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映画「ザ・マスター」まさに演技賞の熱演、でもストーリーはもうひとつ

2013-04-17 16:51:27 | ミニシアター系映画
映画「ザ・マスター 」★★★☆
フィリップ・シーモア・ホフマン、ホアキン・フェニックス
エイミー・アダムス、ローラ・ダーン 出演

ポール・トーマス・アンダーソン監督、
138分、2013年3月22日より全国公開
ファントム・フィルム
(原題/原作:THE MASTER)





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本年度アカデミー賞の
主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞ノミネート作品



「新興宗教創始者をモデルに
人間の深層心理に鋭く迫る問題作。
第2次世界大戦後、
精神に傷を負った元兵士が
宗教団体の教祖と出会い、
関係を深めていく様子を
スリリングかつドラマチックに描く。」

シネマトゥデイHP解説より


時々耳にする新興宗教という
ちょっと耳障りなキーワード、

トム・クルーズやジョン・トラヴォルタが
信仰していることで有名な実在の団体がモデル、
だからその存在の是非より
そこでは創始者がどんな人物であり
あるひとりの男が、その団体と、
どのように関わっていったのかが描かれている。



第2次世界大戦後のアメリカ、
アルコール依存症の元兵士
フレディ(ホアキン・フェニックス)が
「ザ・コーズ」という宗教団体の
教祖ドッド(フィリップ・シーモア・ホフマン)に出会い、
心底心酔するというより
自分の心の奥底の言いようのないものを
かきまわされた様な気持を抱えて
フレディは活動に参加し続ける。



何も奇跡を起こすとか
自分が絶対者であると言ってはいないが
どうしても見てるこっちは
色眼鏡でみてしまう、

どうしてなんだろう?
これはこれまでの経験値のせい、
事実はどんなかは実際は知らない。


ただそれ程胡散臭くないなら
自分が信じられるものを見つけられたら
それはそれで幸せなのだろうなとも思う

でも心のどこかでそんなものの
存在を信じきれないからだろう
そんな都合いいものは無い
自分で解決するしかないと
思っているんだろうな。


映画はやはりそのあたりは
曖昧に描いている
もちろん主人公がそれで
心の平静を得たような
ハッピーエンドには出来ないから
こんな終わり方しかなかっただろう
「心の救済」については
明確な答えはここには無い。



しかし主要人物3人が全て
演技賞候補になっただけあって
演技としては見もの

時に息苦しく感じられるのは
何か強烈に信じきれるものを
誰もが求めているからかもしれない。

見逃したくない名作とまでは言わないが
何か感じるところは
誰でもありそうな映画体験。

★100点満点で75点

soramove
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