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つぶよりのつぶやき The Twinkling Twitter

福井を愛するがゆえに、地域や身の回りのいろんなことに勝手にコメントしています。

はじめに

福井を中心に、地域や身の回りのことに勝手にコメントしています。話題はいろいろですが、基本は福井への愛です。福井とあまり関係ない話もありますが、それは福井人としての視点ということでご了承ください。 なお、当然ですが、このブログの内容については、stanzaが所属する組織(公表していませんが)の考え方とは無関係です。 ブログランキング参加中=いいね!と思っていただけたらクリックをお願いします

イケア(IKEA)に行ってきた(前編)

2012-05-08 | 旅行・交通




連休に神戸に用事があったので、ずっと行きたくて行けなかったイケア(IKEA)に行ってきた。恥ずかしながら初めてである。イケアは東京周辺と大阪・神戸あたりにしかなく、それだけのためにはなかなか行けなかったのだ。広い土地があって、しかも人口の多いところにしか立地できないのだろう。前者だけなら福井も条件を満たすのだが。

イケア神戸店は、ポートアイランドにある。ここは確か、ポートピアランドという遊園地があったはずなのだが、すっかり様変わりしてしまった。都市部にあるのに駐車場は無料であり、買い物したかどうかのチェックもない。ゆえに、車はそのままでポートピアホテルでランチを食べた。ただし、ポーアイから三宮までは結構かかるし、近くにはあまり行くところもない。

イケアに入ると、まず、備付けの鉛筆と買物用紙を持って2階のショールームに上がり、展示されている家具などを見てその商品番号と棚番号を控える。1階には小物のエリアがあり、売り場で直接カートに入れる。最後に、倉庫のようなピックアップエリアで自分で家具を棚からカートに積んで会計に進むというシステムである。建物はものすごく広大である。

3階以上は駐車場になっており、おもしろいのは、店内にエレベーターやエスカレーターはあるのだが、このエスカレーター、駐車場から店内に向かう下りは普通のエスカレーターなのに、駐車場に向かう上りはスロープ(傾斜した動く歩道)になっており、荷物を床に置いて上っていくことができる。また、各階には車寄せがあり、そこで荷物を積むことができる。

このイケア、基本的に商品は自分で店内を運び、自分で車に積んで持ち帰ることになる。棚のところではスタッフが手伝ってくれるようだが、自分たちで運べる重さかどうか、自分の車に載る大きさかどうかをよく考えないといけない。買った商品が車に載らず、駐車場で途方に暮れている人を見かけたので。

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桜の季節に京都に行くということ

2012-04-10 | 旅行・交通






今年も桜の季節に京都に行ってきた。例によって年度末・年度初めで気ぜわしい時期ではあるが、半ば強引に行くことにした。例の浜大津パークアンドライドは今年も順調で渋滞もない。今年は全般的に開花が遅く、しかも、7・8日の週末では少し早く、14・15日の週末では少し遅いという中途半端な感じになってしまった。

しかし8日の京都は快晴で、かなり開花が進んできたようすである。秀吉の「醍醐の花見」で有名な醍醐寺も、朝のうちは人も比較的少なく、ほとんど並ばずに入ることができた。境内は、場所や品種にもよるが、5分咲き程度というところで、満開に近いものもあった。

ちなみに、醍醐寺は有料拝観箇所が3箇所(三宝院、伽藍、霊宝館)あり、入口に三宝院のチケット購入の行列ができるが、奥の方の伽藍(金堂・五重塔)の入口でも共通チケットを売っているので、そちらで買って伽藍の方から回ると混雑時も比較的スムーズである。

そのほか、知恩院、円山公園、八坂神社などを回ったが、満開はまだ先であるものの、円山公園など、露店もたくさん出ていて、多くの花見客でにぎわっていた。木屋町通りなど、街なかの桜もきれいに咲いている。

京都の桜は、京都というシチュエーションに負うところが多く、桜本来の美しさでは福井も負けていない。福井の桜の方であるが、14・15日には見ごろになると思う。足羽川の桜並木の美しさは加茂川などの比ではなく、一見の価値がある。県外の方もぜひおいでください。(写真は、上から醍醐寺金堂付近、醍醐寺三宝院付近、四条木屋町付近)

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ピーチアビエーションとエア・ドゥ

2012-04-04 | 旅行・交通

ピーチアビエーションの参入で、低価格戦略の航空会社(LCC)が脚光を浴びている。国際線ではジェットスターや春秋航空どいくつかの航空会社が日本路線を運行しているものの、国内線では一部運賃の安い航空会社はあるがLCCと言えるほどのものはなく、今回のピーチアビエーションがはじめての本格的LCCのようである。

ピーチは徹底している。まず、ネット以外で航空券を買うと空港であっても割高になる。手荷物の預かりや機内での飲食はもちろん有料であるが、なんと座席の指定さえも有料である。2人で乗って席の指定をしなかったら離れた席になったというレポートもあった。ちなみに、PEACHはCHEAPのアナグラムだそうで、単なる桃ではないようだ。

もちろんいったん予約すると変更や取消しのハードルは高い。運賃によっては取り消しても払戻しがないものもある。変更すると最高5250円の手数料がかかる。簡単に変更できないということはビジネスでは使いづらいということである。機材が少ないので、機材の故障などの際は次々と運休になることが多いのも無視できない。もっとも、社長はビジネス客は相手にしていないと言っていた。

一方、先日乗ったエア・ドゥもLCCに近い発想なのであるが、サービスはまあまあ普通で、コーヒーなどは無料である。ただし、小松・札幌間で見ると料金は普通の航空会社と同じく高いままなのに、機材はスクリーンもなく、座席もやや狭いような気がする。競争のない路線なのでやむを得ないとは思うが、遠回りして関西空港などから飛んだ方がはるかに安いのである。サービスの値段というのは不思議である。(写真はエア・ドゥ機から撮影したピーチ機)

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寝台特急「日本海」に寄せて

2012-03-21 | 旅行・交通






大阪と青森を日本海縦貫線経由で結ぶ寝台特急「日本海」と、大阪と新潟を結ぶ急行「きたぐに」が、この3月中旬で姿を消した。いずれも多客期に臨時列車としては運転されるということだが、時刻表ではこのゴールデンウィークに運転が予定されているだけでその後はわからず、実質的には廃止であろう。

「日本海」といえば、学生時代に2度、北海道に渡ったのはこの列車であった。うち一度はひとり旅であった。当時は、飛行機というのはまだ贅沢な乗り物で、青函トンネルもなく、連絡船でのんびりと津軽海峡を渡る時代であった。大阪を夕方出て、青森に翌朝着。函館に昼で、札幌には夕方と、おそらく一昼夜近くかかったのではないかと思う。

もうあまりほかの寝台列車の記憶と区別がつかなくなっているのだが、狭いベッドで心地よいレールの音を聞いているといつの間にか眠りに落ち、朝は慣れない環境からいつもより早く目がさめ、通路の折りたたみの椅子で、大きな窓から知らない町の明け方の透明感のある風景を眺め、旅情を感じたものであった。

時代を今に戻すと、たまたま、毎朝乗る通勤電車が、この「日本海」の数分前を走っていて、敦賀駅でときどきその姿を見かけたものだった。敦賀駅のホーム一杯に停まる沿線最長の堂々12両(客車10両)の編成は、ローズピンクの機関車と深い青色の客車からなり、伝統と風格を感じさせるものだった。

一方、「きたぐに」は、福井発着が深夜になり、ほとんど利用したことがないが、大阪で夜遅くまで飲んでいたときに、福井まで利用したことがある。特急が終わってからの移動には便利であった。こちらは最近は電車化されてしまい、快適ではあるもののあまり歴史も風格も感じられないようになってしまったが。

もう歴史ある夜行列車はなくなってしまい、新しい世代の夜行列車(と言っていいのかわからないが)が残るだけである。夜行列車の廃止はとても残念であるが、JRも趣味で経営しているわけではない。ただ、新世代のカシオペアやトワイライトエクスプレスの人気を考えると、車両の設備や仕掛け方によっては団塊世代などを中心に、まだまだ運行が可能なような気がするのだが。(写真上・中は敦賀駅、写真下は越前花堂付近)

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雪が積もるのに大都会「札幌」

2012-03-16 | 旅行・交通




機会に恵まれ、先日、北海道に行ってきた。北海道に渡るのは5~6回目になる。この時期の札幌はまだ積雪が50センチ以上あり、車道はもちろん除雪されているものの、市街地でも場所によっては歩道に結構雪が残っており、とても歩きにくい。天気はいいのだが、気温が低いので雪がなかなか融けないのだろう。

札幌市の人口は200万人で、仙台市は100万人なので、東京以北で最大の都市である。大阪市、名古屋市には負けるが、京都市や神戸市、福岡市より多い。街を歩いても、「すすきの」の歓楽街はともかく、百貨店やビルが立ち並び、名実ともに大都会である。高層ビルはあまり見かけないが、これは土地がたくさんあるからだろう。

福井に住んでいて、東京や大阪に出かける日々を送っていると、「田舎=積雪あり、都会=積雪なし」という感覚が染み付いてしまっており、札幌のように大都会なのに雪が積もるという都市を見ると、なにか不思議な印象を持ってしまう。緯度の高い北ヨーロッパなどでは当然だろうが。

北海道という広い大地であっても、札幌周辺では、電車も頻繁に運転され、市街地は道も混んでいる。大都市で大雪が降ると(東京の雪はマスコミの騒ぎが大きいだけで大雪とは言わないだろう。)、交通の混乱とかで影響がきわめて多くの人に及び、大変だと思うが、大丈夫なのだろうか。さすがに地下街は長く伸びているようだが。

まあ、雪がイヤだと言って札幌から逃げ出したという話は(そういう人はいるだろうが)あまり聞かない。気温もいまだに朝夕は氷点下で、北陸などよりはるかに低い。街に魅力があれば人は集まるのであって、雪が積もるからとか、寒いからとかで、都市が成立しないというわけではないようだ。街に魅力がないのを雪のせいにしてはいけないなあ。(写真は大通り公園と北大クラーク像)

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ユニバーサルスタジオで本当の顔パス

2012-03-13 | 旅行・交通

大阪のユニバーサルスタジオ・ジャパンが年間パスポート(年間スタジオパス)を発行している。見た目はただのチケットであるが、東京ディズニーランドなどのそれと違い、このパスポートにはNECが開発したハイテクな仕掛けが施されていることがわかった。

家族が持っているものを眺めてみると、年間パスポートというイメージとは何か違う。裏面に名前の記入欄はあるが、表は普通のバーコードが印刷されているだけで、何より年間パスポートに付きものの顔写真が印刷されていない。これでは持参人はだれでも入場できるのではないだろうかと思う。

ところが、ゲートで「顔認証」があるのだそうだ。1回目の入場の際、顔写真がコンピュータに記録され、2回目以降の入場では、バーコードをスキャンすると、カメラに映った顔とコンピュータに保存されている顔写真が照合され、合致すれば入場できるとのことである。(このあたりは伝聞です。)

これが本当の「顔パス」である。たばこの自動販売機「タスポ」の顔認証は大人と子どもを判別するだけで、しかも実験してみると大人でも買えない人がいるなど結構いい加減だったが、たぶんこちらはもっと精度が高いのだろう。兄弟で使い回しとかされると困るからね。

いずれにしても、これで12500円とは安い。1日券が6200円なので、2回でだいたいモトがとれる。と思ったら、これは10周年記念の期間限定パスで、今はなんと22000円であった。4回行かないとモトがとれない。ユニバは福井から近いが、ディズニーと違ってあまりヘビーにリピートする感じではないので、利用価値を感じる人は限定されるだろうな。

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人形町で新参者と麒麟の翼を味わう

2012-03-05 | 旅行・交通




東京に行く機会が増えた。先日、東京に行った際、ふと人形町に行ってみた。東野圭吾の「新参者」の舞台になった町で、テレビドラマもあったが、最近は映画の「麒麟の翼」で再度ブームになっているようだ。「麒麟の翼」の舞台は日本橋というイメージだったのだが、確認してみると人形町エリアも含まれるようだ。

東京駅からの交通の便はあまりよいとはいえないが、「江戸バス」というのが走っており、1回100円(もちろんsuicaでも可)で、人形町界隈まで行ける。ちなみに、日本橋界隈だけなら「メトロリンク日本橋」という無料のバスも走っている。企業の協賛で無料あるいは低料金になっているようで、うらやましい限りだ。

さて、人形町を歩いてみると、いろんな場所に阿部寛のポスターが貼ってある。映画「麒麟の翼」の宣伝である。いくつかの店では、「ここで麒麟の翼のロケが行われました」とか「映画に出てくるなんとかという店はここです」みたいな掲示がされている。

せっかくなので、加賀恭一郎ゆかりの?どこかの店に入ってみようと思ったが、出掛けにちょっと調べてきただけなのであまり正確な記憶がない。ドラマではなかなか買えなかったたい焼き屋の「銀のあん」はあったが、それはただの「銀だこ」なのでちょっと。

そこで、第1話「煎餅屋の娘」に出てくる「あまから」こと「草加屋」でせんべいを買ってみた。おお、せんべいを焼く機械など、テレビドラマで見た風景そのままである。そこでロケしたのだから当たり前か。調べてみると、かなり由緒ある店のようである。ただし、煎餅5枚500円はちょっと高いような気がする。

小説とテレビドラマの「新参者」だけで、映画「麒麟の翼」は見ていないが、小説「麒麟の翼」と人形町はどうもしっくり結び付かない。人形町はやはり「新参者」の世界がよく似合う。そういえば、映画「容疑者Xの献身」も「ガリレオ」となんか都合よくミックスされていたような気がする。

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普通電車のグリーン車を体験する

2012-02-22 | 旅行・交通




鉄道博物館の帰りに、普通電車のグリーン車に乗ってみた。昔は関西でもグリーン車を連結していたのだが、廃止されてしまった。首都圏の近郊区間では、15両(あるいは10両)編成のうちグリーン車を2両連結している。大宮からなら一般車両でもなんとか座れる時間帯であり、どうしてもグリーン車でないといけないわけではないが、要はまあ、一度乗ってみたかったのである。

グリーン車といえどももちろん早く着くわけではないので、快適性だけにお金を支払うということになる。平日、事前購入料金で50kmまで750円である。結構いい値段だが、体験してみると、どうもそれほどいいシートではない。関東の座席のレベルは一般的に低いといわれているが、やはりサンダーバードやしらさぎの普通車の方が数段 上である。一応2階席だと見晴らしはいいが。

興味深いのは料金徴収のシステムで、suicaでグリーン券を購入すると、きっぷは出て来ず、その情報がsuicaに記録されるだけである。ちゃんと記録されたかちょっと心配だが、乗車して着席したときに、天井にあるパネルにsuicaをタッチすると、ランプが赤から緑に変わる。これで手続完了である。赤になったまま席に座っていると、係員が巡回してきて割高な車内料金を請求されるわけである。かなりハイテクである。

今回は、湘南新宿ラインで山手線の西側をまわり、2階席なので上から目線で池袋・新宿・渋谷の風景を見ることができたが、大宮・上野間で考えると、新幹線だと特急料金が1040円。グリーン券は事前購入で750円、車内購入だと950円。所要時間は新幹線が19分、在来線は26分。車内設備は似たようなものという感じか。なかなか微妙な比較であるが、まあ新幹線の方が得かな。

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鉄道博物館に行ってみた

2012-02-19 | 旅行・交通

かねてより行ってみたかった鉄道博物館に行ってきた。昔、秋葉原にあった「交通博物館」に行ったことがあるが、いつしか取り壊されてしまい、残念に思っていた。ただし、こちらは「交通」博物館ではなく「鉄道」博物館なので、鉄道に関する展示だけで、船、飛行機や自動車などの展示はない。

上野から20分かけて大宮に出て、そこからニューシャトルというポートライナーのような乗り物に乗り換えて1駅である。東北新幹線と高崎線にはさまれた鉄道構内のような場所にあり、実際の新幹線や電車も見ることができる。高崎線にJRの駅を作ってくれればもっと早く行けるのだが。

エントランスにつながる歩道には、これまでの東北新幹線の時刻表が描かれていて、気分が盛り上がる。ちなみに、天井には鉄道のダイヤグラムがあったそうだが、そちらは見逃した。入館券はsuicaで電子購入するのが原則になっており、入館券はない。suicaを持っていない人は臨時のIC入館証を買うことになる。首都圏ではsuicaがないと生活できない感じである。

中はかなり(奥行きはなく左右にだけ)広いが、メインはやはり「ヒストリーゾーン」といわれるエリアのようで、蒸気機関車をはじめ、歴代の車両が展示されている。あまり古いものはなじみがないが、最近まで走っていた特急車両などもあり、なつかしい。ただし、「鉄道」博物館と銘打ってはいるが、展示はJR東日本管内の車両だけのようで、地域外の人間にはなじみが少ないだろう。

ところで、ふと気がつくと、若い女性のスタッフに混じって、リタイアされたような年齢のボランティアスタッフが非常に多い。どうも国鉄OBのようで、展示車両の前で来場者に堂々と説明している。鉄道ファンも多く、マニアックな質問には並みの知識では答えられないだろうから、適切な人選であろう。経費も節減できるし、何より高齢者の雇用の場ともなっているのが喜ばしい。

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大雪と交通機関の遅れ

2012-02-04 | 旅行・交通

何日か前から、雪のピークは超えたのでもうあまり降らないという予報だったのに、それから後の方が積雪が増えたような気がする。大雪注意報を解除したすぐ後に再び発表したり、予想積雪量を発表したすぐ後で上方修正するなど、天気予報にはかなりあきれ気味なのだが、雪の予報には難しさもあるのでそれはここでは問わないでおこう。

最近の小雪傾向に慣れた身には、去年、今年の雪はなかなかきついが、福井や敦賀の市街地ではせいぜい積雪50センチ程度であり、降雪量をみても1日に何十センチも降っているわけでもない。東北や新潟の状況はともかく、本県の場合は今のところ豪雪というほどのものではないと思う。

ところで交通機関はというと、高速道路や国道は昨年の教訓が生きているのか、一部を除いてあまり通行止めにはならなかった。ところが、JRの列車がまともに走っていなかったのである。北陸線の各駅停車は遅れはあるものの、積雪も多い中ほぼ平常運転で立派なものなのだが、特急は1日半以上、ほぼ全面ストップという状態が続いてしまった。

とりあえず朝一番の列車は出発するのだが、雪のため途中で断念して止まり、それ以後、退避設備のある各駅で順番に止まって行き、結局終日ストップというパターンである。先日など、武生駅で各駅停車が足止めの特急を追い越して行くという珍しい光景が見られた。今回は意外に、昨年ストップした今庄付近は順調であり、滋賀県内の大雪(彦根や米原、今津などの積雪は福井県内より多かった。)のために、敦賀を過ぎたあたりで除雪が追いつかなかったようだ。

小浜線もほぼ終日ストップ状態であり、どうもふだんあまり雪の降らない地域で除雪体制がきちんとなっていないようだ。1メートル以上も積雪があるところを列車が通れるようにするには大変な苦労があるとは思うが、大学受験や就職説明会も多い季節であり、1日半も交通が遮断されてしまうようでは県民の生活に大きな影響があるし、イメージダウンもはなはだしい。こうした状況下では1事業者だけに対応をまかせるのも限界があり、何か総合的な対応が必要なのではないだろうか。

なお、直接関係はないが、報道によると、総務大臣が記者会見で、今回の地方自治体の除雪などに伴う財政負担については特別交付税で対応する方針を示したとのことであるが、言うまでもなく当然のことである。昔から決まっていることをいかにも自分の功績のように言うのが最近どうも流行っているようだ。(写真は雪の福井付近を走る下り特急しらさぎ)

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