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soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

書籍「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」生きていると,いろいろあります。。

2020-12-23 14:09:02 | 読書の時間
書籍「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」生きていると,いろいろあります。
書籍「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」
岸田 奈美  (著) 出版社 : 小学館 (2020/9/23)

新聞の書評で面白いとあったので
この、ちょっとベタなタイトルの本を
読んでみた。

自分は地下鉄の移動で
よく本を読むけど、
この本は要注意、
ふいに来るんだよね、
ガーっって、
こんなに泣いたの久し振りだ。

内容は
「車いすユーザーの母と
ダウン症で知的障害のある弟、
ベンチャー起業家で急逝した父――」
そんな家族の日常を描いてる、
きっと本の帯で、これを見ただけなら
この本を読まなかっただろうな。

そういうどうしようもない困難に
泣きたい気分じゃないからね。

でも、何気ない日常に
心を揺さぶられることが沢山ある、
改めて感じた、
大変なことなんて日常には
そうそう訪れない、
笑い飛ばす元気さも、
忘れるという素敵な特技も
なんだか切なくそして元気をもらえる。

そんな本でした。

書籍「ァネヴー・ゲーム 」ジェフリー・ディーヴァー (著)展開はさすが、ストーリーの中身はもうひとつ

2020-12-09 09:35:02 | 読書の時間
書籍「ァネヴー・ゲーム 」ジェフリー・ディーヴァー (著), 池田 真紀子 (翻訳)  
出版社 : 文藝春秋 (2020/9/25)、383ページ

「あのディーヴァーが新シリーズを始動!」
このコピーだけで、すぐに読み始めた。
はリンカーン・ライムもキャサリン・ダンスも
出てこない新シリーズ。

主人公コルター・ショウは懸賞金ハンターという
日本ではありえない職業、探偵に近いけど
依頼を受けて動くのではなく、
懸賞金のかかった事件の解決につながる
証拠などを見つけて懸賞金を頂くというもの。

わずかなヒントから次への展開を
見せてくれるのはさすが、よく考えつくものだ。

ただ新シリーズということで
主人公の背景説明や考え方などに
ページが割かれていて、
スピード感はもうひとつ。

すでにアメリカでは続編が出ているので
今後、身近な存在になって
「さあ、今度はどんな事件かな?」と
楽しませて欲しいものだ。
☆☆☆
年末になると、以前はパトリシア・コーンウェルの
「検屍官シリーズ」を楽しみにしていたが
最近は、内容が大したことないのに
薄い2冊の文庫でそれがまた、1,000円超えてて
今年はどうかな?
でも、出たら買うんだけどね。
☆☆☆

「水を縫う」手芸好きな男子高校生の日常

2020-11-17 21:36:54 | 読書の時間
「水を縫う」寺地はるな(著)(読書の備忘録)
(2020/7月読んだ)

手芸好きの男子高校生は
学校では浮いた存在だけど
本人はそれほど、気にしていない様子。

ホントはそんなことないだろうなと
思いながら読み進める。

一番多感で他人の目が気になるし、
社会人のように学校生活は
他人とは
切り離せない場所だからね。

だからこの、現実感の無さは
気になった。

そして過去の記憶から

―かわいいものや華やかな場が
苦手な姉のため、
ウェディングドレスを
手作りすると宣言するー

大丈夫か、いくらなんでも
結婚式の衣装だぞと思うが
まあ、小説だからねと。

ふわふあっとした
なんかとても大切なものが
そこにあるのに、現実感のなさが
そうさせるのか
もうひとつ、こちらに届かない。

それでも
「失敗すること」
「雨に濡れること」
日常の何もかもが
時には必要なのだなぁと

強い何かをそこに求めないなら
こんな読書体験もアリ

☆☆
最近は読んだ本はほとんど
すぐにメルカリで売ってる、
買うことも多いが、皆きれいな
状態で送られてくるのが嬉しい。
☆☆

「ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち」このリアル、ちょっとなかったな、お見事!

2020-11-13 09:13:28 | 読書の時間
「ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち」ブレイディみかこ   (著)(読書の備忘録)
(2020/7月読んだ)

前著『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』は
書評もよくて、すぐに読んだが、
こちらはその同じ界隈で
主人公を子供からおっさんに
移して、イギリスの労働者階級の
“今”がホント、リアルに伝わる。

スゴク面白い。

EUからの離脱という
まさに旬の事件を
実際に生活者の目線で
伝えてくれている。

これはニュースじゃ分からない。

保険医療サービスは、
国民皆保険の日本では
想像も出来ないくらい、
でも痛い出費をしてからこそ
声を上げるのかも。

公共施設の閉鎖による
図書館の消滅などが起こっている
 
これは近い将来の
日本の姿でもあるのか?

あれこれ問題はあるけど
なんとかしぶとく生きてる
当たり前だけど、強くて
優しくて、生きてる手触りみたいなものを
感じられる一冊だ。

もっと読みたい。

☆☆
寒くなってきて
いつまで朝、犬の散歩に行けるか。
☆☆

「動きだした時計 ベトナム残留日本兵とその家族」日本語教師の奮闘に感謝!

2020-11-09 09:14:19 | 読書の時間
「動きだした時計 ベトナム残留日本兵とその家族」白石 昌也  古田 元夫  坪井 善明  栗木 誠一  小松 みゆき (著)(読んだ本の備忘録)
(2020/9月読んだ)

ベトナムに日本兵が
戦後も残ったということが
最初分からなかった、
そんなことあったの?

妻子を残して帰国した人も

本を書いた小松さんは
日本語教師としてベトナムに渡り
そういう人たちがいることを知った、
そこで「その事実」を伝えるだけじゃなく
自分から情報を頼りに
会いに行く行動がすごい、
こうありたいなと感じる。

でも、なかなか出来ないことだ。

海外にいるからこそ
余計と日本人であることや
その歴史を感じることもある、
自分がそこにいる意味
自分の居場所

色々考えさせられた。

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松坂慶子主演で「ベトナムの風に吹かれて」
映画化されている。
アマゾンプライムかネットフリックスで
見られるか調べよう。
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