間は無人となるところを泊りがけで勤務し、大量の積雪に備えたとのことである。

JR駅長のコメントも誇らしげで、記事もよくやった的な論調であるが、ちょっと待ってほしい。今までは雪が降っても社員は家に帰っていたということだろうか。それでは電車が走ってみるまでどれだけ雪が積もっているかわからないのは当然である。JRの仕事は当然24時間体制だと思っていたのが甘かったようだ。

県の土木事務所でも市役所でも役場でも、大雪注意報が出れば(あるいは出なくても一定以上の降雪が予想されれば)職員を待機させ、道路の除雪やなだれ等に備えるのが当たり前になっている。土木事務所では一晩に3回もパトロールをするそうだ。まさか安全輸送を使命とするJRがそうしていないとは思わなかった。大変な仕事だとは思うが、こんな当たり前のことが新聞に載るようでは恥ずかしい。

まあしかし、今庄も積雪1メートルになるが、おかげで電車はどうやら順調に走っているようだ。大雪の今庄付近を過ぎるたびに、今回も無事に通過できたことに感謝である。

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駅の自動改札機の謎

2012-01-13 | 旅行・交通

都市部に行くと電車の改札はほとんど自動改札になっている。いまや非接触型ICカード乗車券(いわゆるsuicaやicoca)の時代であり、裏が茶色のきっぷを機械に投入するのももう古いと思うが、いまだに福井にはそれすらない。大阪近郊区間になっていて新快速電車が(曲がりなりに)乗り入れている敦賀にも自動改札がなく、icocaが使えないため困っている客を見かけたことがある。

駅員さんはみんな愛想がよく、機械が処理するよりいい面もあるし、熟練した駅員の方が時間当たりで処理できる人数が多いとは聞くが、高齢者が多い田舎では、券売機の前で迷っていたり、お金を出すのに手間取ったりしている人が多く、ICカード乗車券を導入するメリットは(少なくとも乗客の方には)大きいと思う。

この自動改札機、いろいろな工夫がされているが、最近はどんどん高機能化していて、新幹線の乗換口にある改札機では3~4枚まで同時に投入しても処理できるようだ。しかも、反対向きに入れてもちゃんと揃えて出てくるらしい。ただし、米原駅では機械の前で何を入れるか戸惑っている人も多く、電車が遅れて乗換え時間が少なくなるとフリーパスになる。

ところで、特に都市圏では新線開業や相互乗入れに伴い複雑な経路での旅行や会社をまたがる旅行の発売が増え、経路や運賃計算が複雑になってきている。こうした計算を一瞬のうちに処理してきっぷが有効かどうか、あるいはいくら差し引けばいいか判断する自動改札機はすごいなあと思っていたら、こないだ読んだある本にこんなおもしろい話があった。

「自動改札機で複雑な運賃計算を処理すると、どうしても運賃の計算時間が長くなってしまう。改札機内のコンピュータの性能は限られていて、計算速度を劇的に上げることはできない。だからといって、計算が終わるまで改札の扉を閉じたままにしておくと人の流れが止まってしまう。技術者はこれをどうやって解決したのか。」

答は、「自動改札機の長さを長くし、乗客が長い改札を通過する分だけ計算時間を稼いだ。」。なるほど、すばらしい。そういえば、ムダに長い気がする。全長が1.5メートルぐらいある機械もあるが、これからさらに長くなりそうだ。その本には他にもおもしろい話題があったので、また取り上げようと思っている。

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祝・北陸新幹線敦賀開業決定・・・なのだが。

2012-01-02 | 旅行・交通





あけましておめでとうございます。
昨年の福井のニュースのトップといえば、やはり北陸新幹線の金沢・敦賀間着工の決定だと思う。政治決着ではあるが、福井にとっては(たぶん福井県庁にとっては特に)長年の悲願達成であろう。駅東口にあるコンクリートの塊が産業遺産にならなくてよかった。

再来年の金沢開業だけでは福井にとってはほとんどメリットがないばかりか、北陸三県の中で大きく遅れをとってしまい、たぶん東京圏からは観光の射程距離に入らないことになると思う。金沢・富山に10年は遅れるものの、まあ明るい話題には違いない。

ところで、それ自体はいいとして、問題なのはやはりお金であろう。コンクリートから人へのはずがまたコンクリートに戻ってしまったことも不思議であるが、地元としては、新幹線建設費そのものの負担(1000億円近くになるらしい。)に加え、北陸線(在来線)がJRから経営分離され、地元が第3セクターで運営しなければならない。

北陸新幹線を利用して東京に行くのはたぶん福井市以北の住民だけだろう。特に、敦賀などは敦賀まで開業しても米原経由の方が早くて安く、多額の負担を強いられる割には、まったくメリットがない。武生以南は20キロ程度の長大トンネルとなり、建設費も膨大になると思われる。

敦賀以西のルートも小浜に配慮してまったく決まっていない(というか、言えないだけ?)中での敦賀開業はあまり意味がないと思う。新年早々水を差すのも悪いが、当面は福井までの開業でいいのではないだろうか。その先は、技術的問題は多いが、米原か京都まで山形新幹線のように、あるいはフリーゲージで在来線に乗り入れてもらえればそれでいいと思うけど。(写真上は中途半端に完成している新幹線福井駅、写真下は東京駅のE2系新幹線)

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高速バスの快適性は?

2011-12-30 | 旅行・交通

先日、名古屋への往復に高速バスを利用した。2人で往復すると回数券が使え、片道1人2250円である。JRの特急しらさぎが通常期で5550円なので、半額以下である。所要時間は2時間50分で、JRだと2時間10分なので少し多くかかる。先日から名古屋行きもJR名古屋駅(名駅と言った方が名古屋人っぽい。)を経由することになった。

こういう選択だと、出張で会社から交通費が出る人以外は、バスを選ぶ客の方が多いだろう。ただし、バスの欠点は時間がはっきり読めない(特に冬場は遅れることの方が多い。)こと、始発ターミナル以外は待つ場所があまりないこと、車内が狭いことなどである。

道路なので遅れるのは防ぎようがないし、待つ場所もまあがまんするしかない。しかし、バスの座席には意外と差があるのを発見した。昼行便は基本的に4列シートであり、夜行便のような快適さは望めないが、それでも会社によって座席の幅や前後の間隔が少し違うようだ。

今回、行きは京福バス、帰りは名鉄バスであった。行きの8時発は本来名鉄バスの運行なのだが、混んでいて2台運行になり、続行便の京福バス(あの「光」ロゴのバス)になった。座席を計測したわけではないので、体感的な部分もあるが、帰りの名鉄バスの方がかなり快適であった。

京福バスはシートピッチがやや狭く、座席の幅もかなり狭い。乗り慣れたJRの各駅停車よりかなり窮屈である。これでは隣にだれが座るかによって快適さはかなり大きな影響を受けてしまう。昼行便なので4列シートなのは同じであるが、京福の方が定員が多いようだ。

よく見ると、名鉄は通路を狭くしている代わりに座席の配置を左右でずらして通りやすくしており、この分、座席の幅が広くなっている。フットレストやアームレストも名鉄にだけある。これならまあまあ快適である。ちなみに、何時の便がどの会社の運行かは、京福バスのホームページに出ている。

しかし、昔は所要時間も2時間35分(もっとも、その時間で到着することはあまりなかったが)、もっとゆったりしたスーパーハイデッカーのバスで、オーディオやインスタントコーヒーのサービスもあって、豪華だった。全体的に手を抜いてきているのは確かである。(写真は名古屋駅太閤口に到着した京福バス)

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ふたたびJRダイヤ改正に思う

2011-12-22 | 旅行・交通

来年3月のJRの列車ダイヤ改正の概要が発表された。山陽新幹線みずほやさくらの増発など、華やかなタイトルが目立っているが、一方で、青森行の寝台特急「日本海」と新潟行の夜行急行「きたぐに」が噂されていたとおり廃止のようである。季節列車に格下げとなっているが、事実上廃止であるのは、過去の例を見ればわかるだろう。

「日本海」といえば、学生時代に北海道に行くときに何回かお世話になった記憶がある。当時はまだ青函トンネルがなく、青森で青函連絡船に乗り継いで函館に渡ったものである。レールの音を聞きながら眠りにつく夜や、通路のいすに座って車窓から見る夜明けは格別のものであった。「きたぐに」も、一般の特急や急行がない時間帯の大阪への行き帰りには極めて重宝であった。

残念であるが、利用客が少ない以上、企業としてはやむを得ないのだろう。トワイライトエクスプレスのような特別列車としてならともかく、一般の夜行列車を国民の税金で負担して残しましょうかと言っても、賛同する人は少ないだろう。

ところで、ダイヤ改正のたびに期待するのだが、普通電車のダイヤは一向によくならない。前にも書いたが、車両減らしに加えて、不規則な運転間隔や特急退避時間の長さ、接続の悪さなどである。特急停車駅相互間ならば少しでも特急に乗せようというのが見え見えで、腹立たしい。

先日、掃除をしていたらたまたま10年前の時刻表を発見し、驚いた。今より普通電車は意外と便利なのである。新快速は敦賀に乗り入れていないものの、福井・敦賀間などは今より所要時間も短いし、便利な時間帯にある。特急も普通電車も本数はあまり変わらないように見えるのだが、特急優先思想が進んだのだろうか。(写真はJR西日本のHPより「日本海」)

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紅葉の京都、嵐山・嵯峨野へ

2011-11-29 | 旅行・交通






秋の紅葉シーズンの人出のピーク(それは紅葉のピークと一致するとは限らないが。)に、京都に行ってきた。例によって(よろしければ昨年や一昨年の同時期のブログを見てください。)、大津市の浜大津駐車場に車を置いてのいわゆる「パークアンドライド」なので、京阪京津線をはじめ電車の駅から歩いて行けることが最も妥当な目的地となる。

これまでは距離的に近いので蹴上で降りて洛東を訪ねることが多かったが、今年は趣を変えて、ベタだが嵐山・嵯峨野周辺にした。京阪京津線が京都市営地下鉄の太秦天神川まで乗り入れており、嵐電に乗り換えて嵐山まで行ける。便利なフリーきっぷもあり、電車なので渋滞は関係なしである。京阪も地下鉄も、そして嵐電もピークにしては意外に空いている。

しかし、嵐山に着くと、そこはさすがの人ごみである。目抜き通りは歩くのも大変で、渡月橋は歩行者も左右それぞれ一方通行でずっと行列になっている。飲食店はただのうどん屋に見える店までが長蛇の列である。まあ、嵐山などで食事する気は初めからないのだけれど。

ところで、あまりガイドブックには載っていないが、渡月橋から川の左岸を上流に少し歩いていくと、山(というより小高い丘)に登る小道がある。10分ほど登っていくと展望台があり、眼下に保津川が流れ、川下りの船が下っていく。遠景になるが時間によってはトロッコ列車も見える。ここはあまり観光客も上がってこない穴場である。いつかは泊まりたい宿の「ほしのや京都」も眼下に見える。嵐山が「山」であることが実感でき、おすすめである。(いちばん下の写真)

嵐山は紅葉もまだ少し早く、あまりに商売が表に出ているので少し引いてしまうが、嵯峨野のあたりまで行けば紅葉もピークで、健康にもよい快適な散歩道である。常寂光寺は紅葉が見事であった(上2枚の写真)。ただし、嵯峨野の風景は都会人には日本の原風景のような気がすると思われるが、われわれ福井人にとっては単なる田舎の見慣れた風景なのであった。

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宇奈月温泉事件の現場を見る

2011-11-25 | 旅行・交通




今回はかなりマニアックな話題である。宇奈月温泉事件と聞いて、西村京太郎シリーズや女子大生が温泉で殺される安い湯けむりドラマを連想してはいけない。法律学を学んだ人なら、「民法総則」のかなり最初の方(あるいは法学概論あたり)で遭遇したはずの裁判事件である。有斐閣の民法判例百選の最初の判例である。事件というと一般的には犯罪っぽいのだが、単なる私人間の争いごとに関する裁判である。

この単なる一つの裁判が有名になったのにはわけがある。昭和10年のこの事件の概要は次のとおりである。
宇奈月温泉は、上流から引湯管(木管)で湯を引いていたが、全長7kmのうち6mほどがAの土地を利用権を持たずに通過していた。同地は急斜面の荒地だったが、原告XがAからこの土地を譲り受け、隣接するXの土地約3000坪と合わせて時価の数十倍の価格で買い取るようにYに要求し、Yが拒否すると、Xは土地所有権に基づき引湯管の撤去を求めた。

大審院(今の最高裁)は、Xの請求が「権利の濫用」であるとしてXの請求を棄却した。すなわち、Xにとっては利用価値のない土地で、請求を認めて引湯管を撤去すれば宇奈月温泉と住民に致命的な損害を与えることになり、このような結果をもたらす請求は所有権の目的に反するものであり、権利の濫用であって認められないとしたものである。

この引湯管、もう木管ではないが、今も黒薙温泉から山の斜面を通って延々と引かれているのが現地で実際に確認できる。宇奈月温泉から黒部峡谷を欅平に向かうトロッコ列車の車窓からも、川の反対側の斜面にはっきりと眺めることができる。知らないと何かわからないだろうが、トロッコ列車のアナウンスでもちゃんと説明がある。もちろん事件については触れてくれないけど。

ところで、驚いたことにこの宇奈月温泉事件の石碑が宇奈月温泉のはずれの方に建っているのを発見した。温泉街の中心部からは川を渡った対岸の上流にあり、近くに橋もないので、普通ではなかなか行かない場所である。石碑には、事件の内容と判決要旨が簡潔に記載されている。この説明文は、高岡法科大学が書いたようで、なかなかわかりやすかった。

この事件は、宇奈月温泉や宇奈月町にとっては死活問題であったようで、宇奈月温泉公式サイトや現地で目にしたいくつかの印刷物にも宇奈月温泉の歴史として記載されているし、観光マップにも石碑の場所が記載されている。ただし、旅館の仲居さんに聞いてみると、やはりテレビドラマの話だと思っていたようだ。(わかりにくいが、上の写真で画面下を左右に走っているのが送水管である。)

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晩秋の黒部峡谷トロッコ電車に乗る

2011-11-23 | 旅行・交通




観光シーズンほぼ終了間際の黒部峡谷に行ってきた。宿泊はベタだが宇奈月温泉である。宇奈月温泉から黒部峡谷の奥へは黒部峡谷鉄道のトロッコ電車が出ており、終点欅平までは20キロで片道1時間20分かかる長旅である。黒部川に沿って急な山肌を縫うようにして走り、なかなかスリリングである。

紅葉はほぼ終わっているが、山々はまだ、かなり赤や黄に染まっている。シーズン終了間近割引ということで、トロッコ電車は2割引で、しかもガラガラである。オトクな季節だ。トロッコ電車も、昔は屋根だけで壁のない客車が主流でとても寒かったが、今は追加料金はかかるもののちゃんと屋根も壁もある客車がほとんどである。トンネルやカーブが多く、スピードの遅いビッグサンダーマウンテンである。昔はきっぷに「生命の保証はしません」と書かれていたらしい。

このトロッコ電車、観光用のほかに、作業用の電車もかなり走っており、作業員や資材を運んでいる。たまたまレイルビューの部屋に泊まったのだが、夜になっても作業用の電車が結構走っている。また、全線単線にもかかわらず、ピーク時は20分おきに走っており、途中に8駅(観光客が降りられる駅は2つのみ)あるが、ほとんどの駅で待ち時間なく電車がすれ違う。よく考えられたダイヤである。

車内アナウンスは富山出身の室井滋である。ちなみに、高岡の万葉線は立川志の輔のアナウンスである。ついでに言うと、今回は車で行ったが、宇奈月温泉までの富山地方鉄道は「レイルウェイズ2」の舞台になっている。冬場はキャンペーンで富山・宇奈月温泉間を無料で乗れる電車が1日3往復ある。富山の鉄道はがんばっている。

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特急で通勤する人たち

2011-10-30 | 旅行・交通




平日の早朝、福井駅に行くと、7時ちょうどの富山行きの特急「おはようエクスプレス」号が下りホームに停まっている。わずか3両ではあるが、早朝にもかかわらず乗客は多く、発車間際になると半分以上の座席は埋まっているようだ。

特急で金沢に通勤する人たちである。敦賀へはほぼ同時刻にサンダーバードがあるが、隣のホームの各駅停車の客の方が多いようだ。金沢はさすがに特急でないと厳しいのだろう。金融機関に勤める友人がこないだまで金沢に通勤していて、定期券を見せてもらったら、6か月定期で39万円だった。

これは、特急用定期券「パスカル」といって、毎日特急自由席で通勤できる定期券である。200キロ以内の区間に発売されるので、福井・大阪間でも買うことはできる。ただし、6か月定期で83万円かかるらしい。

一方、毎日特急に乗らなくてもという場合は、普通の定期券といっしょに使う「トクらく」という特急券の回数券がある。5枚つづりで敦賀だと1回分が900円になる(通常の特急料金だと1150円)。ただし、有効期間が14日間しかないので、2回に1回は特急に乗らなければならない。

この「トクらく」、調べてみたら、料金が距離とあまり比例しない。福井・敦賀間は1回900円だが、ほぼ同じ距離の福井・小松間はわずか400円である。それに、なぜか福井・金沢間にはない。50キロを超えるかどうかでかなり金額が違うようで、敦賀はかなり割高である。

いずれにしても、会社から特急料金が出ない中で自腹を切って特急に乗るというのはかなり厳しく、用事で急いでいるときや残業で遅くなったときに限られてしまう。それでも痛い出費だ。会社から特急の定期代が出る人たちがうらやましい。まあ、そんな人は一部だろうから、福井・敦賀間で500円ぐらいにしてもらえると自腹でも何とか利用する気になり、乗客も増えると思うのだが。

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長距離フェリーで敦賀湾クルーズ

2011-10-12 | 旅行・交通






敦賀観光協会の主催で、長距離フェリーを利用した敦賀湾クルーズが行われた。敦賀港からは、北海道・苫小牧に週8便(直行便が毎日、新潟・秋田に寄港する経由便が週1便)が運行されており、その間合いを借り上げての運航のようである。

数えてはいないが、乗客は300人以上はいるようだ。客層は家族連れとリタイアしたような方が多い。敦賀港をお昼に出航、河野海岸沿いを北上して湾外に出て、越前岬付近でUターンして敦賀港に戻ってくる約3時間のコースである。1万7千トンのフェリーは外海に出てもまったく揺れない。後で聞いたら波のある日はやはり揺れるらしいが。

少しもやってはいるが天気に恵まれ、福井の海や山が美しい。海岸線を走る車もはっきり見える。「福井のハワイ」と称される「水島」も、敦賀原子力発電所2号機を背景に見える(2枚目の写真参照)。ちなみに、原発(運転停止中)から5キロ以内を通過するが、原発に関する案内はない。船上では、踊りやビンゴゲーム(場末感あり!)も行われ、観光協会も一生懸命やっている。売店ではロイズのチョコレートや白い恋人も売っている。

ところで、このクルーズには、ランチバイキング付きコースやクルーズのみのコースなどがあるが、料金はランチバイキング付きで7000円、クルーズのみで5200円である。これはちょっと高いのではないか。客船ならわかるのだが、しょせん長距離フェリーである。料理は北海道にちなんだメニューにするなど工夫されているものの、船内は少しチープ感が漂い、高級感はかなり薄い。

客船ならもう少し高くても乗る人は多いだろう。景色だけではいくらきれいでも飽きてしまうので、やはり高級感を味わいたい。飛鳥Ⅱとは言わないがやはり客船をチャーターしていただくか、フェリーなら3時間もいらないのでもう少し安くしていただけないだろうか。

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