躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

初秋

2009-09-06 19:32:21 | Weblog
初秋の気持の良い日。
家の周りでは遅れていた稲刈が佳境に入り、
日曜日というのもあって(兼業の人は休みの日が農業の日)、
コンバインの音があちこちから1日中聞こえていた。

そんな午後、とうちゃんは図書館とお買い物。
私は2階のベランダで、
(ベランダといっても1階の居間と和室の屋上なので広い)
収穫して天日干ししたモチキビを、座り込んで手作業で脱穀。
秋になり、いつの間にか低くなった日が、
もう楠の枝にかかって日陰になっていて、
でも、ベランダ自体は日のぬくもりが残っている。
風もあって丁度良い加減。

キビの籾を手しごいたり、ゴシゴシ擦って落としていく。
コンバインはお米を、私はキビをと思うと、
なんだかコンバインの大きな音も親しく聞こえてきた。

見あげると青いそら。
無農薬無肥料でリンゴをつくる木村さんが、
UFOに乗せられたことを本に書いていたことを思い出した。
そう言えば、鳩山次期総理夫人もUFOに乗ったらしい。
これからはUFOの話が普通になるのかしらん。
民主党が政権とるのはいいもんだわ。(笑)
それにしても、2回も見ているのに私はなかなか乗せてもらえないのは何故?
あ、今「なら、乗せましょう」て来たら、怖くて逃げるなあ。
だからか。
すぐ真上にいそうな気がするけど・・・
手元を見るとキビ。
UFOとキビかと、ひとり笑い。

キビは思ったよりたくさんあって、
終らないうちにとうちゃんが帰ってきた。
ベランダにやって来て、「たくさん取れたね」
「これから籾やら殻やらとるから、この3分の1もないのよ」
手伝うのかと思ったら洗濯物を取り込んで1階へ。

やっと終わったところで、
コーヒーを入れてくれて、蝉の声を聞きながら初秋の夕暮れ。
コンバインが農道を帰って行った。

こんな、書けばなんてことのない一日。
(読んでくださった人は付き合いが良いですね)
でも、こんななんてことのない日がしみじみいとおしく思えたのは、
人生も初秋だから?