soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

書籍「往復書簡」そろそろこの書き方止めませんか?

2010-11-16 22:58:22 | 読書の時間
「往復書簡」★★★平凡な出来
湊 かなえ(著),、幻冬舎、2010/9/21/1版
( 265ページ , ¥ 1,470 )

<リンク:
往復書簡

往復書簡

価格:1,470円(税込、送料別)

>@


                    →  ★映画のブログ★
                     どんなブログが人気なのか知りたい



「書簡形式の連作ミステリ。
同じ事柄を別の人が語ると
全く違う真実が見えてくる、
そんな今までの書き方を踏襲しつつ
今度はそれを手紙のやり取りで実現、
成功しているかどうかは微妙、
そろそろこの書き方卒業したら・・・」


卒業して10年、
心に引っかかっていたある事故について
久し振りに放送部の同級生と
地元の結婚式で出会ったのを機に、
その事故の真実をはっきりさせようと
手紙を送り、
それぞれの視点で事故を語っていく。


携帯でメールの時代、
手紙は自分の考えをちょっと冷静に
見つめることができる、

書き終えてもう一度読み返して
自分の本当に言いたいことが伝わるだろうかと
再度考えたりもするから。

そのあたりにこの「書簡」という手法を
今回使ったヒントがるのかもしれないが
どうにもまだるっこしい、
電話ひとつできないのかなぁと
かつては親友と言っていた人達にさえ。



その他の短編もミステリータッチで
過去の事柄をもう一度確かめたい、
それも言葉じゃなく
手紙で、というもの、
「告白」が素晴らしく鮮烈だっただけに
その後だんだんその感動が薄れていくのは否めない

残念だ、
けれど今度こそと期待させてくれる「何か」は
まだ持っているので次に期待しよう。

★100点満点で55点



soramove
★この記事が参考になったらココもクリック!よろしく(1日1回有効)←ランキング上昇ボタン

映画化された「告白」は鮮烈だった、だから期待してしまうのは仕方ない。

★人気映画ランキングはこちら、どんなブログが一番読まれているか