走快エイトの気まぐれ人生

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良きサマリア人に遭遇

2009年05月14日 05時32分04秒 | 消防団
「災難に遭ったり急病になったりした人など(窮地の人)を救うために無償で善意の行動をとった場合、良識的かつ誠実にその人ができることをしたのなら、たとえ失敗してもその結果につき責任を問われない」という趣旨の法を「良き(善き)サマリア人の法」というそうです。誤った対応をして訴えられたり処罰を受ける恐れをなくして、その場に居合わせた人による傷病者の救護を促進しよう、との意図があるとのこと。

アメリカやカナダなどで施行されているそうですが、残念ながら日本での立法化は、様々な問題があり難しいようです。この「良きサマリア人の法」は、ブログで知り合った現役の消防士さんから学ばせて頂きました。自分が、もし窮地の人に出会ったら、手助けは可能だと思いますが、「自分が手を出したばかりに、余計状況が悪化したらどうしよう。野次馬になって知らんぷりしておこうかな。」と心の中に棲む悪魔が囁くことでしょう。

実は、昨夜の車内で電車がある駅で停車したまま動かないので、どうしたのだろうと思っていたら、正確には聞き取れませんでしたが、「お客様の中で具合の悪い方がいらっしゃいますので、医療関係の方がお出ででしたら、至急○号車までお願いします。」といった放送が流れたのです。すると、私の脇に座っていた若い女性が、現場へ向かってダッシュしていきました。全く心の葛藤もなく、使命感で身体が動いた様子を見て感動しました。

間もなく救急車のサイレン音がしたので、急病人は病院へ無事に搬送されたようです。電車は停車して10分もしないうちに運行が再開されました。学校や会社帰りで、ちょっとでも早く帰りたいというのが本音でしょうが、車内の皆さんも黙って運行の再開を待っていたのは、素晴らしいことだと思いました。現場へ駆けつけた女性の勇気ある行為が報われ、救命の連鎖となって、倒れた乗客も大事に至らず無事なことを願いたいです。


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