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読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

映画「悪のクロニクル」意外なラストは強引すぎる

2016-06-10 01:09:06 | インポート
画「悪のクロニクル」★★★☆DVD鑑賞
ソン・ヒョンジュ 、パク・ソジュン
マ・ドンソク 、チェ・ダニエル出演

ペク・ウナク 監督、
102分、2015年公開
韓国
(原題/原作:THE CHRONICLES OF EVIL)



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「誤って人を殺した敏腕刑事が
自ら事件を担当することになり、
隠ぺいを進める中でさらなる事件を犯す。
深い罠にはめられ、
追いつめられる刑事の姿を
ソン・ヒョンジュ、パク・ソジュン共演で
映像化した犯罪サスペンス。」

TSUTAYA HPより


昇進も決まった敏腕刑事が
過去の事件の恨みで襲われ
揉み合っているうちに
相手を殺してしまうが、
昇進のかかった大事な時期、
彼はその事故を隠して
自分の指紋をふき取ったりして
郊外の空き地に放置するが
次の日、警察署前の工事現場で
クレーンに吊り下げられた
刑事を襲った男の死体が発見される。


警察を愚弄した事件だと
上司は彼に捜査の指揮を取らせるが、
彼は証拠を隠したり
自ら犯人を探そうと動き出す。

自分の犯した犯罪を隠して
追い詰められるというのは
新しいストーリーでもないが
テンポもいいので
次の展開が気になる

可愛がっている新米刑事の
意味ありげな視線、
そして「全てを知っている」という告白。

どうなるんだ?

と、思っていたら
事件は予想して無い展開に・・・。


まあ、面白いけど
ちょっと強引すぎる、

ご都合主義が力技で
全てをねじ伏せるように
なんかラストは消化不良だ。


そういえば、どうして
たまたま乗ったタクシーが
事件と繋がるのか
このあたりから
もう少し丁寧に事実を散りばめてくれれば
もっといい作品になっただろう、
ラストの後味の悪さもいただけない。



まあ、韓国映画っぽいといえば
それまでだけど。
好きな俳優でも出て無いと
これを劇場で見るとキツイが
レンタルなら新作も5枚で1.080円
1本216円で見れるなら
この気軽さなら見て損なし。

本日の教訓
ソウルの下町は
走りにくい。


★100点満点で75点

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書籍「夢を売る男/百田 尚樹 著」人間の心理の弱いところを正確に突いてる

2016-06-08 01:09:38 | 読書の時間
書籍「夢を売る男/百田 尚樹 著」★★★★
百田 尚樹  著 ,
太田出版 (2013/2/15)
284ページ、2268円

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「敏腕編集者・牛河原勘治の働く丸栄社には、
本の出版を夢見る人間が集まってくる。
自らの輝かしい人生の
記録を残したい団塊世代の男、
スティーブ・ジョブズのような
大物になりたいフリーター、
ベストセラー作家になって
ママ友たちを見返してやりたい主婦…。
牛河原が彼らに持ちかける
ジョイント・プレス方式とは―。
現代人のふくれあがった自意識と
いびつな欲望を鋭く切り取った問題作。」

(Bookデータ HPより)


旅行に持って行こうと
買っておいた本をやっと読んだ。
「永遠のゼロ」で凄く感動して
百田 尚樹の本を何冊が読んだが
その後、NHK経営委員退任騒動などで
人間としての著者が好きになれず
著書からも遠ざかっていたが
まあ、人間生と創造されたものは
別物ということで。



まあでも、都知事選で
「人間のクズ」と言われた人も
遠からず・・・という事も分かって
何だか、何を信じていいのか。


で、この本、
人気作家のエゴ丸出しだ、
文学賞に応募してきた人に
「大賞には選ばれなかったが
このまま埋もれるには惜しいから
出版にかかるお金を
出版社と折半して出版してみませんか?」
そんな誘い文句で
金を巻き上げる編集者が主人公。


騙すほうが悪いが
騙される方も、納得している部分もあって
それがなんとも哀しい。



ベストセラー作家がこれを書くことの
あざとさは見え隠れするが

それでも人間のエゴや見栄
そんな痛いところを
突いた物語で
たぶん半分分かっていても
出版を決意する人間も居ると思った。

そしてさすがのストーリーテラー
どんどん読めて
最後は意外な落とし所も
用意されていて
読後感もスッキリ。


エンタメに徹しているから
細かい心理描写よりも
テンポを重視したように感じる。

これで人間性が共感までいかなくても
あんなに強烈な人じゃなかったら
もっと他の作品も
それこそ全部読みたいくらいだけど
まあ、とりあえず
しばらくはいいか。

でも読み物として面白かったし
これドラマにしたら
かなり面白いと思った。


本日の教訓
いい作品と著者が良い人かは
別物、
良い人っていうのも要注意。



★100点満点で80点


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書籍「歩道橋の魔術師/呉明益 著」行ったことはない場所が懐かしい

2016-06-05 01:09:23 | 読書の時間
書籍「歩道橋の魔術師/呉明益 著」★★★★
呉明益  著 ,
白水社 (2015/4/24)
212ページ、2268円

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「1979年、台北。西門町と台北駅の間、
幹線道路にそって
壁のように立ち並ぶ「中華商場」。
物売りが立つ商場の歩道橋には、
子供たちに不思議なマジックを
披露する「魔術師」がいた――。
現代台湾文学を牽引し、
国外での評価も高まりつつある、
今もっとも旬な若手による連作短篇集。」

(Bookデータ HPより)

この本も朝日新聞で書評か、
なにか記事を読んで買ってみた、
最近書店に行ってないので
出会いはなかなか無い。

台湾の台北には見上げるような
構造ビルもあるが
その足元は
まだ狭い道路にバイクや
車が路上駐車したり
突っ込んで来るスピードを
落とさないクルマと
信号なんかはなから無視した人間と
そのゴチャゴチャッとした様子は
この本の舞台の頃と
それほど変わってないと感じる。



街自体を深く知っている訳じゃないが
そんな横丁をブラブラ歩いた事があれば
この本はスゴク身近にも感じられる。


小学生の頃の「あの頃」を
振り返ったような文章、
隅々に懐かしいセピアっぽい印象
それはどこから感じるのだろう?



歩道橋の上で路上商売をする人達に混じって
魔術師がいた・・・・、
そんな風景は見た事が無いが
どこかの街角でありそうな気もする。


寓話でありながら
たぶん自分達の送る毎日の中にも
こんなふうに感じる瞬間は
あるよなと思えるから
描かれる本のなかの日常が
身近に迫る、絵空事とは思えない。

こんな小説が読みたかった。
なんか自分の古い日記帳を開く様な

取り消したい
恥ずかしい瞬間や
もういちど戻りたい瞬間
それらが閉じ込められ
古い写真を指でなぞるような
そんな幸福な時間。


同じ様に少し前を描いても
舞台がアジアだからだろう、
キーワードのような
いくつかの事実、台湾の近代史は
自分はまるで知らない、
少し調べてみたくなった。



★100点満点で85点


soramove
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映画「マッド・マックス 怒りのデスロード」こんな未来が来ませんように!核兵器反対!

2016-06-01 19:09:28 | 大作映画ハリウッド系
映画「マッド・マックス 怒りのデスロード」★★★★WOWOW鑑賞
トム・ハーディ、シャリーズ・セロン、
ニコラス・ホルト、ヒュー・キース・バーン 出演

ジョージ・ミラー 監督、
120分、2015年6月20日公開
2015,アメリカ,ワーナー・ブラザース映画
(原題/原作:MAD MAX: FURY ROAD)



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「メル・ギブソンの出世作となった
アクション・シリーズ『マッドマックス』の
30年ぶりの新作。
近未来の荒廃した大地を行く
天才ドライバーにしてタフガイ、
マックスの新たな死闘が繰り広げられる。
『ダークナイト ライジング』のトム・ハーディが
ギブソンの跡を継いで主人公を熱演。
ヒロイン、シャーリーズ・セロンの
スキンヘッドの怪演も見もの。」

ぴあ HPより

第88回アカデミー賞受賞
・美術賞
・衣装デザイン賞
・メイクアップ&ヘアスタイリング賞
・編集賞
・音響編集賞
・録音賞



今年もwowowで中継された
アカデミー賞の授賞式を見たが
前半はほとんどこの映画が
受賞していたような雰囲気、
さすがに作品賞等の主要賞は逃したが
それでも充分にインパクトがあり

是非見たいと思っていたが
劇場へはいけず
イタイミングでwowowで放送されたので
録画しておいて見た。


映画の感想の前に
名古屋の住人としては
「伊勢志摩サミット」が無事に終わって
オバマ大統領が広島訪問と
象徴的な出来事が身近で
起こって、「核」について
また考えたりした。



そういう意味でも良い機会だった。
この映画でも描かれているが
「核兵器」は一瞬で、未来を
この映画を現実とさせてしまうのだと。

ああ、映画で良かったと。


大ヒット映画の続編でもなく、
リメイクでもなく、
どういう位置づけか分からんが
核戦争後の荒廃した大地で
僅かに生き残った人類が
ただひたすら生きるために戦う。


水と食料とガソリンを求めて
何も無さそうな砂漠を進むんだけど
とりあえずは
どこかに理想郷みたいなものは
あるのかもしれないが
この映画は、とりあえず
「悪」があるとして
そこからひたすら逃げて
最後は真っ向勝負して勝利を勝ち取るというもの。

アクション映画としては
出来は良いと思う、
「そうきたか!」という
戦い方や繰り出す技が
思ってみなかったりして
それだけで楽しめる



砂漠が延々と続くような世界なら
一匹狼じゃなく
多くの人と集まって
水や食料を確保したほうが
生き残れる確率は高いと思うが
そのあたりが主人公はどういう位置づけなのかも
良く分からない。



とりあえず巻き込まれて
なるようになる・・・
そんなストーリー

まあ、アカデミーの演技賞はムリ、
何故この映画がこんなに
多くのご褒美をもらったのか
もうひとつ納得は出来ないが
こんな映画が評価されること自体
面白いし、悪くないので
アカデミーの変化?に
期待したい。

それでもやはり、
アクション映画が好きじゃないと
この映画、面白くないだろうな、

自分は充分に楽しめた、
大画面で見たらもっと楽しめただろうな。


本日の教訓
シャリーズ・セロンは、アカデミー主演女優賞も
取っているが、かなりチャレンジャーだ、
見習いたいね(どこをどう見習うかは不明)


★100点満点で80点

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