敦賀観光協会の主催で、長距離フェリーを利用した敦賀湾クルーズが行われた。敦賀港からは、北海道・苫小牧に週8便(直行便が毎日、新潟・秋田に寄港する経由便が週1便)が運行されており、その間合いを借り上げての運航のようである。
数えてはいないが、乗客は300人以上はいるようだ。客層は家族連れとリタイアしたような方が多い。敦賀港をお昼に出航、河野海岸沿いを北上して湾外に出て、越前岬付近でUターンして敦賀港に戻ってくる約3時間のコースである。1万7千トンのフェリーは外海に出てもまったく揺れない。後で聞いたら波のある日はやはり揺れるらしいが。
少しもやってはいるが天気に恵まれ、福井の海や山が美しい。海岸線を走る車もはっきり見える。「福井のハワイ」と称される「水島」も、敦賀原子力発電所2号機を背景に見える(2枚目の写真参照)。ちなみに、原発(運転停止中)から5キロ以内を通過するが、原発に関する案内はない。船上では、踊りやビンゴゲーム(場末感あり!)も行われ、観光協会も一生懸命やっている。売店ではロイズのチョコレートや白い恋人も売っている。
ところで、このクルーズには、ランチバイキング付きコースやクルーズのみのコースなどがあるが、料金はランチバイキング付きで7000円、クルーズのみで5200円である。これはちょっと高いのではないか。客船ならわかるのだが、しょせん長距離フェリーである。料理は北海道にちなんだメニューにするなど工夫されているものの、船内は少しチープ感が漂い、高級感はかなり薄い。
客船ならもう少し高くても乗る人は多いだろう。景色だけではいくらきれいでも飽きてしまうので、やはり高級感を味わいたい。飛鳥Ⅱとは言わないがやはり客船をチャーターしていただくか、フェリーなら3時間もいらないのでもう少し安くしていただけないだろうか。
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