躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

ワープ

2016-08-02 14:22:35 | Weblog
5、6年まえのこと、
見慣れぬ植物が畑に出てきた。
ニンニクの匂いがするのだけど、
毎年植えていたニンニクとは葉っぱが少し違う。
第一こんなところにニンニク植えてないし。
でも面白そうだったのでそのままにしていたら、
次の年だったろうか、まっすぐに茎が伸びて私の背丈ほどになったかと思うと、
先に白い膜のようなものに包まれたものが・・・
中から紫の花が出てきた
これが、ネギ坊主そっくりの形なのだけど、直径が15センチくらいもあって大きい。
で、やっぱりニンニクの匂い。

今までにニンニクに花が咲いたなんて見たことない。
それに、葉も茎もニンニクとは違う。
でもニンニクの匂い。
混乱

まだ夏野菜が大きくなってない時期なので、
非常に目立つ。
側の農道を通る人が「あれはなんですか?」
「さあ?突然生えてきたのでわかりません」
なんてことの繰り返し。

年を経るごとに株が大きくなって、
何本も150センチほどの茎が伸び、紫の巨大なネギ坊主が咲いた。
絵心を刺激する不思議感いっぱいの花だ。
それとは別の場所でもまた勝手に生えてきて、
あちこちに紫のまん丸い花が咲くようになった。
何にもしないのに・・・種で増えているようだ。

ある年、通りかかった近所の農家のおじさんが、
「それ、オオニンニクだべ」
大ニンニク!
なんだ、そのままの名前だわ。
おじさんも気になっていて何度もなんだかんだと聞いてきていた。
その度に「さあ~?」
おじさん、新潟に旅行したとき答えが見つかったらしい。

掘ってみるとオオニンニクというより「巨大ニンニク」「オバケニンニク」
怖くてすぐには食べられなかった。(笑)

ところで、このオオニンニク、周りで作っている人いないんですよね。
町の中心部にある直売場では見たことはあるけど、
遠出散歩しても見たことない。
一体どこからワープしてきたのか謎です。