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読書と旅行と柴犬のブログ
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「君のためなら千回でも」懐かしくないのに心を揺らす風景がある

2008-03-10 00:09:15 | ミニシアター系映画
「君のためなら千回でも」★★★★オススメ
マーク・フォスター監督、アメリカ、2007年、168分



アフガニスタンの混乱振りを
相変わらずTVで見ていると
この映画の主人公が少年だった頃の
美しい街が夢のようだ。

凧合戦の凧を少年たちが追っていくと
カメラは人々の暮らす街角や畑や木立や
そのずっと向こうの山々を映し出していく。

これらがみんな失われてしまったかもしれない、
そして主人公も大人になり、
手放した大切なものを取り戻すたびに出る。

とても残酷な物語だ、
そしてそれらが特別じゃない、アフガニスタンに住む人達の
今は日常の一部となっているのだ、
そんな事実が胸を揺さぶる、
そしてこの映画のもうひとつのテーマは「後悔」だ。

「もし、あの時あんなことをしなければ」
或いは、もしも
そんなことを言っても時は戻らない、
分かっていても取り返したい時が誰にだってあるのだ。


そしてこの「後悔」という部分が
もうひとつこちらに伝わらなかったのは残念だが、
余りある驚きの風景を見せてくれただけでも
この映画を見た価値はある。


あんな子供達の走り回るような
小さな道を歩きたいな、
角を曲がったら誰かがぶつかってくるかもしれない、
でもそんなハプニングも笑えるような気がする。

★100点満点で80点


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