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書籍「罪責の神々/マイクル・コナリー(著)」リンカーン弁護士の成立に少しムリがある・・・

2018-07-19 10:49:59 | 読書の時間
書籍「罪責の神々(上・下)/マイクル・コナリー(著)」★★★☆
文庫:362ページ/ 368ページ
出版社: 講談社 (2017/10/13)
発売日: 2017/10/13



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「売春婦殺害容疑で逮捕されたポン引き、
ラコースから弁護依頼を受けるが、
被害者は何度も窮地を救ったことのある、
かつての依頼人グロリアだった。
彼女が名前を変え、ロスに戻り、
娼婦に復帰し、殺されていたとは驚きだった。
事件を独自に調査したハラーは勝利を確信し、
ラコースの弁護を引き受けることにした。」

(出版社HPより)


映画化もされたシリーズ
マイクル・コナリーの本は
ほとんど読んでいるが、この本は
発売も知らず、amazonで見つけて
遅まきながら読み始めた。

スタッフも増えて
ミーティングに部屋での会話も増えて
リンカーンという車で仕事をするという
そもそものスタンスが
崩れている気がした。



まあ、要は弁護士がどう活躍するか
なので、車であろうと事務所を
持っていようとどうでも良いようにも思うが
サブタイルというか、
リンカーン弁護士を名乗っているので
時々思い起こさせる文章もあって
作家も大変だなと読み進めた。

上下巻に分かれてるが、
それぞれが360ページくらいなので
1冊でもいけそう、
読みだしたら読みやすいので
どんどん読めていくが
深みはそれほどない。



ただ主人公の心の痛みとか
事件の裏に隠されたモノが
分かってくると

さすが、シリーズ化されてるだけある
事件そのものと並行して
主人公の私生活のアレコレも
色々感じるところがある。


でも、この日本語タイトル
意味が分からないね、

「罪責の神々」ってタイトルで
内容の一部とかがなんとなくでも
分かった人がいたらスゴイことだ。

帯には「起死回生の逆転裁判!」とあるが
そこまでハラハラドキドキは無かったかな。

心が離れた娘との交流や
元妻、スタッフ達など
何作か読んできているので
そういう部分も面白い事は確か。


次も読む。
というかすでに買っているが
芥川賞と直木賞が発表されたので
読む順番が入れ替わったので
いつになるかな。

★オススメ度★

この作品からシリーズを初めて読むなら
ススメない
シリーズ1作から読んだほうが
絶対に楽しめる。

★100点満点で75点

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