走快エイトの気まぐれ人生

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貴重な発見資料

2011年03月24日 17時06分12秒 | その他
本日の午前中、今年度最後の教育委員会評価委員会に出席してきました。その際、教育長さんから「会議終了後に宜しければどうぞ。」とのお誘いで、ある貴重な資料を一緒に拝見してきました。それは、町内のあるお宅の物置から、最近になって発見された寺子屋に係るもので、町社会教育課の文化財担当の職員が中心になって分析・調査され、昨日から公民館において期間限定の展示となったそうです。

明治時代に全国で正式に学校が誕生する前の江戸後期と推定されるそうですが、我が町には数か所の寺子屋があったことが資料で確認されています。寺子屋とは、江戸時代の一般庶民を対象にした私的教育機関の総称です。天保年間(1830~1843)から幕末期にかけて、全国で爆発的に増加したそうです。「青樹堂(せいじゅどう)」と呼ばれる我が町にあった寺子屋の資料ですが、素晴らしい物ばかりでした。

教科書類(数学・地理・歴史・道徳・漢文などにあたる各教科のテキスト)・矢立(筆入れ)・塾生の名簿などを拝見し、感動しました。教科書は、原本を写した物が使われており、作成された期日は古い物ですと天明3年(1783年)と記載されており、よくこんな印刷物が現在まで朽ちずに残ったものだと不思議に思いました。全て漢字で書かれており、挿絵や説明図が無ければ、まるで漢文の教科書みたいでした。

同伴して下さった町職員の方の説明によると、『当時の寺小屋では、制度はまちまちでしたが、地域によっては授業料が現金払いだけでなく、農作物などによる現物払いという所もあった。入塾・退塾は自由で、学習内容は俗に言われる「読み」「書き(習字)」「そろばん」を中心にした学問のほかに、人間関係の基本である「禮(れい)」や「躾(しつけ)」にまで及んでいた。』とのことで、とても驚きました。

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