走快エイトの気まぐれ人生

家族・スポーツ・スペシャルオリンピックス・教育・消防団・仕事・テレビ番組などの話題を、気ままに綴っていきます。

平和じゃないと、こんなことも困るんですね。

2014年10月14日 22時20分46秒 | 自分&家族
2014/10/14 フェイスブックに投稿した文章を、ご紹介させて頂きます。これは、福祉に関わる大勢の方に対して失礼な内容かもしれませんが、知的障害者を持つ家族としては考えざるを得ないものとして、ご理解頂ければ幸いです。

「個人的なことですが、もし戦争が起こったら、どんなことが今の自分にとって大変なのか?困るのか?考えてみました。ちょっと、第三者には極端な話に感じるかもしれませんが、ご了承願います。10月14日20時から某国営放送で放映された番組で、「沖縄で語りだした障害者たち」という映像を視聴して、考え込んでしまいました。私には、知的障害を持つ子どもがいます。年齢は19歳ですから、戦争が起きれば徴兵されるのは避けられません。見た目は健常者と変わりませんし、体格も172cmで75kgといった堂々とした体格です。障害について理解していない方からすれば、息子はキビキビトした動きが出来ませんし、相手の話を理解する力も劣っていますので、ふざけているとか、故意に仕事をさぼろうとしていると勘違いされるでしょう。昭和の戦時中の映像を見ると、きっと息子は軍隊の教官に半殺しにされるか、本当に殺されてしまうかもしれない恐怖感が湧いてきました。敵国とされる相手の国の兵隊からではなく、自国の先生とされる教官に殺されたら、親の私は狂ってしまい、その教官への復讐に命をかけてしまうかもしれません。

目が見えない、片腕がない、車椅子に乗っているなど、身体的な障害ならば、誰が見てもすぐに障害者と理解できます。しかし、知的障害は違います。見た目は健常者であり、障害者とは分かりません。言動をしばらく見れば、何か変だと感じるかもしれませんが、なかなか障害によるものと理解するのは難しいことでしょう。平和な世界だからこそ、障害者についての福利厚生が、国や地方自治体により実施されているのです。万が一、再び戦争が勃発したら、真っ先に障害者は戦えないとか、避難する際の邪魔者になると考えられ、健常者である多くの自国民に虐(しいた)げられることでしょう。どんなに素晴らしい知識のある福祉の専門家であっても、経験豊富なスタッフの方でも、いざとなれば自分を守ることを優先し、障害者は蚊帳の外。彼ら、彼女らを守れるのは「家族」だけといった気がしてなりません。先般、朝ドラでヒットした「花子とアン」でも戦時中の様子が克明に表現されていましたが、結局は弱者は生きる術(すべ)がないに等しいのでは?歴史は繰り返すと言われますが、決して日本は戦争に巻き込まれても、自ら起こしてもいけないのです。」


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