soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
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「ジプシー・キャラバン」命の輝きを見る奇跡の様な時間

2008-01-26 00:09:42 | ミニシアター系映画
「ジプシー・キャラバン」★★★★オススメ
世界各国のロマ(ジプシー)出演
ジャスミン・デラル 監督、アメリカ、2006年、115分




音楽は何故人の心を打つのだろう、
ここにあるのは超絶技巧でもなく
7オクターブの歌声でもない、
ここにあるのは、その人の生き様そのものだ。


インドを起源に全世界へと散った
ジプシーとも言われる、
故郷なき民族。

世界で活躍する彼らが集まり、
全米ツアーを行う、
かなり年配の人が多く、時折疲れた表情も見せるが
ステージの上での彼らの輝きに
自然と涙が出てくるのだ。

生きていること自体が感動するって
たまに聞くけれど
この映画を見て、それが実感できる。

悲しい過去とかが強調されがち
だけれど、感じたのは、それでもこうして
歌い演奏できる喜び。

自分には何があるかなとふと思う、
別に誰かに影響なんて与えなくても良い、
どんなふうに見られても構わない、
ただ自分の好きなことをしたい、でも
それが見つからない。

だからかな、彼らの生き様が眩しいや、
誰かの為に何かをするなんていうと
おこがましいが、自分が好きなことをしていたら
それが結果的に誰かの為にもなっていたら
そんな幸福なことはないだろう。


映画が終わって
サントラを劇場で購入、
こんなこと初めてだ。

以前、「ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ」っていう
映画があって、全体的には似た作りになっている、
でもそんなことはどうでも良い、
彼らが生きて彼らの命の音楽を
届けてくれたことを確かに見て感じたということが
大切なことだから。

★100点満点で100点、
点数はつけられない、映画としては75点かな★

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夢のような時間を映画には求めている、
でもたまにはこんな魂の歌声もいいな、
見ることができてよかった、ありがとう。

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