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映画「ハート・ロッカー」ヒリヒリするような恐怖を感じる

2010-03-17 00:09:13 | ミニシアター系映画
「ハート・ロッカー」★★★★
ジェレミー・レナー、アンソニー・マッキー、ブライアン・ジェラティ、レイフ・ファインズ、ガイ・ピアース 主演
キャスリン・ビグロー 監督、131分 、
2010年3月6日公開、2008,アメリカ,ブロードメディア・スタジオ
(原題:THE HURT LOCKER)



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「アカデミーの作品賞と監督賞という
主要部門を元ダンナから奪い取ったキャスリン・ビグロー監督の
骨太な戦場の爆弾処理班の日常を描いた映画、
女性の全く出てこない映画を女性監督が作ったという事実、
この情熱とセンスの良さには拍手したい」



アメリカへ帰る日を指折り数えるような日々、
きっと「自分たちは何をしてるんだろう」と
彼らは何度も思っただろう、
誰の為に命をかけているのだろう。


そんな想念とは別に
命を懸けた爆弾処理の現場では
一分、一秒が
ひとつの判断が
全てを終わらせてしまうことにもなりかねない、
そのヒリヒリするような緊張感が
前編に渡ってピーンと張りつめ
いつ爆発するかとこっちも
息をつめて見入ってしまう。



こんな修羅場を乗り越え
帰国して果たして普通の暮らしができるだろうか、
って普通って何だろうってことだ、
そしてまた考える「何の為に」銃を向けているんだ
と。

9.11直後、全米はもちろん
ほとんどの国はイラクへの憎悪を加速させ
何が何でもぶっ潰さないとという機運に満ちていた
今はどうだ、国を率いていた人が悪かったと
誰かに誤りの全てをかぶせているが
実際は誰もが大手を振って賛成していたこと、
そしてそれはまだ続いていて
そのことが我慢できないとでもいうように
「早く終わらせよ」と叫ぶ。

どうなったら「終わり」が来るのだろう、
そして当事者となった兵士の「終わり」の日は
来るのだろうか。


骨太で見ごたえがある映画だった、
ただし、
「アバター」の方が映画として好きだな、
これは自分がアメリカ人でないからかもしれない、
当事者と傍観者では感じ方は全く違うだろうから。
でも10年後振り返った時
記憶に残っているのは
「アバター」の青い巨人だと思うな。


とはいえ、そんな気持ちは別にして
映画を比べることはナンセンスだ、
どちらもテーマを持った素晴らしい映画、
見ようか迷ってるなら
是非劇場で目をそらさないで見て欲しい。


★100点満点で80点


soramove
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自爆テロのシーンは怖かった、
これが真実だということが分かってるだけに怖くて仕方なかった。

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