先日、名古屋への往復に高速バスを利用した。2人で往復すると回数券が使え、片道1人2250円である。JRの特急しらさぎが通常期で5550円なので、半額以下である。所要時間は2時間50分で、JRだと2時間10分なので少し多くかかる。先日から名古屋行きもJR名古屋駅(名駅と言った方が名古屋人っぽい。)を経由することになった。
こういう選択だと、出張で会社から交通費が出る人以外は、バスを選ぶ客の方が多いだろう。ただし、バスの欠点は時間がはっきり読めない(特に冬場は遅れることの方が多い。)こと、始発ターミナル以外は待つ場所があまりないこと、車内が狭いことなどである。
道路なので遅れるのは防ぎようがないし、待つ場所もまあがまんするしかない。しかし、バスの座席には意外と差があるのを発見した。昼行便は基本的に4列シートであり、夜行便のような快適さは望めないが、それでも会社によって座席の幅や前後の間隔が少し違うようだ。
今回、行きは京福バス、帰りは名鉄バスであった。行きの8時発は本来名鉄バスの運行なのだが、混んでいて2台運行になり、続行便の京福バス(あの「光」ロゴのバス)になった。座席を計測したわけではないので、体感的な部分もあるが、帰りの名鉄バスの方がかなり快適であった。
京福バスはシートピッチがやや狭く、座席の幅もかなり狭い。乗り慣れたJRの各駅停車よりかなり窮屈である。これでは隣にだれが座るかによって快適さはかなり大きな影響を受けてしまう。昼行便なので4列シートなのは同じであるが、京福の方が定員が多いようだ。
よく見ると、名鉄は通路を狭くしている代わりに座席の配置を左右でずらして通りやすくしており、この分、座席の幅が広くなっている。フットレストやアームレストも名鉄にだけある。これならまあまあ快適である。ちなみに、何時の便がどの会社の運行かは、京福バスのホームページに出ている。
しかし、昔は所要時間も2時間35分(もっとも、その時間で到着することはあまりなかったが)、もっとゆったりしたスーパーハイデッカーのバスで、オーディオやインスタントコーヒーのサービスもあって、豪華だった。全体的に手を抜いてきているのは確かである。(写真は名古屋駅太閤口に到着した京福バス)
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